信玄公没後450年カウントダウン 「甲府三ヶ寺特別公開」 天尊躰寺

2022-12-02 10:26:23 | イベント
11月18日(金)・19日(土)の2日間
天尊躰寺の特別公開を開催しました。

「尊躰寺(そんたいじ)ですか?
 天尊躰寺(てんそんたいじ)ですか?」と
多くの見学者さんから質問をいただきました。

お寺の歴史をお伝えします。

大永元年(1521)に武田信虎が
忠蓮社弁誉上人を迎えて尊躰寺を開きました。

天文2年(1533)、後奈良天皇から
「功徳山 天尊躰寺」の勅額を賜ったことから
天尊躰寺」と号しています。


竹松君(たけまつぎみ)の供養塔
武田竹松は、武田信虎の長男、信玄の4歳上の異母兄です。
7歳で死去。
若くして亡くならなければ嫡男となり、
武田家を継いでいたかもしれません。
竹松の戒名(尊躰童子)は、寺名の由来です。




絹本紺地金泥阿弥陀三尊像
(けんぽんこんじきんでいあみださんそんぞう)
甲府市指定文化財
信虎が難病の際にこの尊像の霊験によって全快したと伝えます。
また、徳川家康はこの本尊を帰依していたことから、
入甲した際、数回にわたり当寺に宿営したともいわれています。


古地図と照らし合わせながら、職員が説明。
尊躰寺は、古府中の元柳町(現・武田三丁目)にありました。
文禄年間(1594年頃)、甲府城築城に伴い、現在の地に移転しました。

幅広い年齢層の方々がお越しくださいました。
歴史や文化財を次世代へ繋げていくために
こうした機会をいただけましたことを本当に感謝します。
ありがとうございました。

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