稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

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補修された仏像の運搬

2013年09月03日 | 日記
博物館実習生のC子です。

 8/28(水)

この日は仏師の小松崎さんのところにうかがい、
この冬、資料館で展示予定の逢善寺の仏像を
運搬することになりました。


その前に私は仏像を安全に運搬するため
綿座布団作りです。




小松崎さんのアトリエに到着すると、今回逢善寺が修理した
仏像と資料館で安全に展示ができるように補修されたものが
並べられていました。

取れてしまっていた腕も最初から付いていたかのように
きれいに直されていました。

今回、逢善寺が二十八部衆の1体について、全解体・
全修理をおこなっています。
小松崎さんによると、この二十八部衆、作られた当初は、
木の表面が漆で固められていたそうです。

その他の仏像の彩色は、後の修理の際に、胡粉という
貝殻を砕いた白い粉を仏像の表面に厚く塗り、その上から
着色されたものなのだそうです。

元々の彫刻だと、彫りも深く、細かくされているのに、
厚塗りの胡粉や塗料でだいぶ隠されていましたが、
それらが落とされたものは、さっぱりとし、良い感じに
なりました。




運び出します!
運搬中に傷が付かないようしっかり固定します。

ただし首周りなどは、挿し首造りなど製作技法の関係から、
大きな負荷をかけると壊れてしまうことがあるそうなので、
首周り周辺には負荷を掛けないように…

紐の摩擦でも仏像が痛んでしまう可能性があるので、
直接紐を仏像にあてないように縛ります。



このように梱包して、逢善寺まで3回にわけて運搬しました。

写真はありませんが逢善寺は凄く立派な建物でした。
建物が大きいのはもちろんですが、建物の装飾が細かい!
今回来ることができて良かったです。



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