山吹色の真実 ~『うみねこのなく頃に』考察~

嘉音は死んだら死体になる。
嘉音は消すことも消えることもできない。

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うみねこ推理2週目・Ep6(1)

2016年12月31日 20時51分43秒 | 2週目Ep6

Ep6: Dawn of the golden witch(2週目)

<オープニング>

 

<観劇の魔女>

 

<ゲームマスター>

★vsヱリカの意義

 そもそもバトラにとって、Ep6を行う必要があるのだろうか。

 ベアトがEp1~4とゲームを繰り返したのは、メタ戦人が全ての謎を解いて覚醒することを期待してのことであり、ベアトにとって必要なゲームであった。

 バトラも雛ベアトに本来の魔女の姿を思い出させることを目的にEp6のゲーム盤を進めるが、それは雛ベアトが未熟な存在として生まれたからその目的に変更されただけであって、Ep6開幕当初はバトラも、ヱリカとの対決を目的としていたはずだ。しかしなんでわざわざヱリカと対決しないといけないのか。

 どうやらバトラがベアトのゲームの全てを理解したことを“認めさせる”必要があるみたいだが、それは先代ゲームマスターであり、高位の魔女であるラムダデルタ様によってすでに保証されているのに、いったい誰に“認めさせる”必要があるというのだろう。

 このゲームはあくまで、魔女側とニンゲン側が、魔法の有無を主張しあうものである。魔女側はニンゲン側に謎を提示して魔法の存在を主張する。ニンゲン側は謎を解けなくても、それだけでは敗北にはならない。謎を解くことをあきらめ屈服してはじめて敗北となる。魔女側は、屈服させるために畳みかけるように謎を出し続けることもできる。また逆に、謎の全てをニンゲン側が解いたら魔女側の主張は掻き消える。しかし、それではまだニンゲン側の勝利ではない。魔女側が屈服しないで新たな謎を提示すれば、ゲームはまだ続く。しかしここで新たな謎を提出できなければ、魔法の存在を主張できないことになるので、魔女側の敗北となる。

 Ep5ではついにメタ戦人が全ての謎を解いた。このメタ戦人に新たな謎を提示してもことごとく解いてしまうだろうから、魔女側にはなすすべがない。だからニンゲン側の勝利となるかと思ったら、メタ戦人は覚醒して魔術師バトラとなり、言い方は悪いが魔女側に寝返った。この寝返りこそベアトとメタ戦人がともに勝者になれる唯一の方法であり、ベアトの目的であったはずだが、惜しいことにベアトがそれに間に合わなかった。

 さて、Ep5が終了した時点でのゲームの状況を整理してみよう。Ep1~4で提示された謎に苦しんでいたメタ戦人は全ての謎を解いて魔女陣営に移動した。ヱリカも過去の4つのゲームはすべて、夏妃の犯行と、そのイレギュラーで説明可能と言っており、曲がりなりにもEp1~4の謎を解いているようだ。Ep5もニンゲン側のヱリカが修正して示した真実は苦し紛れとは言え否定されておらず、一応謎が解かれた形になっている。つまり、魔女側の提示した謎の全てが解かれている状態になってしまっているのだ。

 だから、魔女側に移動したバトラは、ニンゲン側のヱリカにEp6という新たな謎を提示しなければならなかったのだ。しかもその謎は、バトラがベアトのゲームの全てを理解したことを、ニンゲン側に、“認めさせる”ほどに難解でなければならない。ゲームの全てを理解してなくても解けるような凡庸な謎をいくら出してもヱリカは屈服などしないだろうから。

 

<偽ざる気持ち>

●僕が勝ったら/私が勝ったら #2

 紗音が嘉音に変装していることを譲治は知らない。だから、紗音と譲治の恋が実って譲治とともに六軒島を出ることになった場合、“嘉音”の存在は維持できないので、“嘉音”のことは“忘れる”しかない。

 朱志香は紗音が嘉音に変装していることを知っている。だから、“嘉音”と朱志香が結ばれた場合は、朱志香の協力のもと“紗音”の存在を維持できる。だから、“紗音”を“大切にする”ことができる。

 

●あ~、せつない… #5

 嘉音との恋に一喜一憂する朱志香をみていると本当に切ない気持ちになります。こんな朱志香がピエロに過ぎないなんて、私は信じたくないんですよ…。

 

●全く悪いところばかり似て!

