昨日の夜に、新日曜美術館の再放送、
『悲しみのキャンバス 石田徹也の世界』を見ました。
以前に一度どこかで彼の絵は見たことがあったのですが、
新日曜美術館の9月の本放送の彼の特集番組は
見逃していましたので、昨日の再放送でやっと見ることができました。
9月の放送後は、大反響があり、彼の遺稿集は現在何版も
重ねていると聞きます。

*****************************
去年、31歳の若さで亡くなった石田徹也氏の創作の軌跡をたどる。
静岡県焼津に生まれた石田氏は小学校のころから絵の才能を発揮していた。
武蔵野美術大学のデザイン科に入学後、22歳で毎日広告デザイン賞優秀賞を
受賞するなど、将来を嘱望されながら、早世した。石田氏の作品には、
必ず石田氏自身の自画像と思われる人物が登場する。
しかし、その人物は学校の校舎に閉じ込められたり、便器につかまりながら
流されたりするなど、現代社会が生み出す抑圧感や恐怖など負のイメージを
浮かび上がらせる。
*******************************
彼の作品の数々が紹介されるたびに、とても衝撃を受けました。
絵を見て、心をこんなにも揺り動かされたのは久しぶりかもしれません。
そして静岡県の焼津生まれということで
「彼はサッカーが大好きな少年だった・・・」
もしかしたら地元のエスパルスの活躍に、あるいは
私達と同じように日本代表の活躍に心を躍らせていた一人
だったのかもしれません。
しかし彼は昨年5月に踏み切り事故で亡くなってしまいました。
享年31歳。

彼の作品には、彼の自画像ともいえる男性が登場しています。
その男性はいつも目がうつろで、いずれの作品にも
彼の心の奥底にある苦しみや、悩みあるいは現代社会への
鋭い批判が溢れていて、がんじがらめになっている現代人の
姿を映しているようです。
現代の牢獄ともいうべき、学校、サラリーマン社会・・・そして
消費社会という危うい現代の病・・
彼はそのような世界を、命を削って描いていたといいます。
その魂の叫びに、共振し、心が震えてしまうのは、
恐らく自分達の姿を、ありのまま鏡の向こうに映し出されているような
気持ちにさせられるからなのかもしれません。
友人の証言の中に、彼はカップラーメンやパスタをまとめ買いを
して食べていて、あとは全て絵の具に費やしていたといいます。
また番組の中で紹介されていた、膨大な彼の創作ノートも
彼の努力する姿を裏打ちしていました。
そしてその創作ノートのところどころに、アルバイト募集の
切り抜きが貼ってありました。
寡黙な彼は、人と話さなくてもよいアルバイトをして生計を
なんとか立てていたようですが、
道路工事の誘導のアルバイト中に、工事のバイトの子が
トラックの下敷きになり死んでしまうという出来事に会ったそうです。
そして言い返さない彼に、あらぬ非難がよせられたというエピソード。
その悲しみをまた絵にして描きあげた作品にもまた衝撃を受けました。
彼は将来、海外で活躍したいと英語の勉強をし始めていたそうです。
そして踏み切り事故で亡くなった、その時の財布の中に
100ドル札が一枚入っていたという・・・
彼はその100ドル札を眺めながら、どんな夢を描いていたのだろう?
世界に羽ばたく大きな夢を見ながら、突然に逝ってしまった
石田徹也という稀有な才能の大いなる遮断・・
もう新しい彼の作品を見ることが出来ないという事実が
実に実に残念でなりません。
空に憧れて
空を翔けてゆく
あの子の命はひこうき雲・・・
現在、静岡の『駿府博物館』で彼の作品展
「”飛べなくなった人”異才・石田徹也 青春の自画像」
が開催されているそうです。
28日(木)までということなので、お近くの方はぜひ
行かれてみてはいかがでしょうか?
来年どこかでまた展覧会をやってもらえないかなあ
と期待しています。
彼の全作品をこの目で見てみたい、
彼の作品と目の前で対峙してみたいと心から思ってしまいました。
昨日はクリスマスイブということもあったからでしょうか・・
どのチャンネルを回しても乾いた薄っぺらな笑い声が
そこらじゅうから聞こえてきました。
そんな中、彼の--石田徹也という画家の
まなざしだけはまっすぐに人間の本当の姿を見つめているような気がしたのです。
『悲しみのキャンバス 石田徹也の世界』を見ました。
以前に一度どこかで彼の絵は見たことがあったのですが、
新日曜美術館の9月の本放送の彼の特集番組は
見逃していましたので、昨日の再放送でやっと見ることができました。
9月の放送後は、大反響があり、彼の遺稿集は現在何版も
重ねていると聞きます。

