私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

高田郁の八朔の雪

2011年04月18日 13時13分58秒 | 歴史/時代物

これまた、NHK朝の連続小説にぴったりな本だった。
昨今はやっている食をテーマとする江戸時代もの。女性(18歳)ながらに大阪の一流料亭の板場で見習をしていた澪。
若旦那の賭博のせいで店が潰れてしまい、お女将さんと2人で細々と長屋ぐらしをしながら、料亭の再建をめざしている。

江戸での奉公先は蕎麦屋のつるや。しかし、大阪の味になれている澪は江戸の客にはうけいれられない。
いろいろ工夫をして、大阪らしさと江戸らしさを合わせた料理をつくりだす澪。
澪の料理が人気になるとともに、やっかみ、便乗などの被害にあう。逆境の中でも料理にひたむきにがんばる澪。本編はその第1作目。

ちなみに、本の最後にはレシピつき。古本屋でみかけたらどうぞ。

古本屋でおもいだしたが、週末公立図書館へと足を運んだ。
図書館の一部が公営の古本屋となっていて、これをのぞくのもまた私の楽しみとなっている。今回はなんと掘出し物発見
日本語の本6冊入手した。誰かが寄付したものらしい。 しかも、そのうちの一冊は私が前から目をつけていた京極夏彦の豆腐小僧双六道中。
1冊25円でトータル125円と破格の値段だった。