 バトラの雛ベアトに対する扱いは、金蔵の九羽ベアトに対する扱いに似ている。バトラや金蔵の絶望も理解できるが、だからと言って身代わりにされる方はたまったものではない。

 “戦人”ってやつは女性関連となると祖父や父にそっくりである。悪い意味で。

 

<迷惑な客人>

●クイズ大会 #8

 朱志香は共犯者ではないが、紗音が嘉音に変装していることを知っているという情報のアドバンテージがあるので、碑文殺人の進め方如何では犯人が紗音だとわかってしまう。だから、晩餐の席で魔女の手紙を提示し、朱志香に金の亡者っぷりをさらす両親を見せて心底幻滅させ、朱志香を殺人計画に協力的にさせるというのは、碑文殺人を完遂する上で必要な手順のはずである。

 だがら、過去のEpの晩餐で必ず魔女の手紙が登場するわけではないから断言はできないが、何事もなくただクイズ大会をして終わった晩餐には違和感を覚える。クイズ大会は幻想であり、本当は魔女の手紙が登場して大騒ぎになったのではないかという疑念がわく。

 

<魔法の原点>

 

<恋人たち>

 

<別の解釈の魔法>

★別の解釈の魔法

 譲治は紗音を愛しているが、紗音が譲治に真実を打ち明け、紗音の体は男性であることを知ったとき、それでも譲治は紗音を“愛する心”を抱けるだろうか。

 紗音は、心は女性である。その紗音が“嘉音”として朱志香を選んだとしても、紗音は本当に女性の朱志香を“愛する心”を抱けるだろうか。

 紗音と譲治、嘉音と朱志香、どちらのカップルも一見両想いのように見えてもそれはまだ表面的なもの。本当に愛し合うカップルになるためには、“愛する心”をもう一つ期待しないといけない。そして、その“愛する心”とは、女性を恋愛対象とする譲治に男性の体の持ち主を愛することを、もしくは、紗音の女性の心に女性を愛することを期待するもので、普通なら心を捻じ曲げでもしなければ得られないものである。だから、魔法という奇跡が必要なのである。

 虚偽を真実に見せる優しい嘘ではなく、性別を超えて“愛する心”。これが“紗音”と“嘉音”が必要とする、別の解釈の魔法である

 黄金蝶のブローチが1人の願いしかかなえられないのは、もちろん、“紗音”と“嘉音”は1人の人間だからである。

 

<ゼパルとフルフル>

●お兄ちゃんが大好きなだけの、ただの女の子

 (1週目)●ややこしい話で述べたが、雛ベアトを、そしてベアトを戦人に恋する乙女として生み出したのは黒幕ベアトリーチェである

 <推理の折り返し>★黒幕ベアトリーチェで述べたが、黒幕のベアトリーチェの動機は戦人の罪にあり、その戦人の罪として思い当たるのが、Ep3で示された、紗音にプロポーズじみたことを言っておきながら、さっぱりおぼえていないという紗音に刺されてもしかたない行為。プロポーズされてそれが動機になったというなら、戦人に対する恋心が芽生えていなければおかしい。

 その黒幕は紗音である。つまり、紗音には、戦人に対する恋心が芽生えていたということが言える。しかし、“紗音”の本命は譲治である。“紗音”として二股をかけるわけにはいかない。ここで利用したのが、紗音はベアトリーチェ本人であるいう事実である。“ベアトリーチェ”に戦人に恋する乙女という設定を付加することで、自分の気持ちをごまかした。だから、ベアト世界で雛ベアトとベアトが、戦人に恋する乙女として生み出されることになったのだ。

 

●ゼパルとフルフルの試練 #33~35

 紗音は当然、紗音本人である。紗音は譲治を愛している

 紗音は嘉音本人である朱志香は嘉音に恋をしている朱志香の好きな嘉音は、紗音である

 紗音はベアトリーチェ本人である。紗音は、“ベアトリーチェ”として戦人に対する恋心を抱いている。

 つまり、六軒島世界において紗音は、“ベアトリーチェ”と戦人、“紗音”と譲治、“嘉音”と朱志香、この3組の恋をひとりで背負う形になってしまっていたということになる。紗音が恋に誠実であろうとするなら、少なくともいずれかひとつの恋を必ず選択しなければならない。

 この選択を象徴するのがゼパルとフルフルの試練である。

 

