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前夜4日間のパイネ国立公園のトレッキングを終え宿泊したプエルト・ナターレス。
3月24日早朝のバスで出発し、チリからアルゼンチンへ国境を越えました。

(パタゴニアとは、チリとアルゼンチン両国の最南部地域の総称です)
午後3時に到着したカラファテCarafateは、アルゼンチン・北部パタゴニアの中心都市。
さっそく向かったのはGlaciarium Patagonia(パタゴニア氷河博物館)、

氷河について学ぶことができ、ガイドツァーや映画、3Dによる氷河探検などもあり、充実した展示でした。

氷河についての研究の歴史。
よくみると日本人科学者2名のお名前、そのお一人はMasamu Aniya。
なんと私、大学時代に地形学を教えていただいた安仁屋先生でした!

そして地下にある「氷のバー」へ。いったいなんだろう?

全体がマイナス18度に保たれ、氷でできたバーでした!

各自ウィスキー等をいただき、身体の内部からポカポカ・・・

大満足でカラファテの街へ戻り、氷河国立公園管理事務所を訪問。
パタゴニアに出土する恐竜研究の中心的存在です。


夕方の街、観光客で賑わっています。


アルゼンチンといえば、やっぱりこれかな?


3月25日、いよいよ氷河国立公園へ。
(入園料は2日間で約55ドルかかります)
カラファテからバスで向かうのはペリトモレノ氷河。バスの車窓からその全貌が!

ツァーのお客が多いですが、私は路線バス&地元の船を利用したら驚くほど安くなりました(ツァーの半額)。
まずは船に乗り氷河へ近づこう。


太陽の光を浴び次々と轟音を上げて崩れる氷河、観光客は拍手大喝采。
しかし温暖化の足音ですが・・・

船から戻り展望台を歩きながらモレノ氷河を見学しました。



私が働くカヤンベコカ国立公園にも赤道直下ながら氷河がありますが、こことはかなり形状が異なっています。
カヤンベは典型的な山岳氷河で、両者の違いに興味深々・・・

カラファテに戻り、町のすぐ横にある「ヌエス湿原保護区」を訪問。
一周6kmの遊歩道を歩きながら多様な鳥類(カモ、白鳥など)を観察。

カラファテは見どころが多く、滞在1日半でしたが、大変充実した時間を過ごすことができました。

明日は公園の更に奥地へ向かいます。