Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

イギリスの旅(1) Woolsthorpe Manor と Belton House

2009-07-30 19:53:58 | 英国内旅行

昨年の6月から7月にはスコットランドからアイスランド、フェロー諸島を旅していましたが、今年は6月18日やっと出発することが出来ました。

ロンドンの東側から高速道路M11で北上しケンブリッジの町を迂回、その日の昼ごろにはピーターバラー(Peterborough)の北グリーサム(Greetham)のキャンプサイトに着きました。そこから10マイル先にナショナル・トラストが管理運営しているウールスソープ・マーナーがあります。

この家はアイザック・ニュートンの生家であり17世紀の豪農のお屋敷です。
ニュートンといえば日本人で知らない人はいないほど、地球の引力を発見した科学者と知られていますが、英国民の中で果たして何10パーセントの人が知っていることか?彼がりんごの木の下に座っていて落ちてきたりんごで引力発見とのエピソード、ちょっと眉唾物ですが本当に何にでも興味を持つ頭の良い子だったようです。

1642年のクリスマスにこの家の跡取りむすことして生まれた彼は、未熟児で決して助からないと一族からあきらめられていたそうですが、84歳まで生きサーの称号をもらっています。17世紀の医学で未熟児が助かったのもひとえに彼の実家が豊かだったからでしょう。
でもうちの亭主ポールも今から78年前に1Kg くらいの未熟児でした。助かるとは思えなくてお葬式の準備をしていたとのこと、その頃の英国の医療は世界の最先端を行っていたのですね。お母さんはインキュベータに入っているポールに消毒ガウンを着て授乳に行っていたそうです・・・・と此れは余談でした。

ニュートンは体が弱くて農業にはむかなくて、彼の叔父さんが学校教育を勧めたことから、成長してケンブリッジ大学で学び世界的な数学者、科学者になったものです。
写真1は実家で中は写真禁のため一回り見てきましたが、石つくりの質実剛健な後何百年も持ちそうな2階建ての屋敷です。屋敷の周りは昔の納屋や家畜小屋だったのでしょうが、今ではニュートンが発明、発見した数々の科学の実験室になっています。

さて翌朝キャンプサイトを出て1時間もしないでたどり着いたのが写真3のベルトンハウスです。
この立派なお屋敷は17世紀の建築物で、ロンドンで成功を収め大金持ちになった法律家がこの土地を買い取り、このマンションを築いたものです。
BBCのテレビドラマのジェーン・エアーや高慢と偏見などはこの屋敷で撮影されたものだそうです。現在7代目のエドワード・ブロウンロウが1984年にナショナルトラストに寄付したものですが、このマンションの一角にはまだ彼の居室が残っているとのことです。

屋内見学は12時半からと2時間も待てなくて、素晴らしい庭や温室(写真6)を歩き回り、地下のメイドやバトラーのような使用人の部屋、や屋敷の台所などだけ見てきました。次に機会があれば是非屋内見物したいものだと思います。







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2004年11月6日 Sevilla  その3

2009-07-30 06:50:59 | キャンパー旅行記 2004

今日はアルカサール(セビリヤ王宮)の写真を送ります。
この宮殿を模して数世紀後に作られたのがアルハンブラの宮殿だそう。
それにしてはこの宮殿のほうが色彩豊かな上庭園も開放的で、生き生きしている様に思えるのはたぶんたくさんの色タイルのせいかもしれない。色タイルは後に送ります。庭の鮮やかな花は南国の今まで見たことのない花で、11月でもこのあたりが暖かいことを証明している。またやしの木がいたるところに生え、南国情緒豊か、ここがスペインであることを忘れそうになる。

 

 

 

 

 

 

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スコットランドの旅 (3) Isle of Skye-Staffin

2009-07-30 06:33:26 | スコットランドの旅

午後の早い時間にスタッフィンのキャンプサイトに着いた私たちは、昼食後散歩に出かけました。この日は日曜日で、キャンプサイトのオフィスには誰も居ずスタッフィンの小さな村でも人影もありません。村にはいろいろ宗派の違う教会が4軒もあり、教会以外に楽しみが無いんじゃないかと話ながら静かな村を通り過ぎました。
このような小さな村でも歩道つきの通りが村を抜け、何処の家も白壁の立派なもので豊かな暮らしをおもわせます。途中に港のサインを見つけて海の方へ折れました。道端の草むらには色とりどりの野の花が咲き乱れ、放牧の牛は牧場の横を流れる小川を横切ろうと浅瀬を探してうろうろしています。羊は丘も道端でも一面に散らばって草を食むのに余念がありません。
遠くまで晴れ渡ったこの日はスカイ島では珍しいくらいだとか、紫外線が強いので皮膚がんに気をつけなければいけないそうです。

港は一本の堤防がくの字に10メーターくらい延びたひなびたもので、その近くから丘に伸びた細道を見つけ近道できるかもしれないと、ゆっくり登ってみたのです。(写真7)
丘の上は広々とした草原で、幾筋にも伸びた細道を歩いて、キャンプサイトにたどり着きました。多分3マイルぐらいは歩いたと思います。
キャンパーの窓に夕日がさして落日は11時、日が落ちても長い間夜空が明るんでいました。









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