<自立>

 

<恋愛の後悔>

●霧江の18年part2 #42

 Ep3(2週目)●霧江の18年で述べたが、Ep3で霧江が語る18年は、霧江が流産した時から現在に至るまでの18年間のことを指していると思われる。

 だが、Ep6で霧江が語る18年は、明日夢が死んだ時点で終わっているので、Ep3で語る18年とは異なる。明日夢が死んだのは6年前なので、霧江が流産した時から数えると6年足らなくなる。ではどこから数えているかというと、霧江が明日夢の存在に気付いた時からではないだろうか。霧江は、“留弗夫さんが、明日夢さんの名前さえ知らなかった一番最初から”明日夢のことを“よく知ってる”という。明日夢を単なる取り巻きのその他大勢のひとりだと認識していたとしたら、“よく知ってる”ということにはならないだろう。留弗夫が本当に好きなのは明日夢のようなタイプだと気付き、そんな存在そのものに嫉妬して注意を払っていたからこそ、“よく知ってる”のだ。

 明日夢の登場から戦人の誕生に至るまでが6年だったのではないか。留弗夫、霧江、明日夢の出会いは学生時代なので、そこまで不自然な年月ではないと思う。戦人の誕生から明日夢の死まで12年。合計18年。

 Ep6で語る霧江の18年とは、霧江が明日夢の存在に嫉妬し続けた18年間のことを指していると思われる。

 

<戦わぬ者の末路>

●鏡 #50

 紗音はベアトリーチェ本人である。しかし、紗音が“ベアトリーチェ”であるためにベアトリーチェに扮する必要はない。真里亞に本人認定してもらう際に、変装する必要はないのだ。だから、紗音がどれだけ“ベアトリーチェ”になりきっていてもその姿は紗音のままなので、鏡をみれば自分が“紗音”であることを自覚させられてしまう。

 鏡を前にしては、紗音は“ベアトリーチェ”でいられなくなってしまうのだ。だから、鏡は“ベアトリーチェ”の弱点となる。

 

<現場巡り>

●殺しのタイミング #58~59

 事件発覚後、ヱリカが屋敷中を駆け回り殺人現場を確認する姿が描写されるが、ヱリカが霧江たち5人を殺したのはこのタイミングである。

 しかしこのタイミングは、まだラウンジに全員集合する前なので、多くの人間が自由行動をとることが可能なタイミングでもある。

 

●殺人にかかわっていない

 蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田たち4人は、夏妃、絵羽、霧江、楼座、真里亞、戦人たち6人の殺人にかかわっていないとバトラは赤字で明言するが、本当にそう言えるのだろうか。

 ヱリカが後に“私が殺した5人全員は、……私が殺す瞬間まで、ちゃんと生きていました。”と告白するのだから、最初に密室が破られた時点では第一の晩の犠牲者はまだ全員生きていた、つまり、死んだふりをしていたのは、確実である。にもかかわらず殺人事件が起こったことになっているのは、蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田たち4人が、夏妃たちはみんな死んでいたと証言したからである。つまり、蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田たち4人は夏妃、絵羽、霧江、楼座、真里亞、戦人たち6人の生死について、誤った証言をしていることになる。

 しかも、今回珍しいことに、南條が検死をしていない。となると、少なくともそれぞれ自分の身内の生死を自分で確認するのは妨げられない。だから、おそらく少なくとも蔵臼、留弗夫、秀吉は検死を行っている。そしてこの3人が3人とも検死を誤るというのも普通あり得ない。つまり、蔵臼、留弗夫、秀吉は意図的に、嘘の証言をした偽証者である

 つまり、蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田たち4人は、夏妃、絵羽、霧江、楼座、真里亞、戦人たち6人の生死について、もしかしたら意図的に、誤った証言をしているにもかかわらず、夏妃、絵羽、霧江、楼座、真里亞、戦人たち6人の殺人にかかわっていないということになる。

 これは、狂言者か共犯者かで線引きがなされているものと考える。「狂言者」は殺人事件であると知らずに偽証している人物で、「共犯者」は殺人事件であると理解したうえで偽証している人物。つまり殺意のありなしで殺人にかかわっているか否かが決まる。

