レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

実録三億円事件 時効成立

2011年07月04日 23時25分19秒 | ミステリー/犯罪

「実録三億円事件 時効成立」
1975年 日本 89分
■監督:
 石井輝男
■出演:
 小川真由美
 岡田裕介
 金子信雄
 田中邦衛
 絵沢萌子
 田中筆子
 松平純子

●あらすじ
昭和43年12月10日に発生した“三億円事件”を題材に、東映が“東映捜査陣”として架空の犯人像を想定。
謎に包まれた犯行の一部始終を再現する。
博打好きで女癖の悪い西原房夫は、会社の金を横領して警察に突き出されるところを情婦の孝子に救われる。
二人は同棲を始めるが、常に借金に追われる苦しい生活を送っていた。
西原は三億円の現金強奪を思いつき、着々と準備を進める…。
原作は清水一行「時効成立」。
(東映チャンネルより)

★感想など
冒頭に本物の元警察官が登場したり、当時のフィルムを所々に使ったり等、ドキュメンタリー風味な作品。
しかし監督が奇才・石井輝男だけに、狂った人々が登場。
一番狂っているのが刑事の金子信雄で、容疑者を特定して逮捕・拷問まで進むが
その根拠が、長年の勘だけと言う、今なら大問題になる展開。
それだけでなく、目撃者に面通しさせた時も「あいつが犯人だと言えばいい」等と誘導尋問どころか
証拠をでっち上げようとまでする姿勢にはビックリを通り過ぎて、薄ら寒いものまで感じる。
所で犯人が捕まっていないのに、実録とか謳ってしまう東映のセンスには万歳としか言い様がない。
巣晴らし過ぎるね。
コメント (2)
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ガンマン大連合

2011年07月04日 23時25分00秒 | 西部劇

「ガンマン大連合」
原題:VAMOS A MATAR, COMPANEROS
1970年 伊/スペイン/西独 105分
■監督:
 セルジオ・コルブッチ
■出演:
 フランコ・ネロ
 ジャック・パランス
 トーマス・ミリアン
 フェルナンド・レイ

●あらすじ
S・コルブッチ監督が「豹(ジャガー)」に引き続いてF・ネロ、J・パランスとトリオを組み、
前作同様メキシコ革命を舞台に大暴れする男を描いたマカロニ・ウエスタン。
革命軍に武器を売りに来た主人公が、ひょんな事から政府軍に捕らえられた教授の救出に向かうことになる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「豹/ジャガー」の姉妹編。
のっけから、「殺っちまおう、殺っちまおう」と歌う主題歌が熱い。
「豹/ジャガー」より後に作られているせいか、予算もアップし、各キャラクターの造型もより深みを増している。
全体的に「豹/ジャガー」より出来が良く、面白いのはこっち。
「夕陽のギャングたち」とは違ったメキシコ革命ものが観たい時は、どうぞ。
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豹/ジャガー

2011年07月04日 23時24分38秒 | 西部劇

「豹/ジャガー」
原題:IL MERCENARIO
1968年 伊/スペイン 109分
■監督:
 セルジオ・コルブッチ
■出演:
 フランコ・ネロ
 ジャック・パランス
 トニー・ムサンテ
 ジョヴァンナ・ラッリ
 エドゥアルド・ファヤルド

●あらすじ
メキシコ革命の最中、一人のガンマンが鉱山の護衛として雇われた。
それに対抗するため、鉱山主も新たに殺し屋を雇った。
主人公のガンマンは、坑夫たちに身を寄せた結果、政府軍をも敵に回さねばならなくなる……。
凄腕の流れ者が暴れまくるマカロニ・ウェスタン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
セルジオ・コルブッチの革命三部作の一本。
主演のフランコ・ネロが飄々としたガンマンを演じており、良い意味でジャンゴにひきづられていない。
敵役のジャック・パランスも大変素晴らしく、どうしてマカロニ・ウエスタンには
こう次から次へと、魅力的な役者が登場するのか!
作られた時代性もあるのかも知れないが、本作にはそんなに予算が掛かっていないように見受けられる。
従って、今まで観てきたメキシコ革命ものの中では一番貧相に映った。
「夕陽のギャングたち」に比べれば遥かに面白くはないし、
クライマックスのシーンは「夕陽のガンマン」のパクリだが、まあ別につまらない訳ではないので
マカロニ好きなら一度はどうぞ。
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ロミオ・マスト・ダイ

2011年07月04日 23時23分43秒 | アクション

「ロミオ・マスト・ダイ」
原題:ROMEO MUST DIE
2000年 米 115分
■監督:
 アンジェイ・バートコウィアク
■出演:
 李連傑(ジェット・リー)
 アリーヤ
 イザイア・ワシントン
 ラッセル・ウォン
 DMX

●あらすじ
ジェット・リーが「マトリックス」のスタッフと組んで放つスーパー・アクション。
オークランドの湾岸地域では黒人ギャングと中国系マフィアが一触即発の状態にあった。
だがその均衡は中国系マフィアのボスの息子が殺されたことによって崩れ始めた。
中国系マフィアは報復に出ようとするが、その頃、香港刑務所を脱獄したひとりの男がオークランドに降り立った。
それは殺された息子の兄であった……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
アクション指導は、やっぱり元奎である。
本作の格闘シーンにはワイヤーがふんだんに使われているが、驚く程レベルが低かった。
同じ香港の元奎が居ながらこんなレベルとは、やっぱりハリウッドのシステムでは自由が利かないのだろう。
ワイヤーを使った超絶アクション・シーンになるはずが、ワイヤー使いが下手過ぎて白ける。
なんだかジェットも全然強そうに見えない。
そこさえしっかりしていれば、もっと面白くなったのにねえ。
香港映画が黄金時代だった時、香港のスタッフ達はアクション・シーンだけは絶対に手を抜かなかったそうである。
少しは見習って欲しかったね、本作のスタッフには。
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ローグ・アサシン

2011年07月04日 23時23分14秒 | アクション

「ローグ・アサシン」
原題:WAR
2007年 米 103分
■監督:
 フィリップ・G・アトウェル
■出演:
 李連傑(ジェット・リー)
 ジェイソン・ステイサム
 ジョン・ローン
 デヴォン青木
 ルイス・ガスマン
 石橋凌
 ケイン・コスギ

●あらすじ
伝説の暗殺者と復讐に燃えるFBI捜査官の因縁の対決を描いたサスペンス・アクション。
監督は本作で劇場映画初メガホンとなるフィリップ・G・アトウェル。
主演は「ダニー・ザ・ドッグ」のジェット・リーと「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム。
チャイニーズ・マフィアと日系ヤクザの抗争が激化するサンフランシスコ。
かつて伝説の殺し屋ローグに相棒を殺されたFBI捜査官クロフォードは、復讐への執念に燃えていた。
そんな中、ローグが再びクロフォードの前に姿を現わす…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
アクション指導は、いつもの元奎である。
しかも共演にデヴォン青木とケイン・コスギが居る辺り
完全に「デッド・オア・アライブ」繋がりだな!
流石に売れっ子になっただけあって、「ザ・ワン」の時よりも
格段にジェイソン・ステイサムのポジションが上がっている。
ストーリーもひねりがあって中々面白く、最後まで一気に観れちゃいます。
なんだか「フェイス・オフ」をB級っぽくパクッたような感覚もあり、またそこがいかにもで楽しいが。
ラストにはちゃんとジェットVSケインの対決シーンもあり、こちらの期待を裏切らない。
近年のジェット映画の中でもかなり出来が良い方なので、B級アクション好きなら必見ですぞ。
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