古家を購入、リフォームして約70年が経過した住宅です。
家も百年近く経過すると、いろんな箇所で不具合が出てきます。メンテナンスが必要です。
玄関の戸が経年変化と強風のため、杉板がはがれてしまいました。

戸の取り替えを考えましたが、結構な費用がかかります。そこで枠はそのままで、中の杉板の張替を建具屋さんにお願いしました。

枠はしっかりしていたので、これで十分かなと思います。
また、外壁の焼き板と船板塀が経年変化でそりと隙間がひどくなっていました。そこで、板の張り替え工事をおこないました。

板を外し、いたんだ部分の桟を取り替え、左官で補修、透湿・防水紙を貼り土壁を保護、そのうえに杉焼板を真鍮の釘で留めていきます。

昔の焼板は、職人がバーナーで焼いていたようですが、昨今では、加工技術の向上により様々な色をした焼杉板が販売されるようになりました。使用した杉板は焼き杉をブラシ仕上げの上に塗装を施したもので、色落ちをしやすかったブラシ仕上げの欠点を解消した商品です。
人間の身体と同じように、メンテナンスが必要で、なんだか若返りました。
これからもメンテナンスしながら、100年も200年も長生きしてもらいたいものです。 文/新井律子
DATA:
・工事場所 泉佐野市
・工事内容 門戸・板張り工事
・工事金額 ¥457,000
・施主の年代 90才代
・工事担当
宏聞建設工業(株) 中澤弘一 http://www.koubun.co.jp
家も百年近く経過すると、いろんな箇所で不具合が出てきます。メンテナンスが必要です。
玄関の戸が経年変化と強風のため、杉板がはがれてしまいました。


戸の取り替えを考えましたが、結構な費用がかかります。そこで枠はそのままで、中の杉板の張替を建具屋さんにお願いしました。


枠はしっかりしていたので、これで十分かなと思います。
また、外壁の焼き板と船板塀が経年変化でそりと隙間がひどくなっていました。そこで、板の張り替え工事をおこないました。



板を外し、いたんだ部分の桟を取り替え、左官で補修、透湿・防水紙を貼り土壁を保護、そのうえに杉焼板を真鍮の釘で留めていきます。




昔の焼板は、職人がバーナーで焼いていたようですが、昨今では、加工技術の向上により様々な色をした焼杉板が販売されるようになりました。使用した杉板は焼き杉をブラシ仕上げの上に塗装を施したもので、色落ちをしやすかったブラシ仕上げの欠点を解消した商品です。


人間の身体と同じように、メンテナンスが必要で、なんだか若返りました。
これからもメンテナンスしながら、100年も200年も長生きしてもらいたいものです。 文/新井律子
DATA:
・工事場所 泉佐野市
・工事内容 門戸・板張り工事
・工事金額 ¥457,000
・施主の年代 90才代
・工事担当
