えっとー、一応予定通り(なのか?)週末に時間作ったぞ。
ここんとこちょっとPC事情が変わってきた。
ことの起こりは3週間ほど前のことだ。
家でPCWatchを見てたら「500GBのHDDが8千円割れ!」なんて記事を目にしちゃったのだ。
これには驚いた。
ここ数年まるで自作PC事情から離れてた俺にとっても衝撃だったのだ。もっとも離れてたからこそ衝撃が大きくなったとも言えるが。
俺にとって500GBがどれぐらい巨大なものかっていうと過去に買ったHDDが15本程度だと思うが、そのすべての容量を合計してもその半分程度なのだ。
かつて、7年前に参加してたプロジェクトでインフラの担当だったが、そのときに一番容量の大きなサーバでディスク容量の合計が約1TBだった。
たぶん36GBとかののスピンドルをたくさん連ねて(合計何本だったかはテケトーに計算しとくれ)おおよそ1TBだったと思う。
もっとも二重化のために数を使うんで実際に必要な容量としてはもっと少ないはずだ。
合計価格でいったい何千万だったのか・・・・
それが今や500GBが1本のスピンドルで実現されてて、しかも8000円を切ってる。もちろん1TBのディスクお存在するんだから。
なんておっそろしい時代になったもんだ。
11年前になるけど、俺が初めて買ったFMVはBIBLOで1.3GBのHDDでWindows95とOfficeが動いてたんだよ。笑っちゃうでしょ?
さてさて、前置きがまたまたエラく長くなったけど、要するに飛びついちゃったわけだ。500GBに。
俺のPCは2か月ほど前にO氏に譲ってもらった中身で組んである。
最新のCPUじゃないけど、俺にとっちゃ十二分なパワーで全然文句なんか無い。
だけど、ネックなのがHDDだったのだ。
俺は98の時代から常にHDDだけはRAID構成で何よりも体感速度を重視してきた。
ゲームもビデオのエンコードなんかもやらない俺にとってはAPLの立ち上げが速いことが快適であって、そのためにはHDDにだけは速度性能を求めてきた。CPUなんざどうせ速くたって待ってるだけなんだから最低限の性能がありゃ問題なかった。
だからね、RAIDだったわけで実際7年前のディスクを使ってても最新のディスクに速さだけなら絶対負けてなかった。
ところが当初4本で組んでたRAIDが去年の夏に3本に減り、今年の正月には2本になっちまった。さすがに容量を気にしない俺でもちょっとまいった。
だって2本で30GBしかないんだもん。いくらなんでも今時DTLAの15GBが手に入るはずもない。
そこでO氏が譲ってくれたHDDなんだけど、コイツが160GBもある。
遅いのは判っているけど、とりあえず160GBにOS入れて2本のDTLAをデータ用にしようかとしたら、XPがBigDriveの問題に突き当たった。
俺の持ってるXPはSPが出る以前のバージョンなので136GB以上はパーティションが作れない。そこで、2本のDTLAとこの160GBでスパンニング(?)で使ってたのだが、やはり以前ほどの速さには及ばない。(やっぱりストライピングしないとなァ)
でも待てよ?
『シリアルATAだったらどうだ?』
『単体でもATA100のストライピングと同じような性能が出せるんじゃないか?』
SP2を適用したセットアップディスクの作り方はネット上で拾ってきた。
『状況は俺に向いてきた!』
そう考えたら翌日ソッコーで500GBを買いに行ったわけだ。
本当に7980円で売ってましたがな(←当たり前)
ところがルンルン(古い?)しながら家に帰って、ネットで見つけた方法でXPにSP2適用のCDを作ろうとしたら、何回やっても上手くできない。
諦めた(苦笑)
失敗したなと思いながらもネットを眺めてるとメモリが大暴落してる!!
・・・・っていうか最近の相場は全然知らなくてそういう見出しだったってことだ(笑)
でも1GBの2枚組で4千円少々ってのはこれも驚き。
昔128MBのSDRAMを1万8千円ほどで買った経験があるんだから判るでしょ?
