主に歴史の本を読む

歴史だけに限定したら苦しくなったので”主に”をつけた。読書の記録。

27 日本人はなぜ戦争へと向かったのか(3巻)を読む

2021-07-26 19:51:28 | 日本史

また 太平洋戦争関連にもどって 上記の本を読む。

 

21番の本とつながりがある本。

最近の昭和史研究では 「悪の権化の軍部が日本を戦争に引きずりこんだ」

という史観から抜け出し 事実・証拠に基づいた冷静な研究がすすんでいる

とのこと。

それは立派なことであるが 

「戦争に進んでしまった原因」の内容を見ると「リーダーシップ不足」「決断力不足」

「セクショナリズム」等 「会社がうまくいかない原因」と同じような内容なものが

並んでいる。 こういったことは 日本だけではなく どこの国にもあると思うのだが

違うのだろうか?  日本が特にひどかったのだろうか?

 もし 日本が特にひどかったのならば あと一歩踏み込んで「なぜ日本が特にひどかった

のか?」を解析しないと 単なる悪口に終わってしまっていることになる。

 


26 戦争と人間(11~18) を読む

2021-07-19 18:31:18 | 日本史

なんということだ。

同じ作者が書き続けているとは思えない。

やる気が無くなっている。

14巻に「ミッドウエー海戦」があった後には

90%以上「??の戦い」「??海戦」「??島の戦い」等の経緯を

書いているだけになってしまった。

小説を書くことができないので 既存知識で原稿をうめているのだろうか。。。

そんなことのためにこの小説を読む必要は無い。


25 戦争と人間 (まずは 1~10) を読む

2021-07-12 09:10:38 | 日本史

小説も 歴史の本にカウントしても良いかしらん?

とおもいつつも この本ならカウントしても良いのでは

ないかと思った。

 

昔々(30年以上前) 読んだことがあったが 今回 本の

整理をするに際して再読。昭和初期 中国との泥沼の戦争に

はまり込んでゆく時期を 伍代財閥を中心とした大河ドラマで描き出す。

 

金持のお坊ちゃまが うじうじ悩むところなど「昔の本だなあ」

と感じるところもあるが それでもぐいぐい引き込まれていく。

続きも読むぞー  全18巻

 


24 アジールと国家  を読む

2021-07-05 20:21:13 | 日本史

久しぶりに「昭和前期」以外の歴史の本を読む。

アジールと言えば 私の中では網野善彦本で一躍有名になったテーマである。

「こんなことが歴史になかにはあるんだ!」と目を開かされた。

この本にも 網野史学について 冒頭をはじめ各所に言及がある。

 私の中で混乱してきた点が一点ある。

網野史学では 「アジール=無縁・自由」であったが この本では

「国家権力の統制には服さないが 寺社等のアジール権力には服す」

という趣旨の記載がある。それならば 弱者にとっては「どちらが

ましか?」という問題であり 残念ながら「自由の楽園」ではないようだ。

 

オルトヴィン・ヘンスラー 著「アジールーその歴史と諸形態」という

基本書籍があるらしい。県立図書館に蔵書していたので借りて読もう。