Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

南アイルランドの旅 (8) Castlegregory

2010-09-15 01:44:04 | 南アイルランド旅行 2011



トゥラリー(Tralee)からカースルグレゴリー(Castlegregory)までは20km田舎の細道を走り、途中で食料補給してもお昼頃には目的のキャンピングサイトへ着いてしまった。キャンプサイトはメインの道路からはずれ、後ろに長い砂浜の海岸が伸びているひなびた所で、お店もパブも歩いて3km位かかるとのこと。この田舎のサイトはテレビ、ラジオの受信が悪く、この夜はラジオのニュースさえ聞けず、オペラのCDを聞いていたから亭主の嫌がること。


 

昼食を終わってすぐ一番近い町であるカースルグレゴリーまで散歩に行った。うす曇の日で太陽がかげると風が冷たい。普通車の通らないまっすぐの農道を歩くと周囲の湿地帯に野草が咲き乱れている。能登では盆花とよんでいた右下の花は最近初めてその名前が判った。
金沢の随筆家の先代芳子さんの’女の心仕事’と言う文庫本に”みそはぎ”と言う名前がのっていた。お盆の頃に咲く花だから盆花と呼ばれているらしい。この花は川淵や湿地帯でどこにでも咲き、ヨーロッパのいたるところで自生している。

 

カースルグレゴリーの町は小さいながら4軒のパブがあり、小さな教会のステンドグラスがきれいだった。お店はただ一本のメインロードにぽつぽつあるくらいで、全くの田舎町だ。
この町から北に突き出た岬にはまたキャンピングサイトや市街地があるらしい。そこはサーフィングのメッカだと案内書に記載されていた。

 


右下の写真でお気付きのように、道路標識はゲーリックと英語が記載されている。この写真を撮った理由は後ろの小花の赤いフューシャでこの地域から南にかけて野生の群生がすごい。道端は赤緑で染まっている。この花はチリが原産で1857年ケリー州で始めて記述されていて1930年代好んで垣根に植えられたものだと言う。よほど気候があったか地味が合ったのか、これ以降でこの花の群生を見かけなかったところが無い。


 

 

湿地帯で放牧されていた馬の親子は、子馬のまだ伸びきらないたてがみが、モヒカンかパンクのようで面白い。


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