【内容】
イントロダクション
1。八月と十一月
2。「信じてはいけない、彼が本当のことを言っていると」
3.血のメーデーと忍び寄る影
4。飢餓宰相と世界恐慌
5。国家非常事態と陰謀
6.ボヘミアの上等兵と貴族騎手
7.強制的同質化と授権法
8.「あの男を追い落とさなければならない」
【感想】
ナチスの政権獲得についてはいろいろな本を読んできたが 結局「陰謀」等が
あるわけではなく 何をする(であろう)かは ほぼ政権を取る前にわかって
いたんだね。それでも ナチスは合法的に政権をとった。
失業して毎日腹を減らしている人が多数いる社会で 「自由」「権利」などの
主張はむなしく響き なにかやってくれそうな独裁者を皆は求める。。ということで
あろうかと 思う。
一つ納得いかないところ
ナチスの前の政治家たちは「内戦発生を恐れて」ナチスに妥協していったとのことだが
法治国家で なぜ国家権力以外の特定の団体が 内戦を起こすほどの武器を持てるの?
よく理解できない。