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イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

熱愛はないのでしょうか

2008-07-19 17:59:53 | 再放送ドラマ

再放送中の『その灯は消さない』は、いつか来るぞ来るぞと思っていた場面が17話にしてついに来ました。長女・律子(吉野真弓さん)が「付き合っている男の人がいる」「ルポライターで名前は川合祐治(大橋吾郎さん)」と打ち明け、ヒキツケ起こしたみたいになる智子(坂口良子さん)。十数年前、他の女を部屋に連れ込んでいるところに来合わせ、生木を裂く様にして別れた昔の彼氏ですよ。もちろん夫・藤夫(柴俊夫さん)にも話していない過去の生傷。

律子から「お母さんのことも彼に話したの、彼、会ってみたいって」まで言われて周章狼狽。名前と職業と、年が律子よりだいぶ上だということ、「私の人生を変えてくれる人かもしれないと思ったの」だけしか聞いてない段階で、「付き合うな」と言ったらあまりに理不尽で説得力がないだろうと、智子もわかっている。

しかし何もいきなり過呼吸症候群というか、動悸息切れみたいにならなくてもね。ドラマ、特に昼ドラマの中でしか発生しにくい状況だけに、こういうときの“衝撃”をどう演技で表現するか、悩ましいところではありますな。

視聴しながら智子の身になってみたり、律子の目線になってみたりするのですが、お堅く育った適齢期の娘としては、エプロンの似合う家庭的な顔の下に“まだまだオンナ現役”の匂いが芬芬する智子のような女性を「お母さん」と呼び、娘として接するのがどうも居心地の悪いところはありますね。

ドラマだからって言えばそれまでなんだけど、智子、自宅にいるときも台所に立つときもビシッとメイクして髪ひとつ乱れていたことがないし、「お腹すいた?じゃお母さん得意のホットケーキ焼いてあげるワ」なんて小首の傾げ方が、「“かわいい”で評価されてきた女性」のままなんだな。たとえ喉や目周りに小じわ中じわが目立ってきていても、“かわいい”と言われつけて年を重ねてきた女性は、そのタームからなかなか解脱…いや離脱できないものです。娘として、“母”がこういったふうなのは、そこはかとなく落ち着かない。

また坂口良子さんが、14年前の川合とのつらい別離以降、縁あって優しく堅実な夫に出会い、押しも押されもせぬ大企業の、重役の覚えもめでたい出世コース管理職の妻として、母として主婦としてだけでなく、サイドビジネスの宝飾デザインも順調で満ち足りているにもかかわらず、心身の“恋愛中枢”のある部分が凍結して時間が止まってしまっている智子のディレンマを実によく表現してもいるのです。お腹をいためた実の子・次女の可奈(←小学生)に対するときに比べて、先妻の子の律子と健一にはやはり暗黙の遠慮があり、プライバシーに踏み込むときには「何かあった?」「悩みごととか?」と小首にますます角度がついて様子様子した素振りになるのもリアリティがある。

思い切り言ってしまえば“母親”とは一種“汚れ仕事”です。“キレイかわいいで評価されたい”“オンナとして遇され愛されたい”を、剥ぎ取られるのではなくみずから好きこのんで捨ててしまわなければ、母親にはなりきれないし、母親たり続けることもできない。

しかしもともと低くはなかった“恋愛体温”が、川合との間で最高温に達したとき“瞬間凍結”したままの智子は、なりきっているつもりで実は“母親”の体温になっていないのです。

智子は14年前川合に「一方的に裏切られた」「再び自分の前に現われたら、娘をだしに嫌がらせぐらいするかも」と怯えていますが、実は川合は行きつけのバー“メンフィス”のマスター(不破万作さん)には「別れた妻より、謝りたい人がいる」ともらすなど、むしろ懐かしく“戻せるものなら戻したい”気満々みたい。演じる大橋吾郎さんのトッポい雰囲気のせいで、どうも律子に対しては大人の男としての真剣な恋愛感情というより“開発することに興味持ってるだけ”感が拭えないのですが、律子の「お母さん」が智子と知ったときの川合のリアクションも見ものだなあ。