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去年、31歳の若さで亡くなった石田徹也氏の創作の軌跡をたどる。
静岡県焼津に生まれた石田氏は小学校のころから絵の才能を発揮していた。
武蔵野美術大学のデザイン科に入学後、22歳で毎日広告デザイン賞優秀賞を
受賞するなど、将来を嘱望されながら、早世した。石田氏の作品には、
必ず石田氏自身の自画像と思われる人物が登場する。
しかし、その人物は学校の校舎に閉じ込められたり、便器につかまりながら
流されたりするなど、現代社会が生み出す抑圧感や恐怖など負のイメージを
浮かび上がらせる。
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彼の作品の数々が紹介されるたびに、とても衝撃を受けました。
絵を見て、心をこんなにも揺り動かされたのは久しぶりかもしれません。
そして静岡県の焼津生まれということで
「彼はサッカーが大好きな少年だった・・・」
もしかしたら地元のエスパルスの活躍に、あるいは
私達と同じように日本代表の活躍に心を躍らせていた一人
だったのかもしれません。
しかし彼は昨年5月に踏み切り事故で亡くなってしまいました。
享年31歳。

彼の作品には、彼の自画像ともいえる男性が登場しています。
その男性はいつも目がうつろで、いずれの作品にも
彼の心の奥底にある苦しみや、悩みあるいは現代社会への
鋭い批判が溢れていて、がんじがらめになっている現代人の
姿を映しているようです。
現代の牢獄ともいうべき、学校、サラリーマン社会・・・そして
消費社会という危うい現代の病・・
彼はそのような世界を、命を削って描いていたといいます。
その魂の叫びに、共振し、心が震えてしまうのは、
恐らく自分達の姿を、ありのまま鏡の向こうに映し出されているような
気持ちにさせられるからなのかもしれません。
友人の証言の中に、彼はカップラーメンやパスタをまとめ買いを
して食べていて、あとは全て絵の具に費やしていたといいます。
また番組の中で紹介されていた、膨大な彼の創作ノートも
彼の努力する姿を裏打ちしていました。
そしてその創作ノートのところどころに、アルバイト募集の
切り抜きが貼ってありました。
寡黙な彼は、人と話さなくてもよいアルバイトをして生計を
なんとか立てていたようですが、
道路工事の誘導のアルバイト中に、工事のバイトの子が
トラックの下敷きになり死んでしまうという出来事に会ったそうです。
そして言い返さない彼に、あらぬ非難がよせられたというエピソード。
その悲しみをまた絵にして描きあげた作品にもまた衝撃を受けました。
彼は将来、海外で活躍したいと英語の勉強をし始めていたそうです。
そして踏み切り事故で亡くなった、その時の財布の中に
100ドル札が一枚入っていたという・・・
彼はその100ドル札を眺めながら、どんな夢を描いていたのだろう?
世界に羽ばたく大きな夢を見ながら、突然に逝ってしまった
石田徹也という稀有な才能の大いなる遮断・・
もう新しい彼の作品を見ることが出来ないという事実が
実に実に残念でなりません。
空に憧れて
空を翔けてゆく
あの子の命はひこうき雲・・・
現在、静岡の『駿府博物館』で彼の作品展
「”飛べなくなった人”異才・石田徹也 青春の自画像」
が開催されているそうです。
28日(木)までということなので、お近くの方はぜひ
行かれてみてはいかがでしょうか?
来年どこかでまた展覧会をやってもらえないかなあ
と期待しています。
彼の全作品をこの目で見てみたい、
彼の作品と目の前で対峙してみたいと心から思ってしまいました。
昨日はクリスマスイブということもあったからでしょうか・・
どのチャンネルを回しても乾いた薄っぺらな笑い声が
そこらじゅうから聞こえてきました。
そんな中、彼の--石田徹也という画家の
まなざしだけはまっすぐに人間の本当の姿を見つめているような気がしたのです。
先日、豊田市美術館で行われたヤノベケンジ氏の個展『キンタガルテン』における氏の講演会及びパフォーマンスショーに行ってきました。
美術館に到着したのはAM11:00近くだったのですが、結構お客さんが来ており、ヤノベ氏の人気の高さをうかがわせるものでした。ヤノベケンジ氏はサヴァイヴァルをテーマに鋭い視点から色々なアート作品を発表しておられる方ですが、講演会では今までの作品のコンセプトを自らの言葉で語っていらっしゃって大変楽しい講演会でした。
印象的だったのは、今回の愛知万博でヤノベ氏の作品が飾られるはずだったということ・・。実現していれば、とても楽しいものになっていただろうなあと残念でなりません。
さて圧巻だったのが、その後に展示室1で行われたパフォーマンスショー。
ここには高い天井いっぱいにそびえたつ『ジャイアント・トらやん』が置かれているのですが、なんとこれが火を吹いたんです
いやあ、音楽に合わせてボーッと火炎が吹き出した時はびっくりでした
びっしり入ったお客さんからも拍手喝采でした


