日本史大戦略 Side-B 附 歴史を歩こう協会 ~日本各地の古代・中世史探訪~

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【奥州古代史探索 3日目 その2】青森県八戸市・是川縄文館【めくるめく「縄文美」の世界へ】

2018-07-29 21:33:15 | 歴史探訪
 この投稿で本日は最後にしようと思います。

 そして本日最後もやはり縄文時代です。

 今日の夕方は来週行く、東北古代史ツアーの下見の事前調査をしていました。

 盛岡でレンタカーを借りて、2泊3日で岩手・青森・秋田をめぐり盛岡まで戻ってきますよ。

 さて、古代東北ツアーも楽しみですが、鳥取・島根の古代史ツアーもおかげ様で催行が決定しました!

 「歴史への旅」の7月10日号の8ページの中段に掲載されているツアーです。



 2回設定していますが、10月27日(土)出発分が催行決定ですよ。

 ついに山陰地方への進出も果たせます。

 参加申し込みをしてくださった皆様、本当にありがとうございます!

 ということですが、今回の記事は話を戻して青森県の遺跡です。

 遺跡というか、博物館ですね。

 青森県八戸市にある「是川縄文館」です。

 詳細は後述しますが、この施設は非常に素晴らしい・・・

 先日書いた岩手県一戸町の御所野遺跡探訪の続きとなりますので、御所野遺跡の記事をお読みになりたい方は先にどうぞ。

 ⇒前回の記事はこちら

 それでは行きますよ。

*     *     *


 御所野遺跡を出て再び高速に乗り、糠部地方を北上します。

 途中、二戸や軽米といった、昔たぬさんと一緒に城館跡めぐりをした地域を通過していきます。

 九戸城も二人で行ったころとはだいぶ変わったようですね。

 八戸市内に入り、高速道路の終点まで行き下道に降りますが、ここはもう、たぬさんの地元。

 カーナヴィは要りません。

 途中、江戸期の一里塚の近くに来ましたが今日は割愛します。

 一里塚も大好きなんですが、優先順位を重視です。

 御所野遺跡を出て約1時間で是川縄文館に到着しました。



 ここにもずっと前から来たかったんだよな~。

 それでは入りましょう。

 常設展示室のある2階へ上ります。

 おっと、いきなり幻想的な演出だ。



 縄文時代の色といえば、やはり赤と黒ですね。

 今度はカラフル。



 最新型の博物館はカッコいいですね。

 では展示物を鑑賞しましょう。

 お、漆塗り製品がいきなり登場です。



 是川中居遺跡出土の逸品で、上が弓、下が飾り太刀で両者とも重要文化財です。

 飾り太刀の方は実用品ではなく祭祀用と考えられています。

 つづいて女性のおしゃれに欠かせない櫛と耳飾り。



 こちらも赤漆塗りの重文!

 土器もいいねえ。



 ところで、この部屋はもはや博物館ではなく美術館ですね。



 土偶もたくさんいますよ。

 全部を紹介するとまるでカタログになってしまうので、とくに好きなものを羅列します。

 いやいや、どうも初めまして。



 うちの職場にもあなたに似ている人いますよ。



 あらまあ。



 お洒落な上着ですね。



 はい、おっしゃる通りです。



 土偶と会うと私は自然と対話モードに入るので、周りから見ていると気持ち悪いと思います。

 ほかにもたくさんの魅力的な土偶たちがいるので、土偶ファンの方はぜひご来館ください!

 こういった用途不明の土器もあります。



 不思議だ。

 今度は是川縄文館における土偶の「ナンバー2」の地位にある頬杖土偶さんです。



 風張Ⅰ遺跡からいらっしゃったこの方ももちろん重要文化財の重職にあります。

 ところで、ナンバー1は誰かって?

 それはのちほど。

 風張Ⅰ遺跡から出土した素晴らしい土器が並んでいます。

 深鉢形土器。



 こちらも重文。

 いや、もう重文だらけですから、一々言わないことにします。

 これも深鉢形土器。



 素晴らしい・・・

 他の器形もあります。



 いやー、本当に素晴らしいですね。

 外から来た私が絶賛しすぎるので、たぬさんは訝しく思っているかもしれませんが、本当に凄いですよ。

 赤漆塗りの製品を復元するとこんな感じになります。





 さきほど、御所野遺跡でも赤漆塗りの復元土器を見ましたが、こういったものが数千年前の縄文時代にはすでにあったんですよ。

 日本人は凄い!

 ところで、縄文時代からだいぶ下って、古代の展示もありました。



 中央でいうところの飛鳥時代から奈良時代、そして平安初期の青森県地方にも大変興味がありますが、文献史料はほぼないので、こういった遺物をもとに歴史を組み立てていくしかありません。



 でも、その作業もとても楽しいですよ。

 というわけで、是川縄文館の土偶の中でトップの地位にある方が自室にいらっしゃるので訪ねてみましょう。

 はい、国宝の合掌土偶さんです。



 私はお会いするのは2度目ですが、覚えていてくださっていますでしょうか?

 風張Ⅰ遺跡で姿を現したときはこうでした。



 あー、楽しかった。



 世界遺産を目指し、このようなパネル展示もあります。



 ところでもうお昼を過ぎているので、昼飯はここで食べましょうか。

 1階には食堂やミュージアムショップがあります。

 おっ、せんべい汁がある!

 しかもカレーとセット!



 うーん、美味い。

 そうえいば昔、たぬさんに連れて行ってもらった八戸の居酒屋で食べたせんべい汁も美味しかったなあ。

 というわけで、念願の是川縄文館に来ることができて大変嬉しかったです。

 しかも、個人的には絶不調期から立ち直り、まったき健康体になって再びたぬさんと史跡めぐりができたのが何よりも嬉しかったです。

 午後は私は三内丸山遺跡へ行くので、ここでたぬさんとはお別れです。

 私の仕事の参考になることもたくさん教えていただきありがとうございました。

 名残惜しいですが出発します。

 (つづく)

*     *     *


 先日の御所野遺跡の記事でもお伝えしましたが、クラブツーリズムにて8月と9月に是川縄文館も併せてご案内します。



 9月の方は満席となってキャンセル待ち状態ですが、8月の方がまだお席があるようですので、興味のある方はどうぞいらしてください。

 また、9月の別日で紺野洋子先生がご案内する回もまだお席があるようですので、そちらもよろしくお願いいたします。

 ⇒クラツーの当該ページはこちら


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4 コメント

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Unknown (たぬ)
2018-08-01 19:01:26
盛岡に始まって三内丸山まで。
私は八戸までのお付き合いというか、乗せていただいたというか、楽しい時間を過ごせました。
是川縄文館は見ていて飽きない場所で、稲用さんに喜んでもらえたのは何よりでした。
漆の櫛 (りひと)
2018-08-01 19:05:54
うわあ、テンション上がります。残っているって素敵ですね。
でそれを再現するっていうのも素敵です。2415
縄文いいですね!
Unknown (稲用)
2018-08-06 16:08:45
たぬさん、昔はずっと運転をお任せしていましたね。なのでこれからは車でそちらに行ったときは、運転は私にお任せください。

しかし是川縄文館は素晴らしいですね。最近は北東北の縄文時代がより一層楽しくなってきました。また一緒に縄文探訪をしましょう。
Unknown (稲用)
2018-08-06 16:10:27
りひとさん、いま北東北は大変な縄文ブームになっています。現地に行って、地元の方々の熱意をすごく感じました。私も微力ですがそれを後押しさせていただくつもりです。

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