96年本放送のドラマらしく、一応業界では敏腕で通っているらしきフリールポライター川合のマンションにも、素敵な部長さん藤夫に秋波送りまくりの重役秘書・桂子(麻生真宮子さん)のデスクにも、熱転写プリンタ一体型のラップトップワープロが。当時は最先端のデスクワーカーもコレだったんですよ。美術協力のクレジットを見るとF社の製品らしい。

いま同じF社製のPCを使ってこのブログも書いているのですが、やはりものを書くにはワープロがよかったなと思うのです。程のよいアナログ感がありましたからね。

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働く男はカッコいい

2008-07-18 22:26:21 | 朝ドラマ

NHK『瞳』の将太くん(中村咲哉さん)は、どうやら無事実母(小池栄子さん)とお祖父ちゃん(田中健さん)に引き取られて伊豆大島へ行くことになったようですね。“子を持って知る親の愛”とよく言うけれど、利男お父さんが娘の自分をどうでもよくてお母さんと離婚したのではなく、ずっと心にかけてくれていたこと、漁船に乗るときは自分の写真をお守り代わりに持っていたことを知って、精神年齢発達のある部分が情緒不安定な子供のまま止まってしまっていた美紀恵さんも初めて「自分も将太を愛する親であらねば」と実感したのではないかな。“子を育てるために必要な心のありよう”って結局、親から子へ伝承されるのがいちばんいい形ですよね。

お母さんと伊豆大島へ行くか、いまのまま月島で暮らすか、どちらがいいかと問われて「ボクお母さんと一緒ならどこでもいい」と将太くんが答えたときの、勝太郎お父さん(西田敏行さん)と瞳(榮倉奈々さん)の“やっぱりか…”“でも将太、自分の意志でよく言った”“お母さんには勝てないね、勝ち負けじゃないけどね”と万感こもった微妙な笑顔もよかったし、「将太が引っ越す前に、明お兄ちゃん、友梨亜お姉ちゃんと一緒に皆でどこか行こうか」との提案に「いつもと同じがいい」との結論、でも残り1ヶ月を切って明くん(吉武怜朗さん)が「月島にいるうちに、僕の好きな場所に将太を連れていってあげたい」と言い出し、瞳「じゃあいちんちだけ将太連れ回しちゃおうか?」となったくだりもよかった。

実のきょうだいとは違う他人同士、縁あって愛情深い里親さんのもとで一緒に暮らすようになった里子たちには、どこかで“いつもと同じ普通の日々”にも“いまだけの一期一会感”があるんでしょうね。

展開が行き当たりばったりだとか、里親里子システムの扱いや紹介ぶりが通り一遍で浅いとか、鰹節屋ジュニア・勇蔵(安田顕さん)がしばしば見せる褌姿が朝から見苦しいとか、ネット上ではあまり評判の良くない『瞳』ですが、要所ではじわっと来たり考えさせる場面がちゃんとある。月~土オビ、週6話で半年=6ヶ月もあるんだもの、少しぐらい脚本が緩くても、ぬるくてもいい。むしろ当然じゃないですか。

「これこれこういうメッセージを入れ込んで、こっからここまでを舞台にこれこれこのキャストで、26156話、各15分テーマ曲OP抜いて1415秒よろしくね、じゃそういうことで」って言われたら、月河ならアタマ抱えるな。ひゃくごじゅうろく話。何をどうして引っ張ればいいんだ。自殺しちゃうかも。

1分ぐらい埋め切れないスペースが空いて、“まゆげ猫”でどうにかしようごまかそうってことになっても仕方ないんじゃないかな。

それにしても、曲にも振り付けにもメリハリないな“まゆげ猫”。一度見たら忘れられない突飛なポーズとか発声とか、サプライズがなんにもない。ウケてるのかウケてないのか。

いままで観た中でいちばん好きなのは夏コンの練習に余念ない瞳に見せようと里子さんたちが“まゆげ猫”を練習しているときにローズママ(篠井英介さん)が通りかかった場面ですね。将太「おじさんは、おばさんなのーー?」がよかった。

