性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

【敷設28年のロードヒーティング再稼働】

2018年11月23日 06時34分06秒 | Weblog
ことし会社事務所を、スペースが有効利用できていなかった
リプランハウスに移転させました。そのときに
自社駐車スペースがそれまでより狭くなったこともあり、
近隣に多くの駐車スペースを賃貸契約するとともに
このおおむねクルマ3台分のスペースについては冬期間は
ロードヒーティングを再稼働させる方針を固めておりました。
で、設備関係の更新やチェックの時に入念に点検して
テスト稼働もさせていましたが、
ここ数日、ようやく札幌では積雪を伴う降雪になったので、
昨日夜から深夜までの数時間、本格的に再稼働させてみました。

このロードヒーティングは新築時点からのもので、
もうすでに28年目ということになります。
省エネという観点からはどうかという判断もありますが、
雪かきという人的労働のやむなさ、事務所としての総合的利便性
といった理由から再導入した次第。
北海道札幌は年間積雪は6mを超える「豪雪地帯」であり、
その雪が人間活動に大いに支障を来すことは避けられません。
その時に最小限のロードヒーティング空間は、全体としての
除排雪のための拠点基地性が高く、また除雪効率を大いに高めてくれる。
札幌市から隣接する「歩道」部分への敷設許可もいただき、
全体として約17-8坪相当のスペースを融雪します。
ここを起点にして前面道路を除雪管理することで、
周辺の交通環境をもコントロール可能にできます。
確実に「積雪がない」空間を確保すると、
ほかの積雪箇所の除雪作業がたいへん楽に出来るようになるのですね。
経験知からこのように判断して再稼働させた次第です。
「雪かき」作業がなくなるわけではなく、
この融雪箇所を起点にして周辺道路を冬中、除排雪していくことになる。
年齢的にこういう融雪箇所があると、飛躍的に楽になる。

設備的には熱源としての石油ボイラーと不凍液循環させるパイピング。
それをわが家の場合には煉瓦床面下に配置して
蓄熱させて融雪させるという装置になります。
単純な装置なので経年劣化はそれほど考えられなかったのですが、
念のために不凍液は今回の3−4月の工事の際に入れ替えています。
コントロールは建物1階に居住しているので、
過不足なく効率に配慮しながら行えると考えています。
ここ20年ほどは自宅だけだったので人力で除雪していましたが、
やはり寄る年波からムリはそうできなくなってきている(笑)。
さて、この冬はどんなふうに雪と対話していくことになるのか、
自分自身も新鮮な気分で迎えられています。
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