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2017年04月14日 | 日記
拉致被害者救出へ 「自衛隊活用」の具体策検討を 全国でシンポを開催 「予備役ブルーリボンの会」の荒木和博代表ら

 朝鮮半島で軍事的緊張が高まる中、有事の際、北朝鮮による拉致被害者を救出する具体的な方策が焦点として浮上している。自衛隊を活用した救出策を提言し続けてきた「予備役ブルーリボンの会」代表の荒木和博氏(60)は「拉致は根本的に安全保障の最重要課題。自衛隊が拉致被害者を救出できる現実を伝えたい」と啓発を急いでいる。

 荒木氏らは昨年、自衛隊の救出活動を詳細にシミュレーションした「自衛隊幻想 拉致問題から考える安全保障と憲法改正」(産経新聞出版)を出版。各地でシンポジウムを開き、多くの聴衆が詰めかけた。今月も15日に北海道旭川市、29日に秋田市で開催する。

 同書は、国民を救出・保護したくても、相手国の同意がないと自衛隊が活動できない実態など、憲法や法の限界をあぶり出し、国防の根本へメスを入れた。反響は大きく、「自分の国は自分たちで守らねば。今の法で日本は大切な人を守れない」(福岡県の30代女性)、「憲法改正しなければ拉致被害者は永久に帰還できない」(長野県の50代男性)など、幅広い世代から声が寄せられている。

 シンポは荒木氏と、共著者で自衛隊の特殊部隊創設に関わった同会幹事長の伊藤祐靖氏、幹事の荒谷卓氏らが参加予定。現場の実情を踏まえ、豊富な資料や動画などで分かりやすく解説し、質疑応答も行う。

 詳細は同会ホームページ(http://www.yobieki-br.jp/)。

■「救える現実」伝えたい

 「日本はあらゆる国防から逃げてきた。拉致問題の本質は、領土問題とも重なる」。自衛隊幻想の著者、荒木和博さんは強調する。

 拉致の疑いがある失踪者や、拉致事件の詳細を調べている「特定失踪者問題調査会」の代表。長年、救出活動の最前線で、家族らが過酷な現実に直面する姿を見てきた。なぜ奪還できないのか自問自答の末に導き出した“答え”が同書だ。

 予備役ブルーリボンの会は自衛隊内外に拉致問題を啓発し、被害者救出に貢献するため、自衛官OBや予備自衛官らと結成。自衛隊幻想には、同会幹事長の伊藤祐靖氏(海自特別警備隊初代先任小隊長)、幹事の荒谷卓氏(陸自特殊作戦群初代群長)ら特殊部隊の現場を知り尽くしたスペシャリストと議論を重ね、研究した成果を盛り込んだ。

 「日本の安全保障論は現実すべてを無視する平和ぼけか、軍事強硬論の両極端でいわゆる『真ん中』が皆無だった。徹底した現実主義で空白を埋めたかった」

 先の大戦に敗れて大きな痛手を被り、安保を米国に依存する中、冷戦で危機感は極限に達した。荒木氏は現実から目をそらす事なかれ主義が続き、拉致問題など重要な国家の危機は“棚晒し”されたと指摘する。

 朝鮮半島有事で拉致被害者の安全確保は焦点だ。日本政府は米国、韓国の協力に期待するが、自衛隊活用による主体的な救出活動は「困難」との立場だ。荒木氏は「憲法改正や法整備など課題は山積だが、国防、拉致問題の進展に世論の高まりは欠かせない。国民に問題意識を共有し声をあげてほしい」と力を込めた。