その後の「人間よー!」「ボクもー!」「じゃーお友達ねー!」は蛇足だったけど。

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クチが虚ろと書いて

2008-07-17 19:40:42 | 昼ドラマ

『白と黒』は第14話。以前ここで“話が小さくて狭い”“コップどころかお猪口の中の嵐”とネガティヴに書いたことがありますが、礼子(西原亜希さん)の、“客観的に突き放して見れば考え過ぎ、思い過ごしとも見える”程度の疑念と、そこにこだわって不器用に、あてどもなく藪をつつこうとする行動をお話の発端にもってきたことが、3週め後半のいまじわじわと、しかし加速度的に効いてきています。

一年前の沖縄旅行でけじめがついたはずの一葉(大村彩子さん)の章吾(小林且弥さん)への想いを再燃させたのは、実は礼子が章吾の求婚で舞い上がった、ホヤホヤ湯気の立つなまなましい喜びを無防備に一葉にさらけ出してしまったことから発しているとも言える。

1話冒頭の、研究所への道すがら一葉自身冗談めかして礼子に語っていますが、たとえ章吾と一葉の過去の付き合いがなかったとしても、お見合いを繰り返して「残念な」結果が続いている同年代の女友達に「あこがれていた人からいまさっき、ソコでプロポーズされちゃった、夢みたい」なんて幸せまる出しでベロンと言ってしまったら、そりゃ人身事故起こすほどじゃなくても心中穏やかならなくなろうというもの。ここらが“善意と理想の人”ゆえの礼子の弱点。

研究所を主宰する桐生父(山本圭さん)と、不動産屋の一葉父・秋元(浜田晃さん)との反目対立を表面化させるきっかけとなった東谷(ひがしだに)の土地の借用・買取り問題にしても、いきなり舞い戻ってきた聖人(佐藤智仁さん)が若く異性免疫のない女子研究員・珠江(斉川あいさん)にちょっかいを出して動揺させうわのそらにさせた(←聖人に画才だけでなく“女心の洗脳制御力”があることを観客に提示し、のちの一葉への注進作戦へとつなぐ重要なエピでした)ことが起因していますが、そもそも4年も音信普通だった聖人が桐生家に再び腰を落ち着ける気になった最大の動機は礼子の存在です。

1話であわや引火炎上の事故車から動けないところを救出した女性が、優等生で父の覚えめでたい、癪に障る兄・章吾の婚約者であること、しかも章吾と一葉の過去の関係に一抹の不安を抱いてタオルを持ち出したりしていることを知ったのが、聖人のアンテナに見事にひっかかり、「あんた、おもしろいな。…おもしろいよ」となった。

聖人は章吾によれば「天才的な嘘つき」(14話)だそうですが、むしろ“どういう人がどんなものを見聞きすれば、どういう状況になれば他人を疑ったり恨んだりするか”を察する感覚において天才的と言うべき。清廉潔白をもってみずから任じ、自分を出来損ない息子と疎む父と、そのイエスマンである兄への積もり積もった憤懣に「こうすればひとアワふたアワ吹かせてやれるな」という“霊感”を与えたのは、自身は気づいていませんが、実は礼子。

いま現在劇中で出来している状況のほとんどは聖人の“黒い”意図的行動によるものですが、端緒には“人を疑うことに慣れていない”礼子の“白さ”がある。

人の善意・善良さが、別の人の悪意・負の感情をインスパイアし増幅させる可能性の怖さを、このドラマは見事に切り取っています。序盤の“話の小ささ狭さ”“悩んだりじたばたしたりするほどでもないことにこだわり過ぎ”と見えたのは、人物たちの情動と行動のここまでの連鎖に是非とも必要な要素だったのです。

“白”の地にぽつんと点じた芥子粒ほどの“黒”が、徐々に灰色の波紋を広げ、濃くし、大きな“黒”を喚起し覚醒させていく、言わば“白→黒わらしべ長者”ストーリー。

今後も「新たな展開を生むのは“白人物”もしくは“白部分”のほう」と肝に銘じて観るべきでしょう。

それとは別に目下の興味は、礼子の存在をツールにして父と兄の鼻をあかしてやるはずだった聖人が、本音では礼子を自分のものにしたいと思いはじめているのが、表層の出来事や台詞の応酬の下にしっかり透けて見えるようになってきているところにあります。

