山吹色の真実 ~『うみねこのなく頃に』考察~

嘉音は死んだら死体になる。
嘉音は消すことも消えることもできない。

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うみねこ推理1週目・Ep1

2016年12月31日 21時20分31秒 | 1週目Ep1

Ep1: Legend of the golden witch

<オープニング>

  1. 金蔵の書斎での金蔵、南條、源次の会話。
  2. 飛行機を待つ絵羽、留弗夫、譲治、戦人、秀吉、霧江。
  3. 会話に上る縁寿の存在を戦人は否定していない。
  4. 遅れてやってくる楼座、真里亞。
  5. 飛行機に乗り込む絵羽、留弗夫、楼座、譲治、戦人、真里亞、秀吉、霧江。
  6. 機長の川畑のあいさつ。

 

●機長の川畑

 川畑船長と名字が同じことで有名な川畑機長だが、この人物は恐るべき存在である。なぜなら、この人物は物語の序盤に登場するのでノックス第1条に抵触しない。従って、この人物が犯人である可能性もあるのだ。まさかとは思いつつも今後の考察にこの人物を組み入れないといけない。以後、この人物を「機長」と呼称する。

 

★犯人の定義

 当考察では以下のように“犯人”に関する言葉を定義します。

 「犯人」:殺人者、真犯人、黒幕のいずれか。ノックス第1条と第7条に準ずる。

 「殺人者」:人を殺した実行犯。真犯人とは限らない。

 「真犯人」→★真犯人の条件へ。

 「黒幕」:六軒島の碑文殺人事件を計画した人物。必ずしも真犯人と同義ではない。殺人者かどうかは問わない。

 「共犯者」:殺人事件であると理解したうえで犯人に協力している人物。殺人者かどうかは問わない。

 「狂言者」:殺人事件であると知らずに、または関係なく何らかの嘘をついている人物。

 「偽証者」:犯人、共犯者、狂言者のいずれか。

 

★真犯人の条件

 仮に真犯人=黒幕だとして、黒幕は六軒島の黄金を駆使して事件を起こしている節があるので、黄金の所有者を突き止めれば真犯人に至れるかもしれない。しかし、戦人が真相に至るEp5までに、事件開始時の黄金の所有者を示唆する伏線は無いように思う。なので、まずはゲーム盤上の碑文殺人から直接真犯人と思しき人物を特定し、それからその人物が黒幕かどうかを吟味するのが正しい手順であると考える。

 そして、全てのゲーム盤で碑文殺人の全てを自らの手で実行した人物が必ずひとり存在して、その人物が真犯人であると信じて、以後の推理を進めていく。つまり、例えば共犯者はいるかもしれないが、真犯人のアリバイを成立させるために殺人を犯すといったことはしない。また、便乗殺人者が発生するかもしれないが、それは真犯人にとってイレギュラーな出来事であり、その事態が発生する理由は伏線を用いて説明する必要がある。

 

<新島飛行場到着>

  1. 絵羽、留弗夫、楼座、譲治、戦人、真里亞、秀吉、霧江が新島飛行場到着。
  2. 絵羽、留弗夫、楼座、譲治、戦人、真里亞、秀吉、霧江が新島の港に到着。出迎える朱志香、熊沢。朱志香に向かって乳を揉ませろという戦人。乳を揉ませようとする熊沢。
  3. 船で移動する絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、戦人、真里亞、秀吉、霧江、熊沢。
  4. 鳥居がないことを話題にする朱志香、譲治、戦人、真里亞、熊沢。

 

<六軒島到着>

  1. 絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、戦人、真里亞、秀吉、霧江、熊沢が六軒島到着。出迎える郷田。うみねこ不在。
  2. 絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、戦人、真里亞、秀吉、霧江、熊沢、郷田が薔薇庭園に到着。
  3. 萎れた薔薇に目印。
  4. 嘉音登場。親族たちは嘉音を知っている態度。熊沢、郷田も嘉音を知っている。無愛想な嘉音をフォローする朱志香。

 

●使用人としての嘉音

 嘉音は多くの人間にその存在を確認されている。仮に嘉音が皆にとって既知の人間の変装だとしたら、それが長らく気付かれないのは不自然であるが…。

 

  1. 絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、戦人、真里亞、秀吉、霧江、熊沢、郷田がゲストハウスに到着。
  2. 絵羽、留弗夫、楼座、秀吉、霧江、熊沢、郷田は屋敷に向かう。
  3. 朱志香、譲治、戦人、真里亞はゲストハウスに残る。紗音のことが話題に上る。
  4. 屋敷でなんかギスギスしている蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、夏妃、秀吉、霧江。そこに紅茶を運んでくる紗音。
  5. 様子を見ていた嘉音と紗音の会話。通りかかり二人と会話する源次。熊沢は見た。

 

●紗音と嘉音と人間関係

 紗音は要領が悪く、右代宮の親族は彼女に辛辣。嘉音はそんな親族に対して敵意をむき出しにしている。郷田とも折り合いが悪い。この点は紗音と嘉音の動機といえなくもない

 

<ゲストハウス>

  1. いとこ部屋で話す朱志香、譲治、戦人、真里亞。将来真里亞の乳を揉む約束を取り付けようとする戦人。
  2. いとこ部屋を訪れる紗音。紗音の乳を揉もうとする戦人。それを阻止する朱志香

 

●おっぱい症候群戦人

 いくら知り合いとは言え、数年ぶりにあった若い女性に出会うたびに乳を揉もうとする戦人。戦人は女性を胸で判断する最低野郎に違いない

 

