性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

新住協北海道支部総会 in 旭川

2016年03月19日 06時20分54秒 | Weblog


18-19日の両日、表題のイベント開催であります。
全国から120名ほどの参加でにぎやかに開催されています。
「北海道支部総会」なのですが、北海道の最新住宅事例の情報は、
全国のメンバーのみなさんにも関心は高く、
多くの地域から多数の参加者が集まってきています。
会場は旭川パークホテルとうろ覚えに憶えていて
どうせ市内中心部だろうと、軽く考えて、宿泊先も手配していたのですが、
わたしがうろ覚えに想像していたホテルとは全然違って、
市内中心部から6km近く離れた高台のホテル。
幸い時間的には若干のゆとりがあったので、
急遽、総会会場のホテルに連絡して、ちょうど1部屋キャンセルの出ていた
シングルルームを予約して、滑り込みセーフという次第。
で、きのうの1日目は合計4件の住宅見学会。
新住協旭川メンバーの最近の住宅を見学致しました。
北海道内でも旭川地域は、多雪でなお寒冷が厳しいという
日本国内でも極限的な気候条件の地域として
住宅性能の最先端的な実証が継続しています。
北海道の住宅研究組織である「北総研」もここに置かれて
研究が進められているし、設備の全国メーカーさんも、
実験場として最適条件地域として、旭川は拠点になっている。
北総研の場合には、旭川空港との利便性もいいし、
企業の「研究開発費」では、公営なので、受託研究や共同研究の費用が
民間企業などからすると、一ケタ違うというくらい恵まれた条件になっている。
そういった厳しい気候条件で最北の人口集積地という利便性から
北海道の、そして日本の住宅性能進化の最前線とも言えます。
そういうなかでも新住協旭川支部のメンバーは、
こうした研究組織との連携などでも
住宅性能面での最先端の研究に協力している先進的な企業群。
それぞれに興味深い内容の取材が出来ましたが、
さすがに全国からの見学者のみなさんからは、多様な質問攻め。



こんなふとした天井仕上げについても、着目されていた。
これは新濱建設さんの現場でしたが、
天井には、安価な針葉樹合板のなかでも木目の美しいヤツを選別し、
それにサンディングして、塗装させることで、
なかなか味わいのある見栄えの仕上げをされていた。
少しでもコストを抑えて、しかも競争力の持てる技を見つけようとする
研究熱心な姿勢が、随所で真剣な情報交換として交わされておりました。
本日は、各社による住宅事例の発表が行われて
鎌田紀彦室蘭工大名誉教授からのチェック、知見の共有が行われます。
こちらも新住協の会合での大きなメリット。
きょうも取材を頑張っていたいと思います。ではでは。




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