12話で「あんたと兄貴を別れさせようと思って(章吾と一葉の交際→別れのいきさつがわかるような仕掛けを)やったんじゃない」と礼子に弁明していますが、すでに「あんたがいないとつまんねぇ」どころか、礼子なしではいられないカラダ(?)になっていることを、嘘つきの天才・聖人がまだ自覚していないという皮肉が、このドラマのいまの“最深部”です。

昨日(16日)放送の13話で礼子のアパートを不意打ちキス後、ともに縁が薄かった親との昔話などしてしんみり盛り上がり姉弟のように清らかに眠ったあと、朝食の買い物に行くと言って出かけたまま帰らなかった(実は入れ違いに訪ねてきた章吾が礼子と抱擁するのをドア外から目撃、黙って立ち去った)聖人と、章吾の二度めの求婚に和解して再び桐生家に来た礼子が、階段をはさんで顔を合わせる場面が、14話ではなかなかよかった。

13話で仲直りの後、章吾が聖人のサングラスを礼子の卓上で発見し「聖人がここに来たのか、一晩過ごしたのか」と不審を示したときに、礼子は「ええ昨夜、バイクで転倒して怪我をして」「誤解されるようなことは何もなかったわ、私を信じないの?」と悪びれもせず。これは礼子らしいのですが、本当にきれいさっぱり“顕微鏡レベルまで無菌状態”だったら言ってもよかった「朝食の材料を買いに行くと言って、あなたがここに来るちょっと前に出かけたのよ、来るとき会わなかった?もう帰ってくる頃よ」は、実は言っていません。

“疚しいことがなければ堂々としていればいい”“私は白なのだから、人も白と見てくれるはず”と信じて疑わない礼子は、その“白さ”ゆえに、ここで再び“黒”の聖人と思わず知らず秘密を共有している。

それでも、“なぜ聖人さんはあの後、帰って来なかったのかしら”という疑問、“一緒に朝ご飯を食べるところだったことは章吾さんに知られなくてよかった、章吾さんはああいう真面目一方の人だし、聖人さんを実際以上にワルく思っているようだから、あらぬ誤解を重ねさせるもとだったわ、くわばらくわばら”という安堵は多少なりとも胸中に去来しているはずで、聖人はまたもそこを見透かすように、「今朝はこれこれこういうわけで帰らなかったんだよ」というエクスキューズをひと言もせず、“ひとつ貸しだよ”と言わんばかり薄く笑んだまま礼子から視線を外すのです。

少なくとも「唇が知っているだろう」と。ここらへんの心理の綾の描出が見事。

礼子と章吾とをつなぐ目下の絆の象徴が、鉢植え=フェアリーホワイト

同じく聖人とをつなぐそれが、礼子養父母の唯一の形見=白天馬ペガサスのオルゴール。

どちらも“白”グッズなのも象徴的です。本当に怖いのは人間の“黒”部分ではなく、むしろ“白”部分であることをも象徴しているのかも。

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さぁもういっちょ

2008-07-16 23:50:33 | ニュース

忌野清志郎さん、心配ですね。57歳。腸骨行っちゃいましたか。

なんとなく周りの話や経験則から、男性なら前立腺、女性なら乳癌・卵巣・甲状腺など“リンパ節・内分泌周り”が原発巣のヤツは骨転移が多いようなイメージがあったのですが、喉頭がんも下肢骨に行くことがあるとは。

清志郎さんは喉頭がん告知の段階で声帯を失う可能性のある外科手術でなく、あえて放射線療法を選んだと聞きましたが、あるいはあのとき手術していれば…と思うのは又聞きの素人考えかな。歌い続けるために彼が選んだ方法が誤っていたとは思いたくないですけれど。

「このくらいは覚悟してたんで全然へこんでないから」というメッセージがまた彼らしくて、こういう状況でも“彼らしさ”を維持しなければならないところが、傍から見てると結構痛いのですが、逆に“維持しなければならないもの”を持っているということほど、厳しい状況での心強い支えはないのもまた事実。

清志郎さんとRCサクセションと言えば実は月河も不思議な縁がありまして、“他の洋邦ミュージシャンの中で突出して贔屓にしていた”時期は一度もないにもかかわらず、7980年ぐらいからでしょうか、どういうわけか学校、同好会、バイト、職場、どこへ行ってもそこに1人は清志郎&RCファン兼伝道師みたいなヤツがもれなく居る。絶え間なく居る。

まあ大半偶然でしょうが、そういう年代・世代・趣味志向の人の生息率の高い場所と、公私ともに縁があるということなんでしょうね。

一時は『エネルギーohエネルギー』がカラオケ“中盤戦”に入ったときの定番曲のひとつになっていたこともありました。

 ♪ アイツもボケたぜ? ワンパターン? マンネリ?

