あと一ついいですか?

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何故、エレベーターの中では階数表示を見てしまうのか?

2010-01-26 23:07:09 | コミュニケーションラボ
狭いエレベーターで知らない人と乗り合わせ
なんとなく気詰まりで、階数表示板をじっと見てしまう

電車の座席では、端から座り、人と離れるように座る
満員電車の場合、なんとなく居心地が悪くなったり…

こんな経験はありませんか?


それは、相手が自分に近づくことを許せる、自分の周囲の空間 “パーソナルスペース”があるからなんです。

ここに他人が侵入してくると、人は不快感や嫌悪感を感じてしまいます
防衛本能が働いている状態なんですね。

しかし、逆に親しい相手や好意を寄せている相手であれば、容易に受け入れることが出来ます。



アメリカの文化人類学者。エドワード・ホール(Edward Hall)は
相手との関係と距離感を以下の4つに分類しました。

4つの距離帯

1・密接距離(intimate distance) :0cm~45cm
・身体に容易に触れることが出来る距離
・家族、恋人など、ごく親しい人がこの距離にいることは許されるが
それ以外の人がこの距離に近づくと不快感を伴う


2・固体距離(personal distance) :45cm~120cm
・二人が共に手を伸ばせば相手に届く距離
・友人同士の個人的な会話では、この程度の距離がとられる


3・社会距離(social distance) :120cm~350cm
・身体に触れることは出来ない距離
・あらたまった場や業務上上司と接するときにとられる距離


4・公衆距離(public distance) :350cm以上
・講演会や公式な場での対面のときにとられる距離


エレベーター中で階数表示を見つめてしまうのは
その居心地の悪さを別のものに集中することで緩和させているんですね。

満員電車で意味もなく広告を見てしまうものそうです。


この距離感は、文化差・男女差・おかれている状況によっても変わってきて
一般に、女性は男性よりもパーソナルスペースは狭いとされています。


心理学者の渋谷昌三氏は
男性は空間が狭くなると攻撃的になり
女性は協力的で友好的になる傾向があると言っています。

なので、彼氏がいらいらしてきたら、開放感のある空間に
連れ出すと、不快感が解消されるかもしれません!?(笑)

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入ってはいけない

2010-01-22 05:45:46 | コミュニケーションラボ
ちょっとブレイクタイムです (#^.^#)


グリム童話の青髭と言うお話をご存じでしょうか?

ある金持ちの男は、青い髭を生やしたその風貌から「青髭」と呼ばれ、恐れられていた。

青髭はある兄妹の美人の妹に求婚し、その妹と結婚することになった。

あるとき青髭は、新妻に鍵束を渡し
「どこにでも入っていいが、この鍵束の中で金の鍵の部屋だけは絶対に入ってはいけない」
と言いつけて外出していった。

しかし、新妻は「その金の鍵の部屋」を開け、その中にある青髭の先妻の死体を見つけてしまう。

新妻は青髭によって殺害されそうになるが
間一髪で駆けつけた兄二人によって、青髭は倒され
新妻は青髭の遺産を手に入れて金持ちになった。

ウィキペディア(Wikipedia)より



このように、入ってはいけない、見てはいけないと禁止されると
逆に欲求が強くなることを「カリギュラ効果」と言います。

ローマ皇帝カリグラをモデルにした話が映画化(題名はカリギュラ)され
そのあまりの過激さに、アメリカ一部地域で公開禁止になってしまいました。

ところが、禁止された地域の住民が、禁止になっていない
別の州に出かけてまで見ようとする者が続出します。

そこからきた言葉です。



さて、ここから実験をしてみましょう(^0_0^)


マーターズ

http://www.kingrecords.co.jp/martyrs/

『 従来のホラー、スプラッター、トーチャー映画全てが
まるで幼児向けの教材に思えてしまう程のおぞましい感覚 』


思わず目を塞いでしまうほどの鬼畜な映画で

恐怖映画と言うより、不快感、嫌悪感が蔓延し、見るには相当な覚悟がいる映画です。

この映画は見ない事をお薦めします。






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若い女性と水夫

2010-01-18 10:15:43 | コミュニケーションラボ
これはコミュニケーションのワークショップ(体験型講座)等でよく使用する心理テストです。
正解はありませんし、望ましい答えもありません。
グループでディスカッションするといろいろな発見や気付きがあります!( たぶん (^^ゞ )



船が難破します。
二隻の救命ボートに5人が乗る事ができました。
一隻のボートに老人、水夫、若い女性
もう一隻に、若い女性の婚約者・その親友がそれぞれ乗り合わせます。

若い女性と婚約者の船がはぐれ、女性は島に漂着。ボートは破損してしまいます。
女性は婚約者に会いたい一心で島中を探しますが発見できず、遠くに小さく島があることを見つけます。
そこで破損したボートの修理を水夫にお願いしますが、水夫は代わりに身体を要求してきます。

悩む女性は老人に相談し、老人は「何があなたにとって正しいのか、あるいは何が間違っているのか
私は言うことができません。あなたの心にきいて、それに従いなさい」と言うだけです。
彼女は悩み苦しんだ挙げ句、結局水夫の言う通りにします。

翌朝、水夫はボートを修理して彼女をその島に連れて行きます。

フィアンセの姿を遠くから見つけた彼女は、浜辺に着くや遅しとボートから飛び出し
そこにいるフィアンセの腕に抱かれます。
フィアンセのあたたかい腕の中で彼女は昨夜のことを話そうかどうか迷いましたが
結局思い切って打ち明けることにしました。

それを聞いたフィアンセは怒り狂い
彼女に「もう二度と顔を見たくない!」と叫びながら走り去ってしまいます。
泣きながら彼女はひとり浜辺に降りていきました。

彼女を見たフィアンセの親友は彼女のところに行き
肩に手をかけて「君たち二人がケンカをしたことは僕にもよく分かる。
フィアンセに話をしてあげよう。それでしばらくの間、私があなたの世話をしてあげよう」と言います。


さて、この物語の中で、あなたが共感を覚える順番に並べて下さい。
(若しくは、嫌いな順番に並べて下さい)


順番はさておき、ワークショップをする時に大事な事は、その選んだ理由にあります。
“何故そうなのか?”

例えば“この若い女性のバイタリティ、決断力って魅力的ですね” な方も居れば
“彼女の行動は、その場しのぎの考え方が理解できないのと
同性としてフィアンセの気持ちを考える余裕がないところが嫌いです”
な方もいらっしゃいます。

大事なのは考え方を共有することや、相手の価値観を尊重することで
自分の考えを押し付けるものではありません。

年齢、性別によっても答えの傾向は異なり、なかなか興味をそそられます。



因みに、うちの職場の場合、ほとんどが同じ考え方でまとまり
(それも珍しいと思いますが)
私だけが全く違う理由、順番でした(-"-)
実は、内心、ちょっと焦った私でした(笑)


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