つまり、メモリを増やしてVistaに乗り換えようってハラだ。O氏のおかげでCPUの性能は全然問題ない。しかもすでにSP1が出てるし、まもなくSP1適用のDSP版も出るはずだ。
それで次の金曜日に仕事を終わってソッコーでまたアキバに行った。
とりあえずT-ZONEを覗いてみたら売ってる。1GBの二枚組が4400円だった。コレだ。
しかし、ここからがいけなかった。最近のメモリはやたらと規格がいっぱいあってどれがどれだか全然わかんない。
そこで店員に訊いてみた。
『マザボが945Gってやつなんだけどそれで動くメモリちょうだい』
『あー、それは遅いメモリです』
『遅いメモリしか動きませんね』
んっ!?(ムカつ!)
おいおい、そりゃねーんじゃねぇかい?
しかも客が並んであふれかえってる場所で大きな声で「遅い~」なんて言われたらムカつくぞ。
周りの連中がみんなして、
『コイツ遅いマシン使ってるらしいぜ!』
『けっ、ド素人だぜ!!』
・・・ってな目で見てやがる。気のせいなんだけどそう感じた。
・・・そしたら魔王が降りた。
『遅いぃ?』
そう聞き返した俺の顔がよっぽど不機嫌そうに見えたんだろう。
店員はあわてたようにフォローし始めた。
『あ、いや、遅いといっても体感できないレベルですよ(汗)』
んなフォローしたってもう遅いわい!
『そんならマザボも買うから速いほうのメモリをくれ!』
そう叫んだ次の瞬間にダッシュで一番近くにあったマザボの箱をつかんで戻った(この間10秒)。
もちろんスペックも何も見てる余裕なんか時間的にも精神的にも無い(笑)とにかく物理的に近かったモノをひっつかんだ。
戻った俺は店員に向かってガラスケースを指さして言い放った。
『あとそこにあるVistaももらうよ』
周りから
『おおっ、男だっ!!』
っていう声が聞こえた(ような気がしただけ)
『本当にいいんですか?(汗)』
『デバイスによってはドライバが動かないですよ?(汗)』
そう、俺が指さしてたのは64Bit版だったのだ。
『俺ならなんとでもできるさ』
まだ俺をド素人と思ってる店員の必死の説得に言い放ってレジに向かったわけだ。
そんなわけで、現在俺の家ではVistaが動いてるのさ。
ちなみに64Bit版の不具合だけど、はっきり言って困るような問題なんか何もない。
ドライバの不具合ったって、本体に搭載されたデバイス以外の周辺機器はキーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、ルータだもん。
プリンタは64Bit対応のドライバがあるのは調査済みだし、マウスはMicrosoftだし、ディスプレイもMicrosoftの標準ドライバで動くんだから。
現時点で唯一の不具合はIE7だけ。IEは32Bit版と64Bit版が実装されてて、64Bit版だとFlashPlayer?が対応してないもんでサイトによってはページを開くたびにインストールを要求される。
でもそういうときは32Bit版IEを使えば済む。もっとも今はほかに不具合が無いか必ず64Bit版のIEを積極的に使うようにしてるぐらいだ。
エミュレータもよく出来てると思う。たぶんほとんどのアプリが32Bitのエミュレータで動いてると思うんだけどまるでトラぶったことなんてない。
それに遅い感じも全然ない。
メモリが安くなってるんだから、積極的にVistaの64Bit版を導入してもいいと思うよ。
あと、Vistaのインストールはすっごく早いし簡単だ。
500GBのフォーマットなんてどえらい時間がかかると思ってたんだけど、全然ない。
XPだとインストール前にパーティション作ってフォーマットするのが結構時間かかる。あの青画面で白文字の状態ね。
ところがVistaの場合は最初っからGUIが立ち上がってる。ウソみただけど、パーティション作るのもGUIだ。俺のマウスはMicrosoftのワイヤレスだけどインストール作業中にしっかり認識してた。
それで青画面のフォーマットの待ちなんか無いのだ。XPだとフォーマットが終わってから再起動してからGUIが出るでしょ?Vistaだとハナっからその状態なんだな。
だから実際のインストール作業は30分程度で完了しちゃった。速いよね。
それに拡張カードの類をいろいろと使わなきゃほとんど標準のドライバだけで動作するし、最初にユーザとかコンピュータ名とか入力するだけで完了するまでほっといていいから手間も少ない。
本当に簡単だったよ。
アナタもどうですか?Vista。