妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。
在宅介護10年目。

あれから6年

2017-03-13 11:32:55 | 日記
 
   あれから6年経った。

   3.11 2:46

   黙祷

   
   
   妻はもうほとんど言葉を失っていたが

   余震のとき

   「怖い」と言った。


   まだ自分の足で歩くことが出来たので
 
   停電で寒い中、暗い中、リビングから出ようとした。


   自分で食べることが出来たが、

   何を食べさせたか覚えていない。


   6年が過ぎた。


   言葉は一言も出てこない。

   歩くことも出来なくなった。

   自分で食べることも出来ない。


これからの6年は今まで以上に

   過酷になるだろう。

   
   何とか生きていてほしい。


   しっかり握った愛する妻、子や孫の手を

   無残にも波によって引き離されてしまった。


   目の前で濁流に飲み込まれた

   その悲しみ、悔しさ、怒り、は消えることは無いと思う。

    
   妻は生きている。

   話せなくても、歩けなくても、一人で食べられなくても

   生きている。


   毎月11日に、行方不明の奥様の手がかりになるものは無いかと

   一人で海岸を探し続けているご主人の姿が放送されていた。

   
   妻は生きている。

   前傾が深く、クッション代わりの枕に

   顔を埋めよだれを流している。


   それでも妻は生きてくれている。

   



   
   
      
   




   
   


   



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