…と自虐的に客席を見渡してから、

 ♪ チクショーーー!! 陰口叩いてる奴ら ぶっ飛ばせ だからエネルギー

…とマイクスタンドを肩の高さに持ち上げ、持ち上げた勢いで腰をシュパッと落としてライフル乱射風にスウェーさせるのが気持ちよかった。RCのライブはナマで見たことがないけど、この曲のこのフレーズ限定なら清志郎さん本人より自分のほうがカッコいいんじゃないか、と快適に錯覚していたことも。

月河がこの曲で“唐紙一枚”開けると、あとは伝道師ポジションのヤツが『ロックンロールショー』や時間を置いて『多摩蘭坂』などを歌い、さらに時間をおいてから『雨上がりの夜空に』で締める、という流れができていたような記憶が。…ってことはなんだ、体(てい)のいい“前説”だったのか月河。

 それはともかく、30年近く前そんな風に“RCフルコース”を敷き清志郎さんに自分を重ねていたのであろう当時の“伝道師”たちも、今般の二度めのカミングアウトをどこかの媒体から聞いて胸を痛めているのだろうなあ。ひょっとしたら清志郎さん本人よりへこんでるかもしれない。

当時まだJPOPなんて言葉も概念もなく、アイドルや演歌やギターの弾き語りが入り乱れるTVのヒット曲番組が華やかだった頃。そういう場面で(まだ)見たことのないバンドがこれだけ高体温なファン伝道師を持っているというのはちょっとした驚嘆もので、驚嘆ついでに乗せられてシンパシーを持ち“前説”の真似事をやっていたような部分もある。

 彼ら初期RCの自己志願“伝道師”たちとの懐かしい記憶のためにも、清志郎さんにはぜひまたステージに帰ってきてほしいと思います。

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コレがコレなんだよ

2008-07-15 20:24:22 | お笑い

暑いし、夜遅いしでついついビールが進んでしまう今日この頃。皆様如何お過ごしですか………って暑中見舞いではないのでありまして、前にも書いたような理由でここのところアメジストのペンダントをつけているため、人から「2月生まれだっけ?」と訊かれることがあります。もちろん違う。

自分の誕生“月”の石は本や出典にもよって4種類ぐらいあり、誕生“日”の石もあるのでもっとややこしいことになって、残念ながら最小公倍数的にすべての種類の、好みの形のものを手元に集めることができずにいるし、どれか着けたり出先に持ち歩いたりするときには、誕生石だからではなく、たまたまその日にパッと見、触れてその石のパワー、波長のようなものが好ましかったということが多い。

思うに、パワーストーンの“パワー”部分を感受堪能するのと、石を“ジュエリー”“アクセサリー”もしくは“貴金属”として消費し楽しむマインドとは別のものです

本屋さんに並んでいる石関係の本では同じタームで扱われていることも多いですけれど。

職場の月河のデスクにはいろいろな石が並んだりまた持ち帰ったりで、入れ替わり立ち代わりするので人に何のおマジナイ?と訊かれることがあり、たとえばカーネリアン(紅瑪瑙)のバイタリティを上げるパワーとか、クリスタル原石の頭の中を整理し明瞭にする働きについてちょっとだけ説明すると、だいたい言外に、たまに露骨に「…迷信(冷笑)」というリアクションをされることがあります。

パワーストーンのパワーは、仕事や恋愛が大忙しで充実している人、と言うより、人間が好き、人間の中で人間とつながり合い触れ合っていることが好きな人、趣味でも娯楽でも誰かと一緒にわいわいやるのが性に合っている人、特に携帯メールを手放せないような人には、あまり伝わらないし実感するのがむずかしいかもしれない。

