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12月も半ばに入り得意先の現場が毎日変わり、年末の手入れも最盛期に入っています。11月末から12月に入ると庭の落ち葉が美しく紅葉し始めます。あまりに美しかったので、剪定をする前に写真を撮りました。

写真-1
≪写真-1≫を見てもわかるように、同じモミジ紅葉も木々によって紅葉の色の違いがみられます。日当たりや風通しなどの条件の違いによって変わると思われます。モミジは樹冠の方が先に紅葉するようです。シダレモミジは早くも落葉しています。

写真-2
≪写真-2≫は、色々な樹種の紅葉です。樹種によって紅葉の色が異なっています。八重桜、ヤマボウシ、ロウバイ、白ヤマブキなどが写真です。
 
季節の植物
 冬に入ると、春、夏、冬と比べると花の咲く種類は少なくないですが、冬は冬なりの花が見られます。

写真-3

写真-4

写真-5
≪写真-3.4.5≫ 生垣に咲いたサザンカ(ツバキ科)です。めったに野生のサザンカは見ることはありませんが、暖かな地方の山地に生えています。市販されているのは品種改良され、色々な形や花色があります。花の時期は10月半ばから品種によっては2月まで開花しています。

写真-6
≪写真-6≫は、鮮やかな赤色のヤブツバキ(ツバキ科)です。海岸近くの山地に多く自生しています。また暖地の山地にも生えています。庭木としては古くから用いられています。常緑の濃い緑の葉で、庭の中に存在感を発揮します。雑木主体の庭でも椿や他の常緑樹はなくてはならない植木です。

写真-7
≪写真-7≫は、茶の木の花です。12世紀頃、中国から栄西禅師が持ち込んだと言われていますが、その後日本で広まりました。当地、宇治、では山の中に自生しているのが見られます。秋から12月末まで、白く小さな花を見ることができます。私どもは庭の根締めの木として植栽することがあります。一般的にはあまり用いられませんが、面白い植木だと思います。

写真-8
≪写真-8≫は、白い侘助椿(ツバキ科)です。ツバキと茶の木の中間的な存在です。園芸的に改良されたものと思われます。花色は赤色もあります。茶道での茶花として用いられます。筒型の花の形でかわいらしい感じがします。

写真-9
≪写真-9≫は、赤い実のついたソヨゴ(モチノキ科)です。6月頃に白い小さな目立たない花を白い花をつけます。秋の終わり頃から実が赤くなり始め、目立つようになります。雑木の庭をよくマッチする常緑の木です。ある時ソヨゴの大木を手入れしていて風が吹き、梢がカサコソと乾いた音を立てました。ソヨゴの名は梢の風音の“そよぐ”から名付けられたのではないかと思ったほどです。

写真-10
≪写真-10≫は、白ヤマブキ(サクラ科)の実です。秋になり白ヤマブキは黄葉して黒い実を見せます。5月に枝先に白い花を1個つけます。黄色い花のヤマブキは花数が多くにぎやかな感じがしますが、白ヤマブキは落ち着いて清楚な感じがします。

 次の3枚の写真は、春を待つ樹木の花のつぼみです。花の時期に花の写真をご紹介します。
写真-11
≪写真-11≫は、ロウバイ(ロウバイ科)の花のつぼみです。
写真-12
≪写真-12≫は、アセビ(ツツジ科)の花のつぼみです。
写真-13
≪写真\13≫は、キブシ(キブシ科)の花のつぼみです。

写真-14
最後に≪写真-14≫は、当地の近所で見かけた柿の実の実った里山の景色です。落葉して実だけが枝に残り秋の深まりを感じさせます。
写真・文/ 江夏大三郎

パートナー
江夏泰治郎/江夏庭苑事務所
http://www.enatsuteien.jp/ega/top.html




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秋も深まり植木の選定作業で大忙しです。庭園管理は季節によって変わります。植木の成長がある程度止まる8月中旬から植木の剪定作業は年末まで続きます。特に秋に入ってからは、新年をきれいなお庭で迎えたいとの施主様のお気持で大忙しになります。伝統的な松の手入れや雑木の庭など様々行います。
 写真-1
≪写真-1≫は、手入れされた黒松です。葉で幹も見えなかったのが剪定され、一芽一芽去年の葉と今年の葉をある程度取り除いてすっきりしました。髪と髭がボウボウの男性が床屋に行って、男前になって変身したみたいです。松の形と大きさを維持するには大変な注意が必要です。
 写真-2
≪写真-2≫は、剪定作業が終わった雑木の庭です。落葉樹は色付き始めています。12月半ば頃には葉を落とし枯木立となり少し淋しい感じですが、明るい庭になります。部屋に日光が差し込むようになります。植物の気象コントロールの一つと言えます。
 
季節の植物
 写真-3
≪写真-3≫は、石仏の脇に咲いたツワブキ(キク科)の花です。フキと違って常緑でよく庭の下草として植えられます。天気の良い日には、ミツバチ、アブ、蝶などが来て蜜を吸って行きます。西日本、特に九州ではフキのように茎を料理して佃煮にしていただきます。
 写真-4
≪写真-4≫は、色付き始めたナンテン(メギ科)の実です。よく庭に植えられる木の一つです。厄除けと鬼門の木としてヒイラギと同様よく植えられます。実ったと思ってお正月の生花の材料として大切にしていたのに、小鳥に全部食べられてがっかりした、という話をよく聞きます。特にヒヨドリが食べに来ます。この対処法としては、少し風情がなくなりますが、実の房全体をビニールの袋や小さいネットでカバーすることくらいです。
 写真-5
≪写真-5≫は、鮮やかなムラサキシキブ(クマツラ科)の実です。山野によく自生しています。庭にも植えます。6、7月頃に小さな紫色の花をつけます。夏の間はあまり目立たない木ですが、紅葉と共に印象的な紫色の実で存在感を表します。
 写真-6
≪写真-6≫は、赤く実の裂けたマユミ(ニシキギ科)の実です。山野でたまに見ることがあります。庭木としても使います。5、6月に白色の小さな花をつけます。花は蜜が多く、よくハチやアブが飛んできます。時にはスズメバチも見られます。紅葉はあまり鮮やかではありませんが、花枝が長く、垂れ下がった赤い実はとても印象的です。
写真・文/ 江夏大三郎

パートナー
江夏泰治郎/江夏庭苑事務所

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