私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

遠藤寛子の算法少女

2012年07月15日 14時11分57秒 | 歴史/時代物
200年ほど前に実際に出版された算数(和算)の本、"算法少女"をもとにした本。
出版したのは千葉桃三という医者と、その娘のあき。
その本をもとに、時代小説ふうにした本。
たいそう興味深い資料で、べつの時代小説家が書けば、もっとおもしろいフィクションになっていただろうと思う。本屋対象になった、天地明察も江戸時代の数学の質の高さを描いていて、本としてもとてもおもしろかった。 これもそういうものかと思ったので、小説としてイマイチな内容だったので、残念。