WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

台風、地震、そして虹

2007-07-17 | Nature

日本列島が自然災害にダメージを受けた連休。

年々梅雨時に降る雨は一極集中になってきているような気がする。
そこに駆け抜けた台風。

3年前の中越地震で、
もう何十年かは地震はこないだろうと思っていた矢先の大地震。
(私自身は阪神大震災を被災して、
そう思っているからこそ日々やっていけてる節がある)


被災された各地の皆様方には、心よりのお見舞いを申し上げます。


やっぱりなんかおかしい。

一昨日雨が降りしきる中、消防車のサイレンが近くで、
鳴り響いていた。

昨日下の方に降りて山を見上げると、
崩れて地肌が露出している箇所が目に入った。
重機が入って作業している。
幸い我が家とは少し離れていた場所だが、
すぐ上に六甲の山肌を感じるところにいる私達には他人事とは思えない。
もし集中豪雨が降り続いたら・・・


連休最後の夕食時、ずっと雨ないし曇りだった空に薄く西日がさした。
これはきっと!
と思ってベランダに出て空を見ると、
そこには半円のぼんやりとやわらかい色調の虹。
ひとときその美しさに見とれた。

人間にとって、自然は、時に冷酷であり、時に優しい。

そう思うならそう思えば良い。
そんな人間のことは露ほども考えてないよって、
言っているほど大きな大きな虹だった。

2 コメント

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自然にとって人間は (107)
2007-07-18 04:23:25
ホントに小さな生き物ですね。
何かで読んだか耳にしたのですが、地球の歴史を一日・24時間で例えると、人類が誕生したのは23時59分だとか。まだ一分も経ってないのに、わらわらと増殖して次々に自然を蹂躙し続けるボクらホモ・サピエンスって一体なんなのだろうと時々思います。

ところで近頃の梅雨の雨、昔ながらの「梅雨」って感じのものじゃなくて、熱帯や亜熱帯の「スコール」を連想しませんか?
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107さんへ (森の音)
2007-07-18 22:18:48
ほんとにスコールのようです。
四国の水甕も回復したと言うことなので、
一安心ですが。

誕生して1分も経っていない人間が、
産業革命以降、化石燃料を燃やし続けたために、
平均気温が5度ほど上がったのは
何秒くらいの間になるのでしょうか。

うちの子どもたちも環境の話になると、
ものすごく暗くなります。
親として子どもたちを安心させられる話が、
できないことをとても歯がゆく悔しく思います。

文明のなれの果てが環境破壊というシナリオは、
とても安易な結末ですが、
知能を持った人類として何か画期的な一手が、
打てないものでしょうか?

お仕事でお疲れのところの、
コメントありがとうございます。
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