性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

【わが家地盤沈下対策工事いよいよ始動】

2018年05月26日 08時57分41秒 | Weblog
さて既報の通り、わが家の敷地では市の公設下水枡周辺で
地盤面の沈下が見られており、先般2週間ほど前に
調査に来られて、復旧工事が市の下水道工事として行われることに
なっておりましたが、その準備がおおむね整って、
昨日午後、その工事担当のみなさん、総勢10名超で来られました。
下水道工事の他にロードヒーティング工事もからむやや難易度の高い工事。
問題点としてはわが家敷地内に埋設の下水枡からの下水パイプが
公共道路土中の下水管と接続させている部分が
下方向にずれて破断が起きている。
結果、長期にわたってわが家の下水排水の一部が土中に漏れて
それが地盤面を流れていくことで地盤に変形要因を加え続け、
現状写真のように、地盤面に一部陥没をもたらせている。
原因がわからず、何度も業者さんに掘り返してもらったりしていたのですが、
ようやく原因の特定が今回リノベ工事でできたのです。
写真の一部には陥没部位にクラッシュ煉瓦モルタルの被覆もありますが、
これはわたしの「応急工事」の残滓。ヘタで笑えますね。
ということで、その地盤面改良工事を行うのですが、
写真でおわかりのように、わが家敷地と縁石を介した「市道歩道」部分も
わが家の「ロードヒーティング」が敷設されています。
これは、札幌市の許可をいただいて敷設し、なお、の表面被覆も
煉瓦敷き込み仕上げを許諾していただいているのです。
こういった経緯なので、一般的な地盤改良工事と同時に
ロードヒーティング部分の復旧工事もしなければならない。
そのロードヒーティングも、電気式のタイプではなく温水不凍液循環の
石油ボイラー熱源の方式なので埋設部分に
写真でわかるように「温水パイプ」が巡らされているのです。
敷設工事としては地盤面を一定の深さで掘り込んだ後、
天圧をかけてならして、そこに砂を敷き込みワイヤーメッシュを敷設して
そのメッシュに不凍液パイピングを結束しているのですね。
広さなどの条件を考慮して、パイピングの敷設回路など状況に応じて
それぞれのやり方で設置されているものです。
温暖地のみなさんには見慣れない工事ですが、参考になれば。
これらを、いったん外してその下の地盤面を確認して
改良工事を現場に即して行い,天圧をかけて地盤面を再生したあと、
ロードヒーティングを「復旧施工」することになる。
工事予定日は6月2日土曜日ということに決定しましたが、
市の公共工事らしく、周辺の安全を保証するために通行止めなどの
公的な処置も行って工事進行させるということ。
おおむね1日程度の工事になる予定。

先般2週間前の調査時点で公共下水道本管部分でも土砂による詰まりが
発見されて、その復旧工事も大がかりに行われていましたが、
わが家の工事が起点になって、いろいろ公共工事も関連していく。
住宅雑誌編集社としても、いろいろ興味深い「取材ネタ」が
芋づる式に出てきております(笑)。
良い機会ですので、こうした工事の内容についても住民側として協力して
その工事プロセスなどもお知らせしていきたいと思います。
ふだんは目にすることのない、地面から下の縁の下インフラ、
住宅生活を支える安全安心領域、ウォッチしていきます。
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