つくばエクスプレス守谷駅南口（ブランズシティ守谷エアリータワー）

柏の葉キャンパス駅に戻り、再びつくばエクスプレスに乗り込む。
特急みたいなスピードなのに、通勤電車みたいに頻繁運転している。
もっとも、車内はがらがらなのだが、大丈夫なのだろうか。
またしても、ものすごいスピードで、晩秋の関東平野をつくばエクスプレスは、疾走していく。
しばらくすると、関東鉄道常総線と交差する、守谷駅に到着する。
なんとなく、地方によくあるような古い街並みとちょっと寂れた商店街。そして対照的な新興住宅地を思い浮かべていたのだが。
駅を降りてみると、見渡す限りなにもない。
どうしようか。なんにもないよ。
本当になんにもない。
それでも、気を取り直して、つくばエクスプレスの高架に沿って東へ歩いて行く。
すると、原野の中にポツンと巨大なクレーンが一機、立っているだけ。
その場所が、ブランズシティ守谷エアリータワーの工事現場となっている。
まわりは、公園を整備するような感じだ。
でも、原野なので、どっから公園でどっから野原なのか、わからないんじゃないかな。
このように、何にもないのだが、逆に言えば、これから、いろいろな施設ができたり、お店ができたり、人口が増えたりして賑やかになっていく様子を見れて、開拓者の楽しみが味わえるかもしれない。
夜は、静かだろうなあ。
時折、通過していく、つくばエクスプレスの音だけが響き渡るばかり。
もっとも、ブランズシティ守谷エアリータワーが竣工する頃には、駅前は整備されて、普通の郊外みたいになっているんだろうけど。
（2007年10月記）