WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

長岡京探訪

2010-02-14 | Trecking
今日は一年ぶりに自然大学の例会。
長岡京を探索するということで、興味津々参加する。
京都の出身でありながら、長岡京に下り立ったことはほとんどない。
というよりも20数年も京都に住んでいながら神社仏閣をはじめ、
いわゆる京都の名所旧跡をあまり訪れたことがない。
都落ちして初めて思うのだが、
なんと無為に幼少青年期を京都で過ごしたのかと悔やむ。
もっとも住んでいるときは都で、そんなものなのかもしれない。

恥ずかしながら、日本史に明るくなく長岡京というのがいつの時代に、
造られたのかさえ今回初めて知った。

10時に阪急長岡天神の駅に集合。
八条ヶ池から、天満宮を抜ける。
昨日とはうって変わってあたたかな陽射し。
梅がちらほら咲いている。

市街地に入り少し迷ったが、
途中の埋蔵文化財センターに入り、
発掘された埋蔵物と職員さんの話を聞く。

いつものように路傍の草木や野鳥に、
「あれはなに?」「これはなに?」と
問答を繰り返しながらの歩みはとてものろい。

常照院をやり過ごし、体育館の屋上で昼食。
長岡京と京都市街が一望できる。

長法寺を経て、浄土宗総本山光明寺へ。
ここはさすがに立派なお寺だった。
門前にあった竹材屋さんの主人を捕まえて、
竹細工に凝っていらっしゃるHさんが、ひとしきり質問。
さすが道を究めていらっしゃるご主人の言葉、含蓄は深い。

民家の間を縫う様に走る道を歩き乙訓寺に。
わずか10年で桓武天皇が長岡京を平安京に
遷都した理由の一つとされる、相良親王の怨念。
この寺で幽閉されたと言われている。
どこかおどろしい。

菜の花の咲く田んぼが連なる道を通り、
もと来た駅の方角に帰ってきた。
今度は線路を超えて勝龍寺城公園へ。
明智光秀の娘、玉(のちの細川ガラシャ)が嫁いだ城の跡。
今は見る影もなく、城の形をした資料館が建つ。
そして最後に空海の開いた勝龍寺へ。

約6時間、14~15キロはあるいただろうか。
みな大分疲れてきた。
高槻まで戻って居酒屋で反省会。
たっぷり歩いた後のビールに勝る反省はなし。

コメントを投稿