 だから、蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田たち4人は共犯者ではない。もちろん犯人でもない。狂言殺人に協力した狂言者か、もしくは同行した狂言者のいうことをうのみにしただけ。具体的には、蔵臼、留弗夫、秀吉は検死を行っているだろうから、蔵臼、留弗夫、秀吉が狂言者であり、郷田はチェーンを切断するために同行しただけ、という内訳ではないかと考える。蔵臼、留弗夫、秀吉は狂言者である

 

<探偵宣言>

 

<小さな矛盾>

●部屋割りの時 #63

 ゲーム盤上では、金蔵を除く生存者が2部屋に分かれて篭城する方針になる。

いとこ部屋:蔵臼、留弗夫、朱志香、源次、嘉音、郷田

隣部屋:秀吉、譲治、熊沢、紗音、南條、ヱリカ

 部屋割りの直前にはラウンジに上記の12人が集合していたことになる。

 だが、紗音が嘉音に変装しているのだから、紗音と嘉音はひとつの場所に同時に出現することができない。だからこの時、紗音か嘉音は行方不明になるはずである。“紗音”は赤字で隣部屋に振り分けられることが保証されるので、紗音は“紗音”の姿をしていたはずである。その代り、ラウンジに“嘉音”の姿を見せることができず、その所在が問題になったはずである。

 そして、(1週目)★ヱリカの正体で述べたが、Ep6のヱリカは物語当初から登場していた人物の誰かである。つまり、“ヱリカ”に該当する人物が“本人”の資格を得てヱリカを名乗っているのだ。そして、“紗音が嘉音に変装していると確定し、他に変装はないものとする。”としているので、“ヱリカ”の姿に変装して人前に出るということはしない。つまり、“ヱリカ”もラウンジに姿を見せることができず、その所在が問題となる。

 まだ殺されていないはずの嘉音とヱリカが所在知れずなら、篭城より先にまず2人を探すべきである。それをしなかったということは、2人が安全な場所に居ることになっていたからである。安全性に説得力を持つ場所と言ったら、やはり金蔵の書斎である。つまり、金蔵、嘉音、ヱリカの3人はラウンジには姿を見せないが、金蔵の書斎に居るから安全だろうという結論になったものと思われる。珍しい客に興味を持った金蔵がヱリカを書斎に招き、嘉音がそれに付き添ったというシナリオが、紗音や源次の口から語られたのだろう。しかし実際は、金蔵の書斎には誰もいない

 というわけで、本当の部屋割りの内訳は下記の通りである。

いとこ部屋:蔵臼、留弗夫、朱志香、源次、郷田

隣部屋:秀吉、譲治、熊沢、紗音、南條

 所在確認時、ヱリカはいとこ部屋、もしかしたら隣部屋のどちらかに存在していたのだから、上記の10人の中に、“ヱリカ”に該当する人物が存在する。

 

●全ては芝居3

 Ep6の展開はロジックエラーも含めて全てバトラの計画通りに進んでいる。それにしてはバトラは本気で苦しんでいるように見える。バトラ視点のバトラの思考ですらヱリカの打つ手に本気で悩まされている。

 しかしこれもバトラの芝居である。バトラは、雛ベアトに解いて欲しいと願って、解けるようにロジックエラーの謎を生み出した。だから、バトラは雛ベアトに本気になってもらうために雛ベアトに自分が苦しんでいる姿を見せようとしている。決して、実はちゃんと答えを用意していることを気取られてはならない。

 ところが、雛ベアトはワルギリアに連れられて観劇の魔女フェザリーヌの居る場所、言わば「観劇の座」に足を運んだ。「観劇の座」からは俯瞰的な立場から、表面的なことであれば全てを観劇することができるようだ。少なくとも、それぞれの登場人物の頭の中で考えていることは観劇できている。つまり、芝居をするなら頭の中まで芝居をしないと、「観劇の座」にいる者たちは欺くことができないのだ。

 雛ベアトも「観劇の座」に行けるようになったことをワルギリアから知らされたバトラは、自分の思惑は「観劇の座」からも目の届かない深層にしまい込み、表面的には頭の中でも必死に悩んでいるふりをして、雛ベアトに実はちゃんと答えを用意していることを気取られないようにしているのだ。

 

