漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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福井市へ出張

2012年06月15日 23時27分14秒 | Weblog
今日は,福井海区漁業調整委員会に出席のため
福井市へ出張して来ました。
車はいつも福井県庁に駐車し,
会議は向かいの水産会館です。

県庁前に「なぜか警備員が多いな」と思ったら
記者たちが待機していました。
そろそろ「Xデーだな」と。

漁業調整委員会は,今回で任期満了です。
今日の会議は非常に興味深いものでした。

まず,遊漁船の問題。
海には県境がないことを初めて知りました。
共同漁業権についてはあるのですが,
沖合漁業は,業界団体で決めるので
実は,それぞれ少しずつ異なっていること。
だから,他府県の遊漁船に
「福井県の海だから」云々ということは言えないのです。
まあ,もっとも
遊漁船に漁業者側からの規則が適用出来るか否かが
問題なんですが。

そもそも遊漁を規制する法律がないのが悪い
と私自身は思います。
太公望の様に釣り糸たれている人なら問題ないんですが。

それから,漁業構造改革についての説明会がありました。
これには,色々な意味で漁業者は騒然となっていました。
「すばらしい制度」という方もおり,
「使えない制度」という方もおり,
いずれにしても,漁業者の方々は関心があるってことは
よく伝わって来ました。

その後,事前に県庁の方にお願いしていた
「漁業者への所得補償」の解説をうかがいました。
これもまた,興味深い話でした。

これらを大学院の講義で話したいと思うのですが,
もう残りの講義時間がわずか…

帰り道は,もうまっくらでしたが
車を売り飛ばすために査定してもらいました。
前に(というか買ったばかりの頃に)
フロントをかなり壊して修理したため,
これが査定に響き,
思ったよりも査定価格が安い。
こんなに安いのならば,今買い換えなくても
という気すらしてきましたが,
もう,お金はらっちゃったし,後ろを向いても仕方がない。

さて,講義の準備を少しして帰ろう。
1日仕事だったので,実際にはかなりきつい。