  1. 紗音の案内で屋敷に向かう朱志香、譲治、戦人、真里亞。
  2. 屋敷の玄関で紗音は離れ、そこからは源次の案内で食堂に向かう朱志香、譲治、戦人、真里亞。
  3. ベアトリーチェの肖像画の前でベアトリーチェの話題が出る。
  4. 食堂で着席している絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、秀吉、霧江。
  5. 書斎に閉じこもる金蔵。扉の外から呼びかける蔵臼、南條。呼ばれる源次。蔵臼、南條は食堂へ。
  6. 書斎に入る源次。酒を飲む金蔵、源次。
  7. 蔵臼、南條が食堂に姿を現し、昼食開始の支持を受ける郷田。金蔵の現在の体調に関する会話。

 

<食堂>

  1. 食堂で食事をする蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、秀吉、霧江、南條。食事を供する紗音、熊沢、郷田。

 

●戦人視点での在島者確認

 この時点までで、探偵の戦人視点で金蔵を除く、蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、真里亞、夏妃、秀吉、霧江、南條、源次、紗音、嘉音、熊沢、郷田が六軒島にいる事が確認されている。戦人を含め在島者人数は17人となる。

 

  1. 廊下で仲良く会話する紗音、熊沢。
  2. 食後の客間。戦人視点では絵羽、留弗夫、楼座、朱志香、譲治、真里亞、秀吉、霧江が目に映っている。子供たちが外に出た後で源次が紅茶を持ってくる。
  3. 客間での会議。蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、夏妃、秀吉、霧江、南條が参加。病状説明の後南條は退室。絵羽にののしられた後夏妃も退室。
  4. 自室に飛び込み泣く夏妃。熊沢は見た。絵羽と夏妃は犬猿の仲。

 

<肖像画の碑文>

  1. 肖像画の前で、碑文と隠し黄金、魔女について話をする朱志香、譲治、戦人、真里亞。絵の中じゃ乳は揉めないという戦人。姿を現す紗音。浜辺に向かうが、準備のためいったん離れる紗音。
  2. 客間での会議。蔵臼 vs 絵羽、留弗夫、楼座、秀吉の構図。霧江は一歩引いている。霧江は留弗夫の窮状を知らなかった。

 

●ダカラ、現金ガスグニ大量ニ、喉カラ手ガ出ルホドニ欲シカッタ…!

 経済的に窮している絵羽、留弗夫、楼座、秀吉には動機がある。霧江も留弗夫には協力するだろう

 

  1. 金蔵の書斎。客間の様子を金蔵に報告する嘉音。
  2. 肖像画の前。会話する南條、源次。

 

<砂浜>

  1. 砂浜。碑文の謎に挑む朱志香、譲治、戦人、真里亞、紗音。
  2. サソリのお守りを朱志香と戦人にそれぞれ渡す真里亞。
  3. 歓談の後ゲストハウスに引き上げることにした朱志香、譲治、戦人、真里亞。紗音は一足先に仕事へ戻る。
  4. 薔薇庭園。真里亞の薔薇が見つからない。探す朱志香、譲治、戦人、真里亞。
  5. 姿を現す楼座。真里亞をしつける楼座。泣き叫ぶ真里亞。
  6. 退散する朱志香、譲治、戦人。一人で探せと言って立ち去る楼座。一人薔薇庭園に残る真里亞。
  7. 雨が降り出し、ゲーム開始を告げる金蔵。投手の指輪を窓から投げ捨てる。

 

<手紙と傘>

  1. いとこ部屋で真里亞を待つ朱志香、譲治、戦人。そこに呼びに来る嘉音。真里亞の不在に触れられる。
  2. 客間のソファーで寝入っていた楼座。源次が毛布をかけようとしたところで目覚める。真里亞の不在に気付き外に飛び出る。
  3. 真里亞を探しに薔薇庭園へ向かう朱志香、譲治、戦人、嘉音。途中楼座と合流。
  4. まだ薔薇を探していた真里亞。しかし白い傘をさしている。楼座、朱志香、譲治、戦人、嘉音が集まる。
  5. 屋敷に向かう楼座、朱志香、譲治、戦人、嘉音。真里亞は傘をベアトリーチェに貸してもらったという。
  6. 金蔵の書斎でチェスをする金蔵と南條。外から呼びかけている蔵臼。
  7. 書斎から出て蔵臼とともに食堂へ移動する南條。金蔵が出てこないのでディナーを開始しようと一同に告げる蔵臼。
  8. 白い傘を貸してくれたのが誰か話題になる。蔵臼、絵羽、留弗夫、秀吉、霧江、郷田は否定する。そこに紗音と熊沢が現れる。
  9. 楼座が改めて事情を説明。熊沢は紗音と一緒だったので違うと言い、紗音も嘉音と熊沢とお部屋の準備をしていて違うと同調する。
  10. 嘉音がいとこたちを呼びに行ったので、熊沢は嘉音ではないかと提案するが、真里亞がそれを否定する。
  11. 夏妃も否定する。譲治、朱志香、戦人も否定する。南條も金蔵とチェスをしていたので違うと否定する。
  12. この奇妙な状況について話す朱志香と戦人。真里亞のいうことは冗談ではないはずだという朱志香。
  13. 厨房に戻る途中、傘について源次と嘉音に尋ねる熊沢。源次と嘉音は否定する。金蔵ではないかと考える紗音。それはないだろうという源次、嘉音。郷田が現れ解散。
  14. ベアトリーチェや金蔵の儀式について話す源次と嘉音。
  15. 郷田の晩餐後。なんだか雰囲気の良くない蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座、夏妃、秀吉。それをはぐらかす霧江。
  16. 紗音と熊沢によるデザート配膳後。手提げを取り出し、その中を漁る真里亞。
  17. 真里亞の取り出した封筒に、まず譲治が気付き、戦人、夏妃が気付いてまわりも気付く。戦人はそれが特注の封筒と理解する。秀吉が取り上げようとするが真里亞はそれを拒む。
  18. 真里亞は、封筒を、傘と一緒にベアトリーチェから受け取り、食事の後手紙を読み上げろと言ったという。
  19. 手紙を読み上げる真里亞。碑文の謎を解くよう促している。
  20. 金蔵の書斎に押し掛ける蔵臼、絵羽、留弗夫。無視して食事する金蔵。そばに控える源次、紗音、嘉音。

