WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

真夏の夜の怪奇譚

2006-08-11 | Diary
最近妖怪づいているので、 暑気払いも兼ねて、私が体験した少しだけ背筋の凍る話を一つ。 それは長野県千曲川に、前の会社の先輩とその奥方とで釣りに行った時の話。 恐らく9月の初め頃だったと思う。 残暑が残る中、例のごとく釣りの方はあまり芳しい結果ではなかった。 一日中沢を駆け巡り、水面に浮かぶフライに集中していると、体も目もとても疲れる。 へとへとになった体を携えて、車に戻って宿に向かった。 難 . . . 本文を読む

逢魔ヶ時

2006-08-08 | Diary
暑い暑いと思って帰りにくずぐずしていると、 結構日が沈むのが早くなってきたことに気づいた。 と言ってもまだ午後7時くらいまでは明るいけど。 台風一過のせいか、夕焼けがとても美しくしばし見とれてしまった。 茜色とでも呼べる微妙な色合いの雲の動きも早い。 今から夜になっていく一瞬の時間、「逢魔ヶ時」と呼べる時間である。 怪談好きの次女が、最近よく逢魔ヶ時、逢魔ヶ時と言っている。 多分何か恐い物語 . . . 本文を読む

打ち水の領域

2006-08-07 | Diary
京都では盆地という地形のため、暑さに対して工夫する知恵が根付いている。 うなぎの寝床と呼ばれる間口は狭いが、奥に長い造りの家屋。 風の通りをよくするために玄関から貫く細長い土間。 そして打ち水もその知恵の一つである。 私の生家もその例に漏れず、どじょうの寝床くらいの家である。 入ったすぐ左手に奥深い井戸があった。 この水を長いロープのついた小さなバケツで汲み(少し熟練が要る)、 するすると持ち . . . 本文を読む

俺たちの旅

2006-08-05 | Diary
旅行から帰ってきた。 車の旅行をして思うのは、駆け抜けてしまうことの勿体無さ。 地図を見ながらの旅ならまだしも、 カーナビゲーションで最短距離を選択されて、 それに従って走り抜くことの面白くなさ。 国道や県道などの幹線道路を走るだけでは風景はどこもさほど変わらない。 名所旧跡などをピンポイントで巡るのみで、 それは終わってしまう。 今回の旅行もキャンプで2日を同じ場所で過ごしたものの、 後はその . . . 本文を読む

水木しげるロードにて

2006-08-03 | Diary
鳥取県境港の水木しげるロードに、行ってきた。 10年前に一度訪れたことがあるが、子供たちも、楽しめる年齢になった。 何の変哲もない商店街が、街起こしに成功した典型。 妖怪のブロンズ像が通り沿いに並べてあり、スタンプラリーなどもあって工夫が凝らされている。 それにしても、熱射病にかかりそうな暑さ。なんとかならんかぁ。 . . . 本文を読む