No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

AIG Japan Open 2004(2)

2004-11-21 00:00:00 | 2004JapanOpen観戦記
■2004/10/9 Sat.

前日は終電ではなかったものの深夜のチェックインでもうふらふら~。前日は始発で出てきて殆ど飲まず食わず。しかし有明での食事事情はあまりよくないのでそれは予想していたことであった。(今年は東京ではやりの「ネオ屋台」がたくさん出ていたらしいが、雨だったので一度もいかなかった。)なので深夜にルームサービスがいただけるホテルにしておいて正解であった。

朝も、できるだけ朝食ブッフェで食べ溜めしておく勢いでできるだけ食べておいて・・・なんてやっていたら、試合開始に間に合わなかった。もっとも昨日からの疲れで動きが散漫になっていたからであるが。

そしてその日も・・・当然雨。昼からは台風が直撃する予報であった。
しかし会場は、凄い人であった。

まず、シャラポワさんの前座に女子ダブルス準決勝があった。しかしこの前座が私にとっては今年の有明のハイライトの1つ。なぜなら、応援したい選手があっちにも、こっちにも・・・。

●試合1:Shinobu Asagoe(JPN) / Katarina Srebotnik(SLO) def.
Bryanne Stewart(AUS) / Samantha Stosur(AUS) 4-6,7-6(4),7-5

途中から入ったら、え?女子ダブルス?
ちょっとちょっとちょっと~!!!
一体どう応援しろと言うの?!私の心は分裂状態で「しのぶがんばれ!」「カター!!」「Goサミー!」「Let's go ブリエンヌーー!!」とぼそぼそ言っていました。しのぶ・カタのペアは2人ともシングルスでは1回戦負けだったので、ダブルスで振り切って欲しいし、しかし、サミーとブリエンヌだって!!そもそもしのぶ、サミー、ブリエンヌは2年前の岐阜50Kメンバー。「ああ、あの時は50Kで砂入人工芝コートだったけど、今日はティア3だけどいちおうツアーだしサーフェスだってたそがれ砂入人工芝じゃないわよ」なんて思ってたかは知らんけど、とても感慨深い面子の対戦。そんな中カタリーナはこの大会かあるいは東レPPOでの常連で、ダブルスではティナ・クリジャンさん(現コーチ?)と組んで年末最終戦にまででた実力者。その実力者が今日はしのぶと組んでいる。とにかく、どっちにも勝ってほしいので、一人勝手に悶えながら見ておりました。試合は大接戦で見ごたえありました。
ちなみに、ブリエンヌだけラケットに塗りが無いのよね・・・。ラケットは去年ウィルソンの赤いやつ。あれ?これって塗りが無いところまでフィッシャーさんと同じ?もしや共用?・・・な、わけない!絶対ない!!それにブルエンヌの靴下はのびてなかったしね。(一部意味明瞭)

●試合2:女子シングルス・決勝
Maria Sharapova(RUS) def. Mashona Washington(USA) 6-1,6-1

本日のメインイベント!お客さまの多くはこれを見にきた、というのもあって会場の人は多かったです。で、今日も通路のところに4列くらい人垣ができ、階段のところまで人が溢れていました。私は自分の席に座っていたが、マリアさんもマショナさんも見えませーん。今日も通路にあふれた多くのお客さまはマリアのお姿をカメラにおさめていました。
しかしお客さまだけではありません。報道カメラマンだってマリア、マリア、マリア・・・。試合が始まり、報道カメラマンは適当な場所に陣取るのですがマリアのチェンジコートとともに移動するカメラもありましたし、移動はしなくてもカメラのレンズは遠いほうのマリアの方を向いていました。
試合も、カメラのレンズの向きと同じように(?)一方的な展開。マリアが完璧なテニスで1stを6-0であっさり取り、2ndも一方的な展開に。たまりかねて私は「マショナーー!!!」と心の叫びを声に出してしまうほどでした。2ndセットの終盤に気迫でマショナがゲームを取り、「ウアアアーー!!」とも聞こえるマショナの雄叫びが会場に響いたとき、会場には大拍手が起こった(★)が、この1ゲームだけという結果でした。
私はマリアには何の恨みもなく、むしろ応援しているくらいなのに、去年も今年もこの有明の女子決勝戦で去年はアニコ(カプロス)に、今年はマショナに声を出して声援を送ってしまいました。
マリアは1試合ごとに進化している様子で、この試合も完璧だったと思います。
表彰式では今までお疲れ顔のマリアがやっとにっこりした顔になっていましたが、私は髪をおろしてよい姿勢で振る舞い、もらったばかりの小さな準優勝のプレートを見つめているマショナが印象的でした。
なお、★の部分について後日新聞かJTAメールマガジンか、出所は忘れたのですが「マリアをもっと長い時間みていたいから大拍手が起こった」といった意味の文が掲載されていましたが、会場に居た私としては、そういうふうには思えませんでした。あの拍手の多くはマショナの気迫溢れるプレイに対して、沸き起こったものだと思います。