 

<黄金伝説>

  1. 魔女が真里亞に託した手紙は戦人も認識している。大人たちに責め立てられいじける真里亞。親たちの態度に心底幻滅したという朱志香。親たちの態度に理解を示す譲治。

 

●親たちは金の亡者

 仮に朱志香が共犯者だとしても自分の両親を殺しかねない殺人計画には躊躇するだろう。しかし魔女の手紙を見て金の亡者っぷりをさらす蔵臼と夏妃を見て心底幻滅したというのなら、魔女の手紙には朱志香を殺人計画に協力的にさせる効果はあったということになる。

 

  1. 戦人と霧江の会話。19人目はいるのかいないのか。霧江は否定的。
  2. 留弗夫が現れ、家族で話があると戦人、霧江に告げる。そして、俺は多分今夜殺されるという。
  3. 手紙についての夏妃の考察。金蔵の仕業だと考えている。
  4. マルソーの会長に持ち帰らせたという伝説のインゴットを夏妃に見せる蔵臼。
  5. 廊下で苦悩する夏妃。金蔵は老い先短いと考えている。そこに現れる朱志香。
  6. 廊下。朱志香と夏妃の会話。サソリのお守りを夏妃に渡す朱志香。
  7. 客間でぼんやりしていた譲治と戦人。真里亞はソファーで寝ている。そこへ戻ってくる朱志香。楼座も真里亞を探しに現れる。ゲストハウスへ戻ることに。
  8. 玄関ホールで紗音と合流。楼座は屋敷に残り、朱志香、譲治、戦人、真里亞、紗音はゲストハウスへ。
  9. ゲストハウス到着。朱志香、譲治、戦人はいとこ部屋に行き真里亞をベッドに寝かせる。
  10. ゲストハウスの使用人室。紗音が行くとそこには源次と嘉音。蔵臼の命によるシフト変更が告げられる。
  11. いとこ部屋。譲治は部屋を訪れた紗音を連れて退出している。譲治と紗音が恋仲だと朱志香は戦人に告げる。
  12. 譲治と紗音の逢瀬。紗音の本名は紗代。指輪を渡す譲治。まだはめない紗音。

 

●譲治のプロポーズ

 多くの場合、譲治はこのタイミングでプロポーズし、紗音はそれを受けている。額面通りに受け取れば、譲治と紗音には事件を起こす動機はない。むしろ起こすはずがない

 

<嵐の夜>

  1. 屋敷に戻る紗音。使用人室には郷田。郷田の代わりに屋敷の見回りに行く紗音。黄金蝶の瞬き。

 

<鍵の選びし六人>

  1. ゲストハウスから屋敷に向かう源次、嘉音。郷田の不在に気付く嘉音。
  2. 自室で目覚める夏妃。内側のドアノブにかけておいたサソリのお守り。源次のノック。
  3. 電話の不通、郷田の不在を夏妃に報告する源次。ドアノブの赤い汚れに気付く夏妃と源次。
  4. 夏妃、源次は客間に。そこにはすでに絵羽、秀吉。嘉音が現れ源次に何かしら報告。そして、源次の口から、蔵臼、留弗夫、楼座、霧江、郷田の不在が告げられる。
  5. 絵羽、秀吉は昨夜の24時にはベッドに戻ったが、そのときはまだ議論が続いていたという。
  6. 金蔵の書斎の鍵を夏妃に渡す源次。源次と嘉音はみんなを探しに。夏妃は金蔵の書斎へ。
  7. いとこ部屋。目を覚まし楼座と自分の部屋に行き戻ってくる真里亞。朱志香、譲治、戦人を起こす真里亞。
  8. 楼座がいないという真里亞。屋敷に向かうことにする朱志香、譲治、戦人、真里亞。
  9. 金蔵の書斎に立ち入る夏妃。すでに起きている金蔵。夏妃の心に片翼の翼を許す金蔵。
  10. 夏妃が書斎を出ると向かってくる絵羽と合流。ともに客間に戻る。そこには朱志香、譲治、戦人、真里亞、秀吉、南條、源次が合流していた。熊沢が朝食の準備を開始したとのこと。紗音の不在も明らかに。
  11. 客間に現れる嘉音。報告を受け夏妃は立ち去るが、嘉音の様子がおかしいので源次、それから絵羽、秀吉が問いかける。薔薇庭園の倉庫の様子がおかしいとのこと。
  12. 嘉音が使用人室から倉庫の鍵を取ってきて、絵羽、秀吉、源次、嘉音は倉庫に向かう。
  13. 倉庫のシャッターの魔法陣を目撃する絵羽、秀吉、源次、嘉音。嘉音が鍵を開けシャッターを開く。
  14. 客間。朱志香、譲治、戦人、真里亞、南條がいるところに源次が戻り、南條を連れ移動。夏妃にも出くわし共に倉庫へ。それをみて朱志香、譲治、戦人も倉庫へ向かうことに。真里亞は客間に残る。
  15. 先に倉庫についている絵羽、夏妃、秀吉、南條、源次、嘉音。倉庫の中の惨状を目撃する朱志香、譲治、戦人。
  16. 夏妃が朱志香を抱きとめ、絵羽が譲治を抱きとめた。
  17. 薔薇庭園の倉庫。戦人は蔵臼、留弗夫、楼座、霧江、郷田の遺体を目撃。それ以外にもまだいるようだ。遺体はどれも顔が破壊されている。蔵臼の顔は半分破壊されている。留弗夫、霧江の顔は全部破壊されている。
  18. 嘆く戦人をなだめる譲治、南條。
  19. 南條の検死。死体の損傷は死後のものらしい。検死は専門外。
  20. 6人目の遺体を見下ろす秀吉。それが見えないので誰なのか確認する譲治。紗音であると告げる秀吉。
  21. 紗音の顔が破壊されていることを暗に示す秀吉。譲治が遺体のそばに行くのを止める秀吉。秀吉視点で、紗音の頭部は半壊している。
  22. 紗音の遺体をじっと見る嘉音。
  23. 紗音の左手薬指に指輪がはめられているのを確認する秀吉と嘉音。それを譲治に教える秀吉。
  24. 朱志香、譲治、戦人、嘉音は先に屋敷に戻る。
  25. 倉庫の新たな施錠。源次が南京錠を用意し取り付ける。鍵は夏妃が預かる。