美術館の中で火を吐かせるなんてさすがヤノベ氏です。
その後、サイン会があったのですが、ヤノベ氏はとても気さくで自然体な方で少しもアーティストだからといって気取っていることもなく、おしゃべりの方も「さすが大阪人の血入ってるなあ~」というしゃべりでした。
ただ、美術品を鑑賞するのも良いけれど、こんな風に作品を作者と共に見て、体験できるというのは、また違った意味で貴重なことでした。
一日アートに浸って、自分自身も何か触発されたような気がしました。
美術館に到着したのはAM11:00近くだったのですが、結構お客さんが来ており、ヤノベ氏の人気の高さをうかがわせるものでした。ヤノベケンジ氏はサヴァイヴァルをテーマに鋭い視点から色々なアート作品を発表しておられる方ですが、講演会では今までの作品のコンセプトを自らの言葉で語っていらっしゃって大変楽しい講演会でした。
印象的だったのは、今回の愛知万博でヤノベ氏の作品が飾られるはずだったということ・・。実現していれば、とても楽しいものになっていただろうなあと残念でなりません。
さて圧巻だったのが、その後に展示室1で行われたパフォーマンスショー。
ここには高い天井いっぱいにそびえたつ『ジャイアント・トらやん』が置かれているのですが、なんとこれが火を吹いたんです

いやあ、音楽に合わせてボーッと火炎が吹き出した時はびっくりでした

びっしり入ったお客さんからも拍手喝采でした



美術館の中で火を吐かせるなんてさすがヤノベ氏です。
その後、サイン会があったのですが、ヤノベ氏はとても気さくで自然体な方で少しもアーティストだからといって気取っていることもなく、おしゃべりの方も「さすが大阪人の血入ってるなあ~」というしゃべりでした。

ただ、美術品を鑑賞するのも良いけれど、こんな風に作品を作者と共に見て、体験できるというのは、また違った意味で貴重なことでした。
一日アートに浸って、自分自身も何か触発されたような気がしました。







