性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

太陽光発電と屋根形状

2009年07月29日 04時40分33秒 | Weblog




函館にはe-ハウジングという地元ビルダー組織があります。
これは地域の中で、単独では資本力とか知名度的に大手メーカーに対抗しにくい
中小工務店が、結集することでパワーを大きくしていこうというもの。
こうした「地域工務店ネットワーク」というスタイルは
その中核的な理念構築や、リーダーシップなどの面で
なかなか難しい組織運営になりますが、
この函館のケースでは、メンバー5社で独自の住宅展示場までオープンさせています。
住宅展示場と一口に言うけれど、
土地の契約であるとか、維持していくのにかかる費用など、
まずはお互いの信頼関係構築など、難問が山積しているもの。
その点、e-ハウジングでは対銀行などでも協同の力で
個別企業ではできないような展開を可能にしています。
このような動きのためには、共通の、いわば旗印のようなものも必要。
地域工務店として、住宅技術的な側面も大切であり、
性能面でも差別化を図っていますが、
ここでは「太陽光発電」という切り口での展開も行っています。
函館市美原の展示場にある5棟のモデルハウスは
どの建物にも屋根に太陽光発電装置が乗っかっています。
写真はそのなかの「渋谷建設」さんのモデルハウス外観。
十分な後退距離が取れなかったので、屋根面は不明瞭ですが、
手前側の屋根に、装置が載っています。
太陽光発電装置は、南面に設置するので、
そちら側の面が大きくなっている必要がある。
この建物では、「のこぎり型」の屋根形状を採用して、
南側の屋根面を大きく取っています。
こういう屋根では、同時に高い位置に採光窓を得られます。
場合によっては換気装置をこの高い屋根側に設置して
パッシブな換気を計画することも可能になります。
性能面を考慮していくと、この屋根形状って、なかなかメリットがある。
さらに軒の出が一定に確保されているので、
理にかなっている部分が多いといえますね。

さてお盆前までにいろいろな作業が山積しております。
最近は対お役所への対応用件が増える傾向にあり、
ふだん使わない言語感覚が必要なロジックの世界になって参ります(笑)。
お役所の問題として、こういう言葉の問題というのも大きい。
実際に言葉や表現によって、いいものでも通らないケースもあって、
取り組んでみると難しい。
やはりこういう政策は、補助金ではなく、
減税方式の方がわかりやすいし実用的ではないかと
慣れない作業にとまどうビルダーさんたちの様子を見ながら思う次第です。
はてさて、やれやれ、と。



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