 

●戦人が遺体を目撃した時の全員の状況

・顔全壊の遺体:留弗夫、霧江

・多分顔全壊の遺体:楼座、郷田

・顔半壊の遺体:蔵臼、紗音

・倉庫にいる生存者:絵羽、朱志香、譲治、戦人、夏妃、秀吉、南條、源次、嘉音

・倉庫にいない:金蔵、真里亞、熊沢、機長

 

★戦人の検死能力

 戦人は専門家ではないので誤認する可能性はある。しかし、顔面や頭部が破壊されたりして損傷著しい遺体が生存するためのトリックはノックス第4条に抵触するので、戦人は常識的な範囲で生死の確認はできる

 

<惨劇の開幕>

  1. 絵羽、朱志香、譲治、戦人、夏妃、秀吉、南條、源次、嘉音が客間に戻ると真里亞がテレビを見ている。
  2. 絵羽と夏妃は金蔵に報告に。熊沢が客間に駆け込む。食堂に血があるとの報告。
  3. 朱志香、譲治、戦人、秀吉、南條、嘉音、熊沢は食堂へ。どうやら殺害現場のようだ。
  4. 朱志香、譲治、戦人、秀吉、南條、嘉音、熊沢は客間に戻る。源次が戻り警察に連絡できないと報告。
  5. 真里亞に6人死んだことを告げると、意味が理解できないことをつぶやく。戻ってきたらしい夏妃の声が耳に入る。
  6. 絵羽、夏妃が客間に戻り報告を受ける。熊沢が配膳車をもって戻ってくる。絵羽、夏妃は金蔵が不在だったという。
  7. 客間で朝食。現状周知。蔵臼、留弗夫、楼座、霧江、紗音、郷田が死体で発見された。夏妃と絵羽が一応探したが、金蔵が行方不明。
  8. 夏妃、源次、嘉音、熊沢は戸締り確認のため客間を出る。後に残る絵羽、朱志香、譲治、戦人、真里亞、秀吉、南條。
  9. 昨夜紗音に求婚したという譲治。紗音を紗代と言いかえた。朱志香は数年前から紗音に相談を受けていたという。
  10. 絵羽と戦人の推理。絵羽は19人目を否定。使用人を怪しみ、さらに黒幕がいると考えているという。
  11. 絵羽のアリバイ証言。絵羽と秀吉は24時過ぎに話し合いを抜けゲストハウスに戻り、その時源次が出迎えたという。
  12. 朱志香、譲治、戦人、真里亞、秀吉、南條でシャッターの魔法陣の話。秀吉、南條が自分が見た魔法陣の説明。豹変して解説する真里亞。
  13. 昨夜の晩餐で真里亞がベアトリーチェの手紙を読んだことを思い出す戦人。
  14. 客間に戻る夏妃、源次、嘉音、熊沢。ライフル銃を携えている夏妃。

 

<オカルト>

  1. 厨房。昼食後厨房に移動した源次、嘉音、熊沢。昼食は客間でとり、準備のため使用人たちは一度厨房に出た模様。
  2. 紗音の死について話す源次、嘉音、熊沢。ベアトリーチェが紗音を生贄にしたというような発言をする嘉音。夏妃の部屋の扉の血のような跡について話す源次。それを受け、なぜ夏妃が生贄を免れたのかという嘉音。
  3. 厨房に姿を現す戦人。源次と嘉音の会話を聞いていたようだ。
  4. 慌てて礼を取る源次、嘉音。それよりも話の続きが聞きたい戦人。ベアトリーチェとは何者か問う戦人。
  5. 嘉音の胸倉をつかみ問い詰める戦人。なだめる熊沢。割って入る源次。覚悟を決め話す様子を見せる源次、嘉音。改めてベアトリーチェとは何者か問う戦人。
  6. ベアトリーチェは存在し、今も島にいるだろうという源次、嘉音。ベアトリーチェは姿が見えないだの蝶の姿になるだのいう源次、嘉音、熊沢。
  7. 厨房に姿を現す真里亞。真里亞もベアトリーチェがここに“い”ると言う。戦人の背後に目の焦点を合わせる真里亞、源次、嘉音、熊沢。そこには誰もいない。
  8. サソリのお守りをなくしたという戦人。

 

●魔女が“い”る演出

 明らかに幻想であることを口にしているので、魔法や魔女が存在しない前提なら真里亞、源次、嘉音、熊沢は偽証者である。ただし嘘をついているつもりはなく本気で信じている可能性は否定できない。戦人が来る前から幻想めいた会話をしているので本気なのかもしれないが、戦人の気配を察知して会話を開始したのかもしれない。

 

