Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ーピエンザ(Pienza)

2016-06-27 18:43:00 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

ラポラノ温泉から南に40㎞程タスカニーの高い丘の上の中世の町ピエンザ(Pienza)へ行こうと思ったのは、キャンピングプラッツがあり、そこから町の中心まで200メーターと書いてあったからで、ここがユネスコの町だとは行くまで知らなかった。

 

 

 町へ行けばインターネットカフェに行けると思い、田舎の素晴らしい景色を愛でながら山道に差し掛かった。急に子鹿が飛び出し道を横切って行った。その後にこの鹿に注意の看板を見、見たよ、見たよ、と喜びながら七曲の急坂を登って行った。

 

 

 

 ピエンザの町は15世紀にこの丘で生まれたバチカンのピウス2世がルネッサンスタウンを作ろうとしたのが初めで1457年から4年で完成したものだという。右上のPalazzo Piccolomini はドゥオモの横にありどれもユネスコ指定(1996年)のルネッサンスの建築物。

 

小さいながらドゥオモは大聖堂と呼ばれている。中はたいへんシンプルで,改装中だった。町全体がきれいな石畳の静かな雰囲気で、チーズと靴のお店がそこかしこ。チーズは羊のミルクから作られたもので時代を経たものは周りが緑色のカビでおおわれている。

 

 

 このピエンザは高い丘の上で周囲の景色のすばらしさはユネスコが2004年 World Cultural Landscapes に指定したのがうなずける。この日は全体がかすんでいたため、はっきりした色彩には欠けるが本当に息をのむくらいに素敵な風景だった。

 

 

町の正門とPalazzo Borgia & Jouffroy( 博物館)の内部。

 本当に小さな町で1時間だけ駐車場に2ユーロ払って停め、街を一回りして景色の写真を写し、インターネットカフェーでメールをチェックしただけでこの街を去ることにした。特記すべきは中国人団体がここにも来ていたことだった。

キャンピングプラッツは無くて駐車場にトイレがあるだけだった。

 

 

 

この日は6時間かけて、高速道路を通ってモデナのキャンピングプラッツに着いた。

コメント
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