性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

【小屋裏茶室で瞑想する空調(笑)〜伊礼智「つくばの家」】

2019年07月10日 06時55分03秒 | Weblog


きのうの続篇です。が、やや箸休めのジョークテーマ(笑)。
里山住宅博つくばのバンガードハウスですが、伊礼さんへの聞き取り、
説明など、ごった返しの中で「取材」できなかったので
やむなく「感じたこと」を中心に書いています。

で、人混みを離れて隠れ家的に避難できる場所として
この平屋の小屋裏空間が見学可能になっていた。
で、階段を上がりきったら写真上のような空間がしつらえられていた。
床の間風の見立てで、違い棚風のこしらえもあるので、
天井高の低さもあわせて、まことに「茶室」風であります(笑)。
床の間にしては上から採光も得られているので、
自然の「掛け軸」が光束として降りているともいえる。
まことに一服感を味わいたくなるような隠れ家茶室。
で、そのヨコには引き戸で仕切られた写真下のような空調機械装置室。
不粋そのものの空調機械ではありますが形状に独特のキャラクター感がある。
四方にダクトが伸びていることでそういう印象を持つ。
ちょうどイキモノの「四つ足」のようにみえなくもない。
まぁ脚の数は少ないが、タコというようにキャラ化も可能か。
で、機能としていつも表に出ることもなく、目立たぬように働かされている。
その機械キャラが働き方改革で瞑想を志した、みたいな(笑)。
考えてみれば、空調というのは「静謐」性が求められる。
運転音がうるさく感じられるようでは困る。ひょっとして
設計者の内心の意図として「オマエは静かに働けよ」というものがあり、
そういう無意識の意図がこういう床の間デザインを対置させたのかも。
まぁ、これは聞き取りしていない気軽さでの妄想ではありますが(笑)、
どうもこのふたつの併置にはそういう狙いも感じられます。
機能性と精神性の両方が狭い空間で対話している様は、オモシロい。
コメント