<ロジックエラー>

●先んじた赤

右代宮戦人は、客室内に存在しない。……クローゼットも含め、一切の例外なくだ。

チェーンロックは施錠を、維持している。

 この2つの赤字はバトラが口にしたものである。だがヱリカはこれらの赤字を、バトラに言わせなくとも、自分の目で確認することで獲得する権利を得ている。“客室内に、ヱリカさんに発見不能な隠れ場所は、存在しません。”という赤字然り、封印のガムテープ然り。だからヱリカは自分の目でチェーンロックを確認し、クローゼットの中を確認するべきであったのだが、先んじてバトラに赤字を与えられてしまったため、ヱリカは自らの目で確認するという作業を怠ってしまった。これは(2週目)Ep5●なぜリーアは赤を……?で述べたワルギリアのやり方と同じ手口である。

 ロジックエラーの密室を解くには“救出者”の存在が不可欠である。もしヱリカが直接自分の目でチェーンロックとクローゼットを確認していれば、その時にヱリカは“救出者”の姿を見ることができ、ロジックエラーの答えを知ることもできたのだ。

 Ep6ではバトラがヱリカ視点に必ず正しい情報を与えているという根拠がないのだが、客室に限っては“客室内に、ヱリカさんに発見不能な隠れ場所は、存在しません。”という赤字があるので例外である。戦人に限らず誰も隠れることはできないので、ヱリカが確認すればそのままそこにその人物がいるという正しい情報をヱリカは手に入れることができる。

 

<悪魔の結婚式>

●決闘前の会話

 決闘前に紗音と嘉音が交わす言葉の意味については、Ep7で考察する。

 

<恋人達の決闘>

●人を愛する資格

 妻を持つ男がもう一人の女を愛することの是非に関する、ゼパルとフルフル、姉ベアトの言からは、ベアト世界では一人が二人以上を愛することは許容されていないことが読み取れる。

 “ベアトリーチェ”と戦人、“紗音”と譲治、“嘉音”と朱志香、この3組の恋をひとりで背負う形になってしまっていた紗音の苦悩が反映された形だ。

 

●あの短気な姉さん/あの慎重な嘉音くん

 二人のキャラクターとしては逆に思えるが、紗音と嘉音がしているのは恋の決闘。だから、

“恋に”短気な紗音

“恋に”慎重な嘉音

 ということになるのだろう。それでも結果的に振り向きざま引き金を引いたのは嘉音のみ。恋に慎重であったがために恋の経験が浅くなってしまった嘉音のあせりが表れた形だ。

 

●嘉音の絶命と消失 #74~75

 朱志香は嘉音本人であるという意味でいとこ部屋に“嘉音”は存在するが、嘉音の姿をした嘉音はいとこ部屋には居ない。なので、描写された嘉音の絶命と消失は幻想。

 

●「謎を解かされる側じゃない。」 #76

 魔女は謎を解かされる側じゃない。つまり、ロジックエラーについても、バトラは謎を解かされる側じゃなく、出題者である。もっと言うと、バトラは、雛ベアトに解いて欲しいと願って、解けるようにロジックエラーの謎を生み出した出題者である。だから、バトラを助けるつもりで挑んだのでは、ロジックエラーの謎は解けない。

 

<赤と青の真実>

●クローゼットに隠れる必要性 #79

 嘉音がクローゼットに隠れることではじめてロジックエラーが解消されるように描写されているが、ここは、ロジックエラーを解消するのにクローゼットに隠れる必要はないと主張する。なぜなら、バスルームの捜索後、ヱリカは自分の目でチェーンロックもクローゼットも確認していないからだ。

 ヱリカは客室の封印を破って客室に入り、すぐに扉を閉めガムテープで、切断されたチェーンの切断面両端を繋ぎ、それによってこの部屋を内側から再び密室にした。そして自分の目でベッドルームを捜索し“例外一ヶ所を除き、ベッドルームに誰の姿もありマセン。”の赤字を得、その次にバスルームの仕掛けに悪戦苦闘した後、自分の目でバスルームを捜索し、“バスルームに誰の姿もありマセン。”の赤字を得た。ヱリカが具体的な行動をとったのはここまでだ。以降は自ら動くことなくゲームマスター側に言わせることで赤字を得ている。

 つまり、ヱリカはバスルームの捜索後は扉の周囲を観察していない。だから、わざわざクローゼットに隠れなくとも救出者はヱリカに姿を見られることはないのだ。そうでないと、例え霧江たちが殺されていなくとも、彼女たちですら救出者になれなくなってしまう。

 

<Tea party>

 

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