性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

【挑戦的試行が不思議に調和の外観デザイン】

2019年06月16日 08時54分02秒 | Weblog
写真は旭川で見学したファミリー家具屋さん。
自宅に隣接した、面白い外観を見せる家内手工業的アトリエ。
アトリエなので、デザイン的には凝りたい。
っていうか、周辺からは「あれなに」的に目立たせたい。
「おお、こういうセンスなら相談したい」みたいな期待を込めた。

家具屋さんらしく、ブラインドに隠れた正面のガラス窓は
ガラスだけを仕入れて、窓枠は自分でDIYで作ったのだという。
手作り木製サッシなのですね。
なので水仕舞が心配なこともあってか、軒の出を張り込んだ(笑)。
外皮側には「外付けブラインド」を仕込んだ。
秋田の西方さんが使っているような輸入物を使用した。
それはまだ日本で一般的ではないものを積極的に取り入れて
「先進性」をアピールするという意味が高いのでしょう。
しかし、ここは秋田ではなく北海道旭川。
積雪は年間7mくらいになるし、屋根の堆雪も常時1mを覚悟する。
したがって軒の出については頑丈最優先にしたい。
っていうか、このあたり本来はあんまり挑戦的にはしたくない。
危険回避型で当たりたいけれど、
前述の心理から、これもまた2×12くらいの材料を使って
大きく張り出させています。
その陰影感がブラインドにも降りてきてタテ横のストライドで
デザインコンセプトとしている。
そしてさらに、手前側の枕木と芝生の縞々模様が、
こういったデザインコンセプトを、より強調させる働きをしている。
まぁ、これでどうだ、とでも言わんばかりのアピール。
こういったプロセスを聞いていて、そういう作り手の心理に
大いに共感を持った次第。

そもそもこの建物は既存のごく一般的な中古2階建て住宅を
購入して、店舗使いにリノベしている。
2階部分はきれいさっぱり解体して平屋としたものだそうです。
残せるモノは使って、あとはかなり自由な挑戦をしている。
なにか、全体として「遊び心」がビンビンと伝わってくる。
こういう若々しさが年寄りには羨ましくなってくるのですね(笑)。
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