由梨佳(22期生・名古屋工業大学芸術工学部1年)がやって来て一枚の紙を差し出す・・・バイト料の請求だ。「できれば早くお願いしたいんですけど」 「旅行でも行くんか」 「いえ、夏休みの課題があって、模写・・・題材と全く同じように描くんですけど、このサイズが大きくて、絵の具がすぐになくなってしまって・・・」 「分かった、明日は名古屋へ帰るんか」 「ええ、そのつもりです」 「じゃあ、9時に銀行に行ってくるから午前10時でどや、間に合うか」 「ええ」
健人(松阪高校2年)が現れる。「原稿用紙ありませんか」 「感想文か」 「ええ」 「提出は明日か」 「ええ」 ・・・こりゃまた厳しい。汚い字で殴り書きをするんやろな。
甚ちゃん(6期生相当・県職員)がやって来て、焼酎を飲み始める。昨日の慶事を伝える・・・目を丸くする甚ちゃん。「それはめでたい」 「ホンマや」 甚ちゃん、焼酎をコップに注ぐ。
喬之に付きっきりで数学を教えた午後の後半から夜。因数分解のどうしても解けないパターンが2つ、それを徹底する。そして二次方程式と因数分解がごちゃまぜになるのを整理させる。夏休み明けの実力試験の一週間向こうに前期の期末試験が横たわる。その喬之を駅まで送る。エスティマの中では近代史の質問を繰り出す・・・まだまだの完成度。
喬之を駅で降ろし塾に戻ると、今度は廊下に貴裕、「帰るんか」 「ええ」 再び久居駅までだ。
貴裕たち一行は小中学生15名からの編成、韓国の小中学生とバドミントンの試合を通して親睦を深めてきたらしい。「今は日本と韓国、竹島を巡って不穏な空気が漂ってるけど、どやった」と俺。久居駅に送るエスティマの中だ。「いえ、楽しく交流できましたよ」 「じゃあ日韓学生たちで親睦パーティなんかやったんか」 「いえ、試合以外は観光で・・・」 「じゃあ、両国の学生さんたちでどこへ行ったんや」 「いえ、観光は日本人たちだけで・・・」 「・・・なんや、交流は試合だけかいな」 「・・・ええ」
とあるオファーを受ける。私立中学受験だ、今からだとなかなか厳しいが・・・。
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