  1. 客間。片付けの後戻った使用人たち。戦人と真里亞も戻っている。全員ちょくちょく外出した模様。
  2. 真里亞の豹変について話す朱志香、譲治、戦人。朱志香はたまに見たことあるという。楼座もそれを知っていてひどく嫌がっていたらしい。
  3. 今度はベアトリーチェについて話す朱志香、譲治、戦人。使用人の間では一種の怪談のようになっているとか。
  4. 譲治によるベアトリーチェの手紙の解釈。利子には右代宮の人間の命も含まれる。
  5. 犯人の目的は碑文の謎を解かせるためという仮説を発表。夏妃は否定的。秀吉は肯定的。絵羽、朱志香、譲治、南條もそれぞれに意見を述べる。
  6. 金蔵の不在に議論は発展。最後に金蔵を見たのはおそらく自分だという夏妃。今朝金蔵の書斎で金蔵に挨拶したと証言し、書斎の鍵と言って金色の鍵を源次に返却する。
  7. 金蔵の書斎に隠し扉はないか問う絵羽。源次、嘉音は無いと答え、南條、熊沢は聞いたことがないと答える。
  8. 今朝金蔵の書斎で夏妃と合流した後レシートを書斎の扉に挟んでおき、夏妃と一緒に金蔵に事件の報告をする際にはレシートは挟んだ場所から全く動いていなかったと主張する絵羽。
  9. 自室の扉の赤い塗料の悪戯について言及する夏妃。
  10. 昨日夕食直前まで金蔵とチェスをしたのが最後と証言する南條。昨夜の金蔵の晩餐のお世話をしたと証言する源次。自分と紗音も一緒だったと証言する嘉音。
  11. 結局夏妃は今朝金蔵に会ってないと主張する絵羽。同調して潔白を示せという秀吉。金蔵の書斎の窓は内側から閉じられていたらしい。さらに、夏妃が金蔵を書斎の窓から突き落としたという推理を披露する夏妃。
  12. 絵羽の推理の穴を突く戦人の推理。
  13. 喘息の発作を起こす朱志香。南條がとりだした吸入器を嘉音が朱志香に渡し、それを用いると症状軽快。
  14. 場は落ち着き、絵羽と秀吉は客室に行くと言って客間を出る。

 

●絵羽の主張

 金蔵はすでに死んでいるのでその存在を証言した夏妃、南條、源次、嘉音は偽証者である全ての人物は右代宮金蔵を見間違わないので、異なる人物を金蔵と思い込まされているということもない。結局、夏妃は嘘をついているという絵羽の主張は正しかったわけだが、秀吉と一緒になって容疑を夏妃に向けようという意図はうかがえる。

 

<寄り添う二人>

  1. 客間。朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃の会話。
  2. 厨房。夕食の準備をする嘉音、熊沢。チェスをしている南條と源次。
  3. 金蔵はどこに行ったかについて話す南條、源次。源次は自分は蚊帳の外と思って安心しているのではと怪訝に思う南條。

 

●南條の不安

 この厨房での南條と源次のやり取りは、金蔵はすでに死んでいて、それに関する嘘を証言した二人の会話であるからおそらく幻想である。ただし、別の人物を“金蔵”と呼んでいる可能性は否めない。いずれにしても探偵視点での出来事ではないので何も断定はできないが、“自分は蚊帳の外と思って安心している”という考え方は伏線としてキープしておきたい

 

  1. 絵羽と秀吉が移動した客室。寄り添う絵羽と秀吉。紗音が死んで安堵する自分もいたと回想する絵羽。
  2. 客間。夕食の準備ができたと夏妃に報告するため客間を訪れる源次。この時朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃は客間にいる。
  3. 絵羽も一応声をかけるよう源次に指示する夏妃。
  4. 絵羽たちの客室を訪ねる源次、嘉音。扉の下に差し込まれた金蔵の封筒を嘉音が発見する。強く呼びかけても反応なし。この時点で魔法陣はなし。
  5. 源次が鍵を用い扉を開けるが、チェーンがかかっている。
  6. 一旦厨房に戻り南條、熊沢と合流する源次、嘉音。
  7. 南條、源次は客間に報告へ向かい、嘉音、熊沢は倉庫にチェーン切断の工具を探しに行く。
  8. 客室に到着する嘉音、熊沢。そこで扉に書かれた魔法陣を目撃する。
  9. 嘉音がチェーンを切断した後、客室に入る嘉音、熊沢。
  10. ベッドに横たわる、眉間に凶器が突き立てられた絵羽の遺体を、嘉音と熊沢が発見する。
  11. バスルームで、眉間に凶器が突き立てられた秀吉の遺体を、嘉音が発見する。
  12. 夏妃、南條、源次が客室に到着。魔法陣を目撃。封筒を夏妃が回収。
  13. 夏妃、南條、源次も夏妃、秀吉の遺体を発見。南條の検死。二人の死を確認。
  14. 夏妃たちの後を追って朱志香、譲治、戦人、真里亞も客室に到着。朱志香は魔法陣に驚く。
  15. 譲治が絵羽の遺体を目にしてしまう。譲治が婚約者と両親を亡くしたことを嘆く戦人。

 

