思考訓練の競馬 帰納と演繹

血統を中心とした競馬予想・競馬データ・馬券論を多くの人と共有できることを期待します。 

新馬戦へのアプローチ

2016-09-30 16:03:08 | 予想
新馬戦は他の条件のレースとは大きく予想のファクターが変わってきます。

成績欄が真っ白な馬たちの、勝ち負けをどうやって予想するのか。


僕なりのアプローチとしては 血統(種牡馬・配合・兄弟近親)を見る事です。

まず新馬だと調教が重視されていると思いますが、基本的に僕は調教を重視しない立場です。
調教を活用するとしても、●各馬のタテの比較(前走時の調教と比べてどうかとか) ●各馬の走法の確認 のためです。

なので新馬戦では血統と走法の見比べに使いますがそれほど時間を費やしません。

では具体的に血統と一口に言っても、多様な意味合いを含みますから、細分化して整理します。

話を具体的にするために、明日の土曜日阪神6Rの新馬戦を予想します。

【種牡馬】

まず確率論から言ってサイア―ランク下位の種牡馬よりは上位の種牡馬を狙うのが筋です。

今回の出走馬の父でいえば、ゴールドアリュール、ネオユニヴァースが上位種牡馬でまずここは要チェックです。

【配合】
しかし、種牡馬だけで予想ができるならラクな話で、同一種牡馬が多数出てくることもありますし、種牡馬はひとつの入り口であって配合パターンまでチェックが必要です。

ゴールドアリュールでいえば 10番アイアンテーラーは、母父ティンバーカントリーにリアルシャダイを持っていてコパノリッキーと同じです。


また配合から新種牡馬やマイナー種牡馬を拾います。
3テルペリオンは、新種牡馬フリオーソですが、まだサンプルが少ないですがだからこそ美点を見つけて狙います。
ファーザとジェイドロバリーは似通った血です。Mr.ProspectorとNorthern DancerとSpecialが共通していて相似な配合は早期の活躍を促すという説から面白いです。



また6パイオニアシーザーは、エンパイアメーカーと非常に相性の良いフォーティナイナーが母父です。


【兄弟・近親】
兄弟や近親の成績がいい事と、新馬で好走することの因果には懐疑的であるべきですが、系統の異なる種牡馬からコンスタントに活躍馬を出す母などの存在を考えれば牝系の力は侮れません。

出走馬中で、近親にダート活躍馬が多いのは 10アイアンテーラーと9バングライオンでしょう。
アイアンテーラーの兄弟は、以下のようにダートに出る血統。


バングライオンは兄弟の成績は全体的には振るわないですが、全兄のタカオノボルはレパードS2着があってダート準OP勝ちでダートなら期待できる。母が米血主体なのも要因でしょう。Buckpasserが3本にDeputy MInisterにA.P.Indyと米血の塊。

とまあつらつら書きましたが、この過程をたどってもピックアップはできても優劣をつけるのは非常に難しいです。
なので新馬は僕はBOX買い中心で、一頭選べれば単勝というスタンスです。3.6.9.10のBOXです。




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