近畿車両こと佑弥(日生第一4年)が玄太(津高2年)に誘(いざな)われて高校生の教室へ・・・漢字の試験らしい。このあたりは生徒の自主運営で俺はタッチしていない。まあ、時間が遅いのがネックだが、佑弥にとれば勉強の習慣としてはいいような気がする。
勉強する習慣が根付いていない・・・そこそこ器用なようなので今までそれほどの水漏れもなく過ごしてきたのだろうが・・・そろそろ危険水域のようではある。
佑弥の器用さだが、そういや大西君(研究者)が褒めていた・・・「先生、あいついいなあ、あれは現代文のセンスありますよ」 「でもな、志望が近畿車両や。理系やがな理系」 「いやいや、あれやったら早稲田あたりで勝負できるって」
国語の器用さが逆に英語では裏目に出てしまうタイプなのかもしれない。大西君が言うように現代文の力があるとすれば、意味が分かる数少ない英単語から適当に話のあら筋を掴んでしまう。そんなタイプに限って、英単語の語彙不足に対して危機感を抱かない・・・やっかいなのだ。
日付が変わる頃まで勉強するようになれば毎日でもいいから送っていってやるつもり。久しぶりの白山詣で・・・愛(17期生・ネット系)以来の巡礼である。まずは机に座り、宿題以外の何かを勉強しようとする覚悟・・・最初の一歩はそれだ。
そんな近畿車両こと佑弥と結女が同じクラスになった。どちらでもいい、お互いが刺激し合ういい関係になればと願う。
漢字の試験から戻って来た祐弥・・・再び勉強を始める。時刻は午後11時をまわった・・・未知の時間帯に突入である。
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