越谷フェンダーブログ

地球環境の為に車部品のリサイクルについて考えます。車の話や会社の裏話を公開します。

労働コスト

2007年04月13日 15時03分32秒 | 中古部品の裏話
10年以上前になるが、大手リビルト会社の社長が当社に訪て来られた。・・・当社が扱う再生バンパーの補修を・・海外の豊富な労働力を活用してはどうか!!・・と暖かい申し出であった。

私が若かった事もあり『リサイクルは国内で』という思いがあり・・お断りした事がある。・・その後 このリビルト会社は単独でバンパー補修を海外で手がけ・・・現在リビルト市場に大きなシアーを獲得し、成功を納めている。

先日 この社長が久しぶりにお見えになった。・・ヘッドライトのリサイクルを海外で再チャレンジする・・というお話であった
・・2~3年前 社長から『ヘットライトの補修を研究していたが海外での作業は難しいと判断した』・・・『在庫のライトを引き上げて・・』という電話をいただき、片付けに行った経緯があった・・・。

ヘッドライトのリサイクルを始めた頃は、品質的な問題よりも品揃えに重点が置かれていたが・・最近は品質が最優先になり、限りなく新品部品に準ずるものが要求される・・集荷してきた『コア』のスクラップもかなりの量に達する

もしこれらのスクラップが海外の安価な労働力によって、十二分に手間をかけて修理する事が出来れば??・・素晴らしいリサイクルの輪が生まれる事は間違い無い

リサイクル率を伸ばすには、労働コストが大きな壁になる・・・コストの壁を打ち破るには・・海外へのシフトがどうしても避けられない状況になる・・。

まだまだ・・国内で努力したい思いは十分あるが・・・カギは・・利用者のリサイクル部品に対する理解度の高まりである・・・・・。・・価格以外の価値観が生まれるかどうかにある・・。


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