レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ホーク/B計画

2024年04月23日 20時40分59秒 | アクション

「ホーク/B計画」
原題:B計画/EXTREME CRISIS
1998年 香港/日本 95分
■監督:
 羅禮賢(ブルース・ロウ)
■出演:
 澤田謙也
 張智霖(チョン・チーラム)
 舒淇(スー・チー)
 小家山晃
 李綺虹(テレサ・リー)
 高嶋政伸

●あらすじ
香港。
日本で凶行を繰り返したカルト教団の教祖・吉永が逮捕された。
教団本部にも突入した鷹見刑事(澤田謙也)は同地を訪れ、
引き渡しを渋る香港政府と日本領事館の間で交渉を始める。
そこへ教祖奪還をはかる滝澤(小家山晃)率いるテロリストの残党が乱入、
鷹見は上司を殺された香港警察の刑事のケン(チャン・チーラム)と組んで彼らを追う。
一方、滝澤らは細菌の権威である化学者・森本(三船史郎)を拉致して科学兵器を製造。
彼らはなんとケンの恋人のニュースキャスターのアニタ(スー・チー)が務めるテレビ局を占拠し、
香港市民の命と引き換えに教祖釈放を迫る。
鷹見とケンは女刑事チン(テレサ・リー)と共にテレビ局に潜入し、
人質を無差別に惨殺しはじめたテロリストに決死の応戦を開始。
重傷を追った鷹見は人質とケンらを逃がした後、一身を投げうって危機を救うのだった。
(キネマ旬報映画データベースより)

★感想など
ジャン=クロード・ヴァン・ダムが主演した実写版「ストリートファイター」で
映画オリジナル・キャラである、キャプテン・サワダを演じた澤田謙也主演の香港映画。
こちらも長らく自宅の棚に眠らせていたDVDですが、やっと長き封印を解いて観てみました。
その前になんでキャプテン・サワダだったんだっけ?
確かフェイロンだけ出てなかったんだっけ?
まあまんま李小龍(ブルース・リー)だからねえ。
でもこの時ブルース・リーは既に他界していてフェイロンは演じられないから、
代わりに呂小龍(ブルース・レ)をキャスティングしたらいいんじゃね!
とか、ブルース・レ好きの友達と話してたなあ。
さて本作は以前観た「ブルース・ロウ 猛龍特技~香港スタント伝説」でも出てきた、
羅禮賢(ブルース・ロウ)の監督デビュー作だ。
この人はアクションがヤバイ方向にブッチ切れちゃってる人で、実際本作も相当にヤバイ事になっている。
ブルース・ロウがそれまでの香港映画スタントとちょっと違うのは、
肉弾戦よりも、車とかバイクの乗り物を使ったアクションと、銃撃戦をメインに持ってくるところ。
そう考えると香港映画よりもハリウッド映画に近くなるかと思いきや、これが思いっ切り香港映画なところが面白い。
話の方も途中から「ダイハード」みたいな展開になるが、本家と比べてテロリストたちが圧倒的に狂っているところが違う。
と言うか本作に出てくる人たちはどいつもどこかおかしくて、特に香港側の人間がどれもクズ。
まず澤田謙也とタッグを組む刑事が只の迷惑暴力野郎で、ほぼ間違ったダーティハリー。
さらに彼の女上司がさらにクズで、無能なくせに高圧的と救いがない。
まだ世界ブレイク前の舒淇(スー・チー)のキャラも普通ならイケてはないのだが、本作の世界観ではマトモに見える。
そして彼らと相対する日本人側の悪役が、ヤクザと言うよりかは武装したカルト教団なところが一番狂っている。
人質を高層ビルの屋上に後ろ手を縛り上げた状態で、射殺して下に落とすシーンのスタントは
見てるだけでも怖かったなあ。
まあとにかく一言で言うと、完全にヤバイアクション映画。
普通のアクション映画では物足りなくなった人には、是非オススメですよ!

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1 コメント

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Unknown (適当谷損気)
2024-07-21 16:26:21
駄コメ失礼します。
本作の冒頭に出てくる警視庁SATが、実際にサティアンにガサ入れに入った捜査員の恰好参考にしているというだけでも見る価値はあると思ってます。
これが凡百のハリウッド作品だったら平気でニンジャ登場させているところでしょうし。
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