●試合3:Taylor Dent(USA) def. Bohdan Ulihrach(CZE) 4-6,6-4,6-1
賑やかだった女子決勝が終了し、台風も接近していたので幾分お客さまは減ったがそれでも毎年の有明のことを思ったらお客さまはまだまだ多い。でも私はこの試合のことをあまり覚えていなくて。ぼんやり「オールチェコファイナルになるかオールオージーファイナルになるか・・・いや、違う!テイラーはアメリカ人!!テイラーのお父さんが豪州人!!!」などと考え事をしているうちに終わっていました。

●試合4:Jiri Novak(CZE) def. Lleyton Hewitt(AUS) 6-4,4-6,6-1
イルカさん祭り、この日も続行中・・・。レイトンはもしかしたら日頃しないようなミスがこの日は少し多めだったのかもしれません。
第3セットの途中に雨漏りのため中断し、レイトンにとっては恵みの雨になるか・・・と思われましたが雨よりも、イルカ祭りのほうが威勢が良かったんでしょう。それにしてもノヴァークさん、テレビで見るより柔らかいプレイでした。

●試合5:Jennifer Hopkins(USA) / Mashona Washington(USA) def.
Rika Fujiwara(JPN) / Saori Obata(JPN) 6-3,6-2
USAペア:おお!マショナ再び!!&ジェニファーの顔を覚えるプロジェクト。プレイもよかったです。
日本ペア:さおりさん、元気なさそうに見えました。りかちゃんの「カモン!」もそれにつられてか、勢いなさそうでした。心配です。

この頃から、会場で交通情報がアナウンスされるようになりました。私は土地感がないのであまりわからないが不通の区間もあるようでした。そして、お客さんはだんだん減っていきました。前のほうの席が開放され、近い席に移動しました。

●試合6:Jiri Novak(CZE) / Petr Pala(CZE) def.
Jarkko Nieminen (FIN)/ Graydon Oliver(USA) 7-6(3),3-6,6-3
本当なら男子ダブルスはアウトコートのはずだった。しかし雨のためセンターでするしかなくなったので、こんなに遅い時間にスタート。リアルスコアボードのサイトによると、この試合の始まったのは19:41、終わったのは21:45。
試合は気のせいか、チェコペアはパーラが基本的にはがんばり、ノヴァークはサーブとどうしてものところだけ打ち、あまり動いていないように見えました。明日のシングルス決勝のために温存していたのかもしれません。
ニエミネンさんとオリバーさんは、赤いシャツであわせて若さとパワーが売りみたいなパワーダブルスでした。同時に2人の顔を覚えるプロジェクトでもありました。

●試合7:Jared Palmer(USA) / Pavel Vizner(CZE) def.
Yves Allegro(SUI) / Michael Kohlmann(GER) 7-6(3),6(5)-7,7-5
この試合が始まったのが21:46。さらにお客さんは減っていました。私も少しはなれたところに泊まっていたので終電には乗ろうと思っていました。結局最後まで見れず、2ndセットの終盤で出てきてしまいました。終わったのは0:28だそうです。
印象的だったのは、入場してきたときのパルマー・ヴィズネルペアの表情。「え、まだお客さん残ってるの?!」みたいな戸惑った表情でしたが少し嬉しそうにも見えました。もしかしたら、ダブルスだし、どこの国でもほとんどお客さんいないし、今日もそんなもんか、と思って入ってきたのかもしれません。やっぱりお客さんいたほうが気持ちも盛り上がるものね。
その、パルマー・ヴィズネルペアは毎回サインプレーでしたが、実に息が合っていました。野球のピッチャーとキャッチャーのように、合意するまでサインを出しつづけていたのが印象的でした。

この日は終電・・・。ホテルではまたルームサービスで深夜メニューのお世話になりました。多少高いけど、お昼は抜いているし、それに暖かいものが食べられるのは本当にありがたかった。
で、明日起きられるんかいな・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
« 雨のATP MASTERS CUP | トップ | 第73回 全日本フィギュアスケ... »

コメントを投稿

2004JapanOpen観戦記」カテゴリの最新記事