性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

雑誌の状況

2010年06月10日 07時57分19秒 | Weblog





きのうから東京に来ています。
本日、対談企画があり、その段取り仕事なんですが、
きのうは雑誌関係の情報収集などに。

まぁ、仕事に関連することなんで、
詳細には書けませんが、
なぜ、日本の雑誌やメディア業界が電子化に消極的なのか
そのあたりの状況を調査していました。
わたしのような地方でやっている仕事からすると、
そもそも「雑誌を作る」というインフラ自体がなかなか存在しない。
雑誌を作っていくには、まずは印刷の工程が存在しなければならない。
それも価格的に見合っていくためには
最新のDTP工程での対応が欠かせない。
最近でこそ、そういう部分は問題がなくなりましたが、
20年前のような状況では、そういう部分からのスタートだった。
その上、印刷工程の前の電子化は、外注化しにくかった。
そんなことから、DTPを内製化して取り組んできたのですが、
一方で東京などの中央の出版社では
そういう部分は、すべて「外注化」してきていたのですね。
外注に耐えられる組織やシステムが機能し、
豊富に選択できるような状況が、こっちにはあるのです。
で、競争の激しさを発注側は利用して
外注コストを押さえながら、自社の利益を確保できた。
ところが、そうすると、
自分の所で出版している雑誌の、DTPデータを自社で持っていない、
という状況にならざるを得ない。
少なくとも、激しい競争で転々と外注先を変えていったりしたら、
それを探し出すだけでもたいへんな労力になってしまう。
事実上、そういった権利関係の整理がまったく出来ない状況になる。
まぁ、そういった状況を詳らかに聞くことが出来ました。

自分の所だけで見ていると
よく見えないような部分ですが、
東京では、そういう状況が進行しているのだと
確認できたというか、
ある必要性に迫られて、こういった調査をしてみたのですが、
彼我の違いに驚くばかりであります。
まぁ、逆に言えば、出版の風土がないところと、
風土があるところの状況に違いと言うことですね。
申し訳ありません、断片的な情報になってしまいました(笑)。

さて、本日は
わたし、「東大に入ります」(笑)。
あこがれの東大、って、いまさらなにを言っているのか
っていうところですが、
やはり、関東版をやったりすると、だんだん、
東大のようなところとも関係が出来てきます。
ということで、捻り鉢巻きで、
頑張ってみようと思います。ではでは。






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コメント
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