<ボイラー室>

  1. 客室は施錠することにして客間に戻ることにする夏妃。特に反対なし。
  2. 廊下に漂う悪臭に気付く一同。
  3. 厨房に確認に行く熊沢。源次の指示で後を追う嘉音。さらに後を追うように移動する一同。
  4. 移動中。先の事件について話す朱志香、譲治、戦人。戦人はチェーンが掛かっていたのを確認している。
  5. 絵羽夫婦の殺人について考察する戦人。客室の扉は内からチェーンが掛かり、窓も内から閉まり、遺体が室内にあり、絵羽は奥のベッドの上、秀吉はバスルームという認識。
  6. 真里亞による魔法陣の説明。朱志香、譲治はその時近くにいる。
  7. ボイラー室から悪臭が漂っているのに気付く嘉音、熊沢。
  8. 地下から扉の閉じる音を聞く嘉音、熊沢。腰を抜かす熊沢。
  9. ボイラー室に駆けだす嘉音。遅れて追いかける熊沢。ボイラー室に一人到着する嘉音。
  10. 黄金蝶の群れが出現する。それに鉈を振り上げ挑む嘉音。
  11. 嘉音の胸に凶器が撃ち込まれる。蠱惑的に舞い踊る黄金蝶の群れ。
  12. 遅れてボイラー室に到着する熊沢。そこで血の海に横たわる嘉音を発見。
  13. さらに夏妃、その後に戦人、源次がボイラー室に到着。彼らも血の海に横たわる嘉音を発見。
  14. 夏妃は嘉音にまだ意識があることに気付き、源次に託す。
  15. 奥の扉から中庭へ飛び出す戦人。それを追う夏妃。しかしそこには誰もいなかった。
  16. ボイラー室に戻る戦人、夏妃。収穫なしと告げる。
  17. 嘉音は譲治、南條が二人で使用人室に運び、朱志香、熊沢が同行したとのこと。
  18. ボイラー室の床には大量の血だまりと凶器が残っている。絵羽たちに用いられた凶器と比較して同じもののよう。絵羽たちの凶器は遺体に突き刺さったままの状態。
  19. 焼却炉から引き上げられた遺体の周りに真里亞、夏妃、源次。戦人もそれを見るが誰なのか分からない。
  20. 遺体の両足指は6本ずつあり、それを根拠に夏妃、源次はそれが金蔵の遺体だと証言する。遺体の眉間には凶器が撃ち込まれている。
  21. ボイラー室も施錠して封印することに。
  22. もうすぐ黄金郷に行けると喜ぶ真里亞。あやしいが、真里亞はずっと行動を共にしている。

 

<籠城>

  1. 嘉音は助からなかった。最後の一秒まで献身的に懸命に医療した様子がうかがえる南條。
  2. 嘉音の死を嘆く朱志香。悔やむ熊沢。熊沢をなだめる源次。熊沢を詰ってしまう朱志香。
  3. ベアトリーチェは死者も蘇らせるから嘉音にもきっとすぐに会えると言って朱志香を慰める真里亞。朱志香は真里亞を問い詰めるが夏妃に止められる。
  4. 譲治は真里亞といつも一緒にいたので犯人ではないと考えている。譲治も真里亞に問うが答えは同じ。
  5. 夏妃が真里亞を叱り、真里亞も黙る。
  6. 朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、南條、源次、熊沢による籠城先の相談。源次が金蔵の書斎を提案する。
  7. 一旦厨房で食料調達し、金蔵の書斎へ移動。
  8. 扉の前でサソリの魔除けの効力の話題。サソリのお守りを扉の内側のドアノブに掛けていたと言う夏妃。

 

●サソリのお守り

 夏妃がサソリのお守りを扉の内側のドアノブに掛けたことが探偵視点に示されているかは微妙である。もし事実だとしても金蔵の書斎のドアノブにはサソリの魔法陣があるので誰でも魔除けの効果を連想することはできるし、夏妃の部屋に入って初めてお守りに気付いてターゲットを変更したという線も考えられるので、絶対の証拠にはならない。しかし、サソリのお守りのくだりを知る朱志香、譲治、真里亞、紗音、特に夏妃にお守りを渡した朱志香に疑いがかかる伏線にはなる

 

  1. 源次が鍵を開け朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、南條、源次、熊沢は金蔵の書斎の中へ。
  2. 未開だった封筒の開封。“我が名を讃えよ”。
  3. 源次の語るベアトリーチェ。すでに死んでいる。金蔵が深く愛した女性。ベアトリーチェと金蔵の間に子供があるとは聞いていない。
  4. 福音の家の話題から、生贄という単語が出てくる。
  5. 一連の殺人が碑文に沿ったものであることに気付く。真里亞はすでに気付いていた。皆が肖像画に気を取られる。
  6. 昨夜の魔女の手紙の内容を思い出す戦人たち。利子をもらいうけるが黄金の在り処を暴けばやめる。
  7. 突然現れる新たな封筒。真里亞がそれを指摘。夏妃がライフル銃を源次たちに向ける。
  8. 夏妃の指示で新たな封筒を開封する戦人。引き分けはないという内容。
  9. 夏妃が疑いを向けるのは真里亞、南條、源次、熊沢。
  10. 絵羽たちの殺人の時使用人以外にはアリバイがあったという譲治。それを否定しない戦人。
  11. 真里亞、南條、源次、熊沢は書斎を出る事になる。2本の金色の鍵と鍵束を夏妃に渡す源次。
  12. 真里亞、南條、源次、熊沢は書斎を出る。その際サソリのお守りを真里亞に返す戦人。
  13. 新たな封筒にもう一枚手紙があるのに気付く戦人。それには魔法陣が書いてあった。

 

