漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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愛犬クーの話

2014年09月05日 13時08分07秒 | Weblog
私の実家には,クーという名前の
犬がいました。
もう,亡くなってから数年たちます。

クーは,お利口さんなのかお馬鹿さんなのか
よく分からない犬でした。

母が外出用のお化粧をしたり,
留守電をセットすると
両親が外出することを察知して
部屋の隅に隠れたり。

でも両親の外出前におやつをもらえると学習すると
外出を察知するとおやつを入れてある
引き出しの前で待機したり。

父は,休日にはよくクーを連れて
近くの山を散策したりしていました。

クーは,庭からの脱走口をめざとく見つけて
しばしば脱走をして楽しく過ごしている様でした。
両親は脱走口を見つけては
出られない様に工事をするのですが,
クーは新しい脱走口を見つけては
おでかけしていました。


父が入院したことがありました。
クーは,相変わらず脱走をしていましたが,
父の車が止めてある近所の駐車場に待機していることが
度々あった様です。
そこにいれば,散策に連れて行ってもらえると思ったのでしょうか。

そして父が割と深刻な理由で入院した時…
クーは既に天国に行っていました。

父の夢にクーが来たそうです。
遠くから父を見て
「まだ,こっちに来るべきではない」という雰囲気で
去って行ったそうです。

そして父は退院しました。
私は死後の世界があるのか,そこで人間と犬が一緒のいられるのか,
全く分かりません。

でも,クーが夢に出てきたことは本当で,
両親の心の中にクーが生きていることは
やはり真実なのだと思います。

クーは,雑種でもらわれて来た犬でした。
でも,家族の一員として迎えられていました。

私は,大学進学を機に家を出たので
クーと過ごしたのは,帰省で戻った時だけです。

でも,クーは天国で脱走した時の解放感を味わいながら
時々,両親のことを気にかけてくれているんではないかな
と思います。

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