月は東に

Get Out Of That Rut & Savor Life

幸せってなんだろな♪(from『LOVE ASIA』)

2005-02-28 23:12:08 | Koji’s Entertainment
子供たちのあまりの笑顔に、つられて笑ってしまった。
ブータンは国としてまだまだ発展途上。
古く大切な慣習や信仰を守りながら、新しい考えや制度を取り入れ
皆が幸福に暮らせるようになるのは容易いことではない。
あの屈託のない笑顔が絶えない、そんな国づくりを切に願う。

番組中に中津川の心中事件のテロップが流れた。
安城の通り魔殺人もそうだが、弱いもの力のないものが常に犠牲になる。
子供たちが安心して暮らせる場所、
それだけをとって見ればブータンは日本の比ではないだろう。

安全だけでは人は暮らしていけない。
私は日本が好きだ。
四季があり、その恵みの美しい景色があり、旬の食べ物がある。
産業があり文化があり古い歴史がある。
日々の暮らしに困ることもなく、娯楽を楽しめる。
風邪をひけば病院に行き薬を飲み、暖かい布団で寝ることができる。
ぬるま湯といわれればそのとおりだろう。
でも今のところ、日本を飛び出して何かをしようという意思はない。
ここで守り育てていくものを見つけたからだ。

自分の好きな場所で、自分の大切なものを育んでいくことができる。
単純極まりないが、それが私の想う幸せ。
好きな場所が、ブータンやニューヨークやタヒチだったりひとそれぞれだろう。
私はたまたま日本だったに過ぎない。


以上『LOVE ASIA』を観てちょっと考えたこと。
以下『LOVE ASIA』の旅人について思ったこと。


・座右の銘を“芸は身を助く”にしたらいかがなものかと、耕史君。
・字が綺麗!先生、朱筆ではなまる書きたいです(書道歴25年、彼に勝てるのはこれくらいだ)
・英語話せるとは聞いてたけど、コミュニケーションちゃんととれてるよ、すごいよ。
 愛する人の1コーナーにぜひご招待!
・「美人!美人!」てそりゃ美人だったけど、ブータンくんだりまで行って女ネタ投下は
 彼のオスの遺伝子がそうしろと命令するの(番組違)
・「いい湯だな~♪」を真剣に伝授。おじさんたちもしっかり歌ってる!
 温泉はほんとに気持ち良さそうでした。
・手品に喜ぶ子供たちがかあいいったら!
・子供のような笑顔の山本耕史がかあいいったら!
・民族衣装の似合いっぷりに拍手!
 彼は現代劇よりコスチューム・プレイの方がいいと思うんだけどなー。
 『道成寺』や『葵上』を直面でやってみてほしいなー。(ちょっと妄想中) 
・ク、クラプトン!山本耕史が歌うクラプトン!
 ものすごいいいものを聴かせていただきました。 
 『tears in heaven』は子供の死の哀しみを歌う曲。
 中津川の事件と交錯してちょっと涙。
 テーマは気分のいいものではないけど、美しい旋律が好き。
・彼は基本がロッカーなのに、作る曲が70年代後半のフォーク調(ちょっとブルース気味の)なのは何故?
 いやロックのベースにあるのは実はフォークなんだけどね。
 歌もギターも相変わらず上手いし曲もなかなかいいから、んなことどうでもいいや。



最後に某掲示板でこんなのを見つけた。
GNH-STUDY.COMというサイトのコラム~日本人であることのシアワセ~にこんな一文が。

 「ガサの村人が幸せなのかどうか、本当のところは自分にはわからないと思う。
  ブータンの人が世界で一番幸せだと言っているのは、たぶん外国人でしょう。
  自分はただガサに上って、そこにあるものを、巻き込まれずに、そのまま見てみたい。」
  というトレック前の彼(注:山本耕史)の生の言葉は大変印象的でした。
 「日本が失ってしまったもの=何か大切なもの≒幸せ」という図式は単純ですが、
  番組のテーマでもあるそれと、あえて距離をおいて、
  自分の感性で本当のブータンを感じたいというところに、
  人間・山本耕史の誠実さを感じました。

山本耕史という人からは、常に疾走感を感じるが、
足元は実にしっかりと大地を踏みしめている。
疾走感は、彼の中に収まりきらない有り余るパワーがそう感じさせるのか。
彼の体内の精神はそのパワーを上手く遊ばせつつ、周囲を俯瞰するかのように冷静にものを観る。
だから彼は揺るがない。
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