血がかよい声を発し動き回るものより動かないもの、温もりのあるものより触れたときひんやり冷たいもの、生きて成長し繁殖したりすることのないものに触れるときがいちばん心やすらぐ人間(例:月河)、人間も“宇宙の、浮遊するひとかけら”だと思いたい、要するに人間嫌いで、人間中心の世の中も嫌いな、ヘソマガリな人間(例:月河)に、パワーストーンは向いています。

と言うよりも、そういう、“人間をやっていることが不向き”な人間(例:月河)に、ほとんど唯一向いている、楽しめる趣味・癒しがパワーストーンの“パワー”とも言えます。

 先述のような動機で最近お世話になっているアメジスト、ギリシア語の“酒に酔わない”という命名の語源通りの“人生の‘悪酔い(=嗜癖、耽溺、依存症)’を防ぐ”パワーのほかに、最近気がついたのは“抗アレルギー”効果もあるらしいということ。

背の青い魚は平気なのですが、鰤(ブリ)や寒ダラ・キンキ、とりわけ冷凍ものでない旬の秋刀魚などの脂の強い魚、時にはイカ・タコにもちょっと弱く、食べると足の踝(くるぶし)や膝など関節周りがよく痒くなる月河、最近はアメジストのおかげで、かなり量食べてもめっきり平気です。

単に節酒がうまくいって内臓の調子がいいだけのことかもしれませんが。

軽く素人なりの分析を試みると、アレルギーとは畢竟、高校生物でも習う抗原抗体反応のひとつで、本来身体に有毒ではないモノを、身体が“有害物”“外敵”として認識してしまい、何としても体外放逐しようと、鼻水・咳・くしゃみや発熱、あるいは発疹・蕁麻疹などを繰り出して反応してしまう症状です。

アメジストを初めとする石英~クリスタル系ストーンの“スピリットを研ぎ澄まし、整理整頓し、凛とさせる”働きが細胞レベルに感応すれば、“本来有毒ではないモノに無駄な反応を起こして身体を苦痛不快にしない”という方向に“研ぎ澄まされて”も不思議はないと思う。

本によっては、アメジストの項目に「アレルギー性の疾患や喘息の緩和に有効」とはっきり書いてあるものも。

雑誌などでは恋愛の順調進捗・成就のお守りとして採り上げられることの多いのもアメジストですが、合コンやパーティーが不得手で“異性アレルギー”を自覚している人なんかもぜひ試してみるといいと思います。「こういう場所、シチュエーションは苦手だ」「ああいうタイプは受けつけない」なんていう心の障壁が取っ払われて、思いがけず楽しく過ごせて、いままで圏外だった人の意外な魅力に気がつくかもしれません。

昨日(14日)夜の『お試しかっ!』は“女子中学生人気No1芸人決定戦”。ハイキングウォーキング1位。『オンバト』でおもに演る長いストーリーコントは、ときどきダレたりグダったりすることもあるけど、文節に区切ってショートコントにしたら、さすがに勢いがある。ネタ間のジャンクション、鼻歌みたいなクチ三味線のメロディーが映画『駅馬車』のテーマに似てたのは、何か元ネタがあるのかな。

て言うかこないだの“女装王No1”でもQちゃんに足引っ張られながら気を吐いた松田「スーパーイリュージョンやったらボクら大爆笑とってしまいますんで」ってどこから来るんだその自信。笑ったけど。取ってみろよ大爆笑。

今回のこの番組、いちばんおもしろかったのは、別室で審査する30人の女子中学生のルックスレベルが微妙に高いのね。メロンで言えば(何故メロンだ)“秀”“優”クラスを最前列中心に配置、わざとらしくない程度に、“ハズレ”も適宜散りばめて、絶妙に高い。たぶんテレ朝御用達の、人集めブローカー(聞こえ悪)が介在してるんでしょうね。それも破顔爆笑担当、ポカンキョトン顔担当、シラけ興味なし顔担当、ほとんどガン飛ばし担当と、ネタ見せ中のウケの曲線に応じてカメラで抜かれる顔が大体決まっていた。

まーそりゃあね、ラテ欄に“女子中学生”の文字を見た瞬間、芸人のネタよりソッチを“主眼”に狙って視聴する向きが、自動的に相当数発生しますわね。ここまで“粒揃い”なら、人選したディレクターもブローカーさんもいい仕事したと褒めてあげるべきか。

コメント (2)
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