プロ野球のチーム名は、今でこそ頭に地名をつけるようになってきたが昔は違った。
だいたい企業名+英語のチーム名である。
しかしカープだけは設立当初から『広島カープ』途中から『広島東洋カープ』という風に『広島』がチーム名だった。
どこのファンかと聞かれたら、広島またはカープと答えるのが当たり前だった。
これが他のチームだったら、ヤクルトとか日本ハムとかの企業名で答えることになる。
親会社が変わればチーム名さえ変えなければならない。
こうして広島以外の球団は名前を変えながら現在に至る。
だからカープファンは地元愛が強いのよ。
球場に行けば赤一色
場合によっては、神宮や横浜でも半分赤なんてこともある。
ショッピングモールのBGMは『それ行けカープ』が一日中流れ、男の子は赤い野球帽をかぶって登校する。
もはや洗脳である。
車のナンバーは、まず福山がカープに変わった。
数年遅れて広島もカープになった。
青が企業カラーのローソンでさえ赤である。
そして遂には棺桶までカープとのコラボ商品が発売になった。
去年の6月に亡くなった北別府学さんの棺を商品化したらしい。
当然、出棺のBGMは『それ行けカープ』である。
カープファンは死んでもカープファンなのである。
広島県人おそるべし