<黄金の魔女>

  1. 朱志香は嘉音が好きだったと譲治に教えられた戦人。
  2. 魔法陣の意味を調べる戦人。その意味が“不和”と知る。
  3. 突然鳴る電話。夏妃が受話器を取る。無言電話だが、遠くから女の子の歌が聞こえる。真里亞っぽい。
  4. 真里亞を助けようと書斎から出る朱志香、譲治、戦人、夏妃。
  5. 客間へ向かう。移動中、射出機についての会話。譲治は凶器が嘉音の胸に突き刺さっていたという認識で、夏妃は嘉音の傷が肺に届いていたと聞いている。
  6. 客間の扉の前に到着。客間の中からは真里亞の歌がずっと聞こえてくる。
  7. 客間の扉を譲治が開けようとするが鍵がかかっている。夏妃が鍵を譲治に渡し、解錠。客間に飛び込む戦人、夏妃。
  8. 血の海に横たわる南條、源次、熊沢。彼らの顔は破壊されている。源次の腹、南條の膝、熊沢のふくらはぎに突き立てられている悪魔のアイスピック。
  9. 真里亞は部屋の奥で壁に向かい歌い続けている。
  10. 真里亞の証言。客間には鍵をかけていたがベアトリーチェは入ってきた。その場にいる4人のうち真里亞以外を生贄に選んだ。ベアトリーチェの指示で壁に向かって歌い続けた。
  11. 夏妃の不在に気付く朱志香、譲治、戦人。手紙を読みながら一人で出て行ったという真里亞。追おうとするも客間の扉にかんぬきがかかり開かない。
  12. 玄関ホール。ベアトリーチェを呼ぶ夏妃。現れる黄金蝶の群れ。それに向けて決闘の申し出を受けるという夏妃。人型をとる黄金蝶。
  13. 戦人たちが体当たりで扉を開け客間を出た刹那、聞こえる銃声。
  14. 銃声がした玄関ホールへ向かう朱志香、譲治、戦人、真里亞。
  15. 玄関ホール。仰向けおむけに倒れている夏妃。額にはピジョンブラッドの煌き一粒、そこから出血。嘆く朱志香。夏妃の握るライフル銃から硝煙のにおい。
  16. 肖像画の前に肖像画の人物が現れる。真里亞はベアトリーチェと呼んで飛びつく。戦人はそれを目にする。
  17. 24時を迎え時間切れ。

 

●肖像画の人物

 ラストにまるで肖像画のベアトリーチェが飛び出してきたかのような演出をしているが、これはベアトリーチェのドレスを着た人間の姿を見ただけのものと思われる。例えば死んだはずの人間が現れたとしたら、戦人のような反応も不自然ではないのではないか。

 

<Tea party>

●お疲れさま会

 『ひぐらしのなく頃に』のようなおまけかと思ったら、まさかのメインステージでした。以後はこの場所を中心に戦人とベアトリーチェの戦いが繰り広げられることになる。そして、メインステージなので現実である。すなわち、誰かが書いた物語をなぞった世界ではないということである

 

●戦人の怒り

 魔女や魔法など存在するわけがないと怒る戦人。それは当たり前の感覚だと思うが、目の前に普通に魔女ベアトリーチェが登場してしまうと逆に戦人の主張がちぐはぐに感じられる。実際、『ひぐらしのなく頃に』には魔女と呼べる存在は存在していたし、魔法のような超常現象が存在する前提でもミステリーは構築できる。

 そもそも戦人は自分をどういう存在だと考えているのだろうか。戦人は自分たちの最期に言及し、大勢を殺した憎き犯人を見つけ出したくないのか皆に問うている。つまり戦人は六軒島で大量殺人事件があったらしいことは理解しており、自分はそこで死んだ存在だと考えているものと思われる。しかし死んだはずの自分がいつのまにか何故かお茶会の席にいて、事件の再現らしきものを見せられている。それがどういうことかは分からないが、ともかくこれは真相を知る機会だぞと戦人は捉えた。それなのに、みんながあっさりと魔女の存在を肯定してしまったので腹を立てたという流れだろうか。

 六軒島の事件はあくまで自分たちが存在した世界の出来事なのだから、その世界には魔法も魔女もいるはずがないというのが戦人の主張だと考えられる

 

★世界観

 お茶会での戦人の主張をちぐはぐにしないために、以下の二つの世界は明確に区別する必要がある。

「ベアト世界」:Ep1のお疲れさま会会場を中心とした、そこと同じ階層の世界。いわゆるメタ世界。現実。魔法も魔女も存在する。

「六軒島世界」:大量殺人事件の舞台となった六軒島と、同じ階層の世界。現実。魔法と魔女の存在の有無が問題になるのはこの世界。

 

★幻想と現実

 当考察では以下の意味でこれらの単語を用いています。

「現実」:確かに存在する世界。物語ではないということ。

「幻想」:この単語でひとまとめにしていますが、厳密には場面ごとに異なる意味で用いています。

“非現実”として:物語の上でしか存在しない世界。ゲーム盤そのものはこれに該当する。⇔「現実」

“魔法の表現”として:この意味だと、ベアト世界では現実だが、六軒島世界では真実か虚偽かが問題になる。

“虚偽”として:ゲーム盤上で用いるとこの意味になる。戦人の主張では魔法が存在しないので、幻想表現がでてきたらそれは虚偽とみなすしかない。逆に、明らかに虚偽の部分も幻想と呼ぶ。⇔「真実」

 

★「ゲーム盤」

 Ep1~8をそれぞれまるごとゲーム盤と呼ぶこともあると思いますが、当考察では、魔女が用意する六軒島殺人事件の再現のみを指して用います。ゲーム盤自体は幻想、非現実です。

 

★ベアト世界の住人

 ゲーム盤上の戦人や黄金の魔女の称号としてのベアトリーチェと区別するために、当考察では、ベアト世界で推理バトルをしている戦人とベアトリーチェを、それぞれ「メタ戦人」、「ベアト」と呼びます。

 

<????>

●魔女の力

・ベアトリーチェ:1人を無限に殺す力。

・ベルンカステル:ゼロでない限り必ず成就させる力。

・ラムダデルタ:1人を必ず殺す力。限りなく絶対を生み出す力。

 これらの力は『うみねこのなく頃に』の世界観に関わってくると思われる。

 

★世界観2

 ベルンカステルはベアト世界を訪れた旅の魔女のようなので、下記のような世界の存在が示唆される。

「カケラの海」:数多の世界のカケラが星々のごとく浮かぶ世界。現実。魔法も魔女も存在する。ベアト世界や六軒島世界もカケラの海に浮かぶカケラのひとつ。

 

