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エクアドルの風

カヤンベ火山の氷河、その急激な変化

先日調査登山したカヤンベ火山、氷河後退のスピードは恐ろしいばかり

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Volcán Cayambe|(5790m)へ氷河調査登山に行ってきました。

Volcán Cayambe(カヤンベ火山、5790m)へ調査登山 - エクアドルの風

氷河後退の状況は深刻でした。**現在勤務しているカヤンベコカ国立公園の中心的存在がカヤンベ火山(5790m)です。赤道直下に位置し堂々たる氷河を持ち首都キトへの水源...

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同行のオズワルドさんは国立公園のボランティア。
14歳からカヤンベ山に登り続けていますが、ここ10年間の氷河の後退は悲しいばかりだそうです。
彼が撮った昔の写真と、現在の写真を見比べてみることにしました。

2017年の氷河、滑らかでクレパスは無し


2024年の同じ氷河、クレパスだらけ。


すこし下ると氷河は全くなし。


5年前まで湖の周辺は全て氷河に覆われ、ソリで滑り降りて遊んだそうです。
いまは全くその面影は無し。


2017年、小屋の周辺とすぐ上部の様子。




現在は、


山頂直下の難所、2017年当時には大きなクレパスはみられません。


現在は、ズタズタで通過が非常に難しくなっています。


かつては谷を埋め尽くした氷河も現在では・・・


キトをはじめ約700万人の水源となっている氷河、消滅する日も近づいています。
この地球温暖化の現実を多くの人々に知っていただきたいです。
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