漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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一票の格差

2015年05月08日 00時18分43秒 | Weblog
特に,今日これを書くという理由もないのですが,
少し前からちょいちょい思っていたことです。

小学生の時かなぁ…
「一票の格差」について習いました。

つまり,一票の重みですね。
A地区には,有権者が100人,
B地区には,有権者が50人いるとします。
それぞれ1人ずつ選挙で代表者が選ばれるとすると
A地区代表者は100人を代表し,
B地区代表者は50人を代表することになります。

これは,おかしい。
A地区もB地区も同じ数の人を代表する様にしましょう。

という非常に分かりやすいお話です。

ずっっと,そのことに疑問を感じたことはなかった
というか,深く考えたこともなかったのですが…

衆議院の小選挙区が福井県で2区になった時の
地図を見て,
上記の「一票の格差」に疑問を持ちました。

簡単に言うと,福井市と奥越と「その他」に近いです。
鯖江市なんかは,福井市に通勤している人も
多そうですが「その他」扱いです。
まあ,鯖江市の人がどう思っているかは知りません。

小浜市は,当然「その他」に入りますが,
この「その他」の範囲が広いっていうか,面積にしたら
福井県の2/3くらい。

ここで,なんだかなぁと思ったのです。

小浜市と一緒の「その他」の地区には,
利害が一致しない所もいっぱいあるのに
「その他」でまとめられてしまって…

もちろん小選挙区制だけで国会が成り立っている訳ではないのですが
腑に落ちないのは私だけではないでしょう。