<<Ep1考察>>

★第一の晩

・アリバイは全員ほとんどないに等しい。

金蔵はすでに死んでいるので犯人ではない。

源次、熊沢、南條は殺人者ではないので犯人ではない。

・戦人が探偵視点で蔵臼、留弗夫、楼座、霧江、郷田の遺体を目撃している。遺体はどれも顔が破壊されているので死んだふりではない。従って彼らは犯人ではない。

・戦人は紗音の遺体を見ておらず、紗音は生存している可能性がある。紗音が生存しているとすると、検死したであろう南條、頭部が半壊した遺体を確認した秀吉と嘉音、秀吉の配偶者絵羽、南京錠に関わる夏妃と源次、この6人には偽証者の疑いが生じるが、探偵視点の出来事ではない。

 

実行可能:絵羽、朱志香、譲治、真里亞、夏妃、秀吉、紗音、嘉音、機長

偽証者疑い:絵羽、夏妃、秀吉、南條、源次、嘉音

生存者:絵羽、朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、秀吉、南條、源次、紗音、嘉音、熊沢、機長

 

★第二の晩

・まず、絵羽と秀吉がいつ殺されたかを考える。ボイラー室に向かう途中で戦人は絵羽夫婦の殺人について考察しているので、その時点ですでに事件が起きているのは明らか。そして、嘉音に使われたと思しき凶器を絵羽たちに用いられた凶器と比較し、その凶器は遺体に突き刺さったままの状態だったというのだから、戦人は遺体を確認している。なので、ゲーム盤で提示された通りのタイミングで絵羽も秀吉も殺されたように見える。しかし、厳密には戦人が遺体を二つとも確認した描写は無い。だがどちらか一方は確実に確認している。絵羽は奥のベッドの上、秀吉はバスルームという位置関係から、確認したのは絵羽の方だろう。バスルームの遺体しか確認しないというのは不自然だ。つまり、替え玉トリックは存在しないので、事件発覚の時点での絵羽の死は確定するが、秀吉は事件発覚の時点ではまだ生存していた可能性がある。だとしても二人は他殺であるとされているので、秀吉はいずれ殺される。秀吉が事件発覚時にまだ生きているとすると、検死した南條は偽証者だが、探偵視点の出来事ではない。

・アリバイだが、譲治は絵羽たちの殺人の時使用人以外にはアリバイがあったといい、戦人は探偵視点でそれを否定しないので、朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃にはアリバイがあるとみなせる。

・金蔵、南條、源次、熊沢が犯人でないのは第一の晩と同じ。

・チェーンによる密室だが、チェーンが掛かって部屋に入れない状況を戦人視点が確認したわけではないので、チェーンはかかっていなかったと主張できる。するとその状況を確認した源次、嘉音は偽証者になるが、その確認も戦人視点ではないし、夏妃などに報告した場面もない。

 

実行可能:秀吉紗音、嘉音、機長

偽証者疑い:南條、源次、嘉音

生存者:朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、秀吉、南條、源次、紗音、嘉音、熊沢、機長

 

秀吉殺し

 一応秀吉は事件発覚の時点ではまだ生存していたとして誰が秀吉を殺せたかを検討。戦人、秀吉、南條、源次、熊沢をのぞく第二の晩以降の生存者は、ボイラー室での混乱、“不和”の封筒による書斎からの追い出し、最後の夏妃の単独行動と、いずれかのタイミングで戦人の視点から外れる事が出来るので、朱志香、譲治、真里亞、夏妃、紗音、嘉音、機長には可能。

 

★第四の晩

 すでに死んでいた金蔵の遺体を焼却。

 

★第五の晩

 島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかったとあり、嘉音は自殺ではなく、嘉音は事故死ではないのだから、嘉音は病死か、生存しているかのどちらかである。つまり、嘉音は生存している可能性がある。それなのに譲治は凶器が嘉音の胸に突き刺さっていたという認識で、夏妃は嘉音の傷が肺に届いていたと聞いているのだから、最後の一秒まで献身的に懸命に医療したらしい南條が虚偽の報告をしているのは間違いない。南條は偽証者である嘉音は助からなかったと戦人が認識しているのは伝聞なので誤認ではない。

 

偽証者確定:南條

生存者:朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、秀吉、南條、源次、紗音嘉音、熊沢、機長

 

★第六、七、八の晩

・朱志香、譲治、戦人、夏妃は行動を共にしていたのでアリバイがある。客間に飛び込んですぐ南條、源次、熊沢の、顔が破壊された遺体を発見しているので、発見時に殺すという芸当はできない。

同室していた真里亞は殺していないので犯人ではない。

 

実行可能:秀吉紗音嘉音、機長

生存者:朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃、秀吉紗音嘉音、機長

 

★夏妃の死

 夏妃は他殺で、生存者も全員がアリバイがある。この“生存者”は戦人視点での生存者だと考えざるを得ない。トラップじゃなく、ちゃんと銃を構えて引き金を引いてしっかり射殺したのに純粋に生存している人間のことを指すとすると、本当に魔女の仕業としか考えられなくなるからだ。この場合戦人視点の“生存者”は朱志香、譲治、戦人、真里亞、夏妃なので、夏妃を殺した容疑者は秀吉紗音嘉音、機長となる。

 

★まとめ

 以上より、碑文殺人としての第一~八の晩を全て遂行し得たのは、秀吉紗音嘉音、機長である。夏妃殺しや秀吉殺しはカウントしないが、夏妃も同じ人物が殺したと考えて差支えないだろう。

 偽証者は、真里亞、夏妃、南條、源次、嘉音、熊沢は確定。疑わしいのは絵羽、秀吉。

 

 

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