WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

フライフィッシングの密やかな愉しみ4

2006-01-12 | Flyfishing
フライフィッシャーは心配性?

フライフィッシャーの着るベストをご覧になったことがあるだろうか?
ポケットが大小あわせて、20くらいある。
そのポケットに余すところなくいろいろな道具を詰め込んでいる。


私の場合。
フライボックス大2個、中2個、小2個。
リーダー、ティペットと呼ばれる釣り糸数種類。
マーカー(いわゆる浮き兼目印)数種類、シンカー(いわゆるガン玉)。
フロータント(フライを浮かせるとハイテク化学物質)数種類、シンク(逆に沈めるぺースト)。
水温計(魚の釣りごろ釣られごろの水温を測る)、
ストマックポンプ(生きている魚の胃袋から食べていたものを吸い出すとても残忍なポンプ、
人間にしてみたら胃カメラより辛いと思う)、
(それを出して「ふむふむこんなものを食べてたか。チャンチャン」と観察するための)シャーレ、小瓶。
インセクトネット(流下する水生昆虫をすくうネット)、
メジャー(まぁ一番使うことはないが、尺物を釣ったときに「ホンマに尺か?」という疑惑の念を晴らすために、一緒に写真に写すもの)。
救命ホイッスル(使いたくないが滑落して動けないときなどに助けをよぶもの)、
熊よけの鈴(直接お会いしたことはないが、今そこで会いましたという人に会ったことはある)、
マグライト(釣りに熱中して暗くなった帰りの夜道を歩くためのもの)
偏光グラス、雨具、デジタルカメラ。ランディングネット。

計ったことはないが、総重量おそらく10キロは軽く超えていると思う。
どこに何が入っているかさえ、忘れていて、
シーズオフにベストを総点検したときに、アレッこんなもの持っていたっけと
思うことも良くある。要はいらないものなのだ。
しかし、本当に万が一の時に要ることもある。
この万が一のために、これだけのものを装備する。
フライフィッシャーは心配性が多いのだ。
何かが欠けると、それが不安の種になり釣りに集中できない。

でも実はこのベスト自体を忘れて、高速を引き返したことも一回あったりなんかする。


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