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主に読んだ本の感想。日常のできごと。

浅田次郎の壬生義士伝

2011年07月26日 18時12分22秒 | 歴史/時代物


新選組関係の本は赤穂浪士に続いて敬遠してきたものだった。
でもこの本を読んで、すっかり新選組にはまってしまった。

新選組のあまりしられてない隊士吉村貫一郎についてかかれている。
無名の侍なので、固定観念なく素直に話を追うことができるし、どんどん好奇心もわいてくる。
謎の人物(若いらしい)が大正になって、ひとりひとり昔吉村貫一郎の昔をしっているものを尋ね、どういう人物であったのか話をきく。
新選組の同僚、幼なじみなどの話をとおして、彼がどういう風に生き、最後どのように死んでいったのかが少しずつ分かってくる。
政治的な話より、吉本個人の性格に重きをおいているところも気に入った。
もうこれは絶対おすすめ。


さて、すっかり新選組に夢中なので、いろいろネットで本をさがしていてしったのだが。
新選組の2番組長だった永倉新八がなんと大正まで生きていて、余生を小樽ですごしていたらしい。その時、小樽新聞の記者の取材に応じて語った連載をまとめたのが本がある。
それが、新選組顛末記。

まさか幹部クラスで生き残りがいたとは。(斉藤一も生き残ったらしい)。
こちらも読んでみたいとおもう。

ネットで検索していて、いきあったたのがNHKの2004年の大河ドラマ新選組。
これは全然知らなかった。 でも、香取信吾が近藤勇と聞いた時点、没。