WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

ダンケルク

2017-09-09 | Movie
上映中ずっと緊張しっぱなしだった。

いつ、弾がとんでくるか?
いつ、爆弾が落ちてくるか?
いつ、魚雷が着弾するか?

クリストファー・ノーランがまたやってくれた。
ダンケルク

そして、その緊張感から解放された時、
不覚にも肩を震わせて泣いてしまった。

こんなに、感情移入した映画も珍しい。

誰が主人公か、誰が撃たれて死んだのか、
誰が見方なのか敵なのか、よくわからない。

そして敵のドイツ兵が全く登場しない。
本当の戦場とはこういう世界なんだ。

今まで多くの戦争映画を観てきた。
私の生涯でのベストワンと言える
「地獄の黙示録」から始まって、
「ディア・ハンター」「タクシードライバー」「フルメタル・ジャケット」
「シンレッドライン」最近では「ハクソーリッジ」

そのどれでもない。
戦争という大きな視点ではなくて、
人が殺し合いをすることによっての緊張感。
そして一瞬先には死んでいるかもしれないという無常観。
他人のことなど構っていられない無情さ。

まるでスクリーンから弾が飛んできて、
自分も撃たれるのではないかと思ってしまうほど臨場感があふれでいた。

この映画は絶対に観るべきである。
しかも映画館で観るべきである。

ツイッターなどではimaxで観るのが一番だというツイートも多い。
暇があればエキスポで、もう一回くらい観てもよいかな。





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