2018 四国縦走行(2)
18/05/26 20:49
〈霊峰・石鎚山〉
オレンジフェリーがAM6 : 00に四国・東予港に着岸。旅行者達を一斉に吐き出した。昨晩は気づかなかったが、意外に登山者や自転車旅の人が多く、アキモトと同じようにフライデースタートをする人も結構いるんだな、と思う。
ビーグル号で上陸し、一気に県道から山に入る。目標は、西日本最高峰にして、日本七大霊峰のひとつ、石鎚山である。
ちなみによくあるパターンだが実際には「石鎚山」という山は無く、弥山(1,974m)、天狗岳(1,982m)などを含む一連の総体山を「石鎚山」と呼称している。なので普通は、石鎚連峰の最高峰である天狗岳(1,982m)のことを指す場合が多い。
普通の登山者より1日早く動いているので登山口の駐車場も空いていて難なく駐車できた。
ロープウェイで登山口まで上がり、成就社から表参道と呼ばれる一番メジャーなルートで入山。
修験道の山岳信仰の霊峰としても有名で、その修行の一環として、ほぼ垂直に切り立った絶壁に鎖だけで登るという難所が、石鎚には3ヶ所ある。1の鎖、2の鎖、3の鎖と徐々に難度を上げゆき、修行の一端を体験できるのだ。
石鎚山は今回で3回目だが、これまで、夏季、厳冬期の極端な時期しか登頂していない。今回は一番楽な季節に、ゆっくり登ろうという企画だ。
いつも革製の登山靴で登っているが、この鎖場で墜落しそうになった事がある。
本来、修験道の行場なので山伏の装束で登るように出来ている。このため、鎖に金輪が付いており、ここに足を入れてハシゴの様に登れるのだが、革製の重登山靴だと、大き過ぎて輪に入らない。
このため、腕力だけで絶壁を登る事になり、前回は力尽きて落ちそうになった。案外、運動靴やサンダルで来てる一般人の方が靴が輪に通るので、さらっと登れるたりする。
一般人が登れる鎖場を山ヤが落ちたんでは面目が立たない。かと言って本気のクライミングシューズを持ってくるのは大人気ない。
そんな訳で、今回は地下足袋を持って来た。山伏が石鎚の正装と考えると足袋も正装だ。
1の鎖を登山靴で登り、やはり厳しい事を確認。2の鎖からは地下足袋でアタック。これがドンピシャで猿のように鎖を駆け上がれた。
石鎚山の弥山(1,974m)で荷物をデポし、最高峰である天狗岳(1,982m)へ登頂。弥山から天狗岳へは完全なナイフリッジだが、地下足袋で跳びながら猿のように岩場を駆け抜け、見てた周りの登山者からも「地下足袋いいね!」と高評価だった。
下山後、四国全土の地図を見ながら宿泊地を探す。プランがあるわけではない。クルマで走って、面白そうな山に登る。今回の主題はそれだけ。
瀬戸内海沿いに70kmほど東に戻り、四国のほぼ中央部で、R32号線沿いの道の駅「たからだの里さいた」で車中泊にした。
温泉併設、レストランとコンビニが近接というベスト駅。四国の道の駅は、トイレ設備の洗面台の数も多くて広く、テーブルセットが緑地に出されてたりして、野宿に優しい。
色々な意味で地域がサポートしてくれてるように思う。多分、お遍路さんを見守る文化があるからだろう。
陽が落ちるとぐんと冷えてきた。
温泉でほぐしたはずなのに、脚が突然痙攣。治ってから入念にストレッチ。
身体のメンテも大切な歳になってきたよね〜
地下足袋・・・へぇ~~~
凄いですね、
こんなふうに、鉄の輪っかの中に足を入れながら登るとは、知らんかったわぁ~
えぇぇ 以前落ちそうになったて、そんなことも知らんかったわぁ~怖いですね
後から、バンザイ🙌の写真が届きました
やぁ~嬉しそうですね。 良かったよかった
お天気が気になりますね。