代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

稲田朋美氏の発言に初めて共感を覚えた件

2020年09月24日 | 政治経済(日本)
 稲田朋美議員の発言にはじめて共感を覚えた。女性候補の「クォータ制」の導入を訴えてきた稲田氏は、菅内閣が女性閣僚を2人しか入閣させなかったことについて抗議し、「あまり響いていなかったんだなぁ、と残念に思う」と語り、そもそも自民党の地方組織では「政治は男性の仕事だという認識があり、自民党が強いとされている地域では、特にそれが強い。女性が自民党で公認を得るのは困難だ」と党批判を展開したという。
 さらには「日本の民主主義をもっと充実するとか、そういった危機感をまず自民党が持つことから、女性総理の道が開いていくと感じている」と結んでいる。

 以下の記事。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/76e8214e9d674e7eecd6ccff3e60a7b40b1ad069
 
 驚いた。稲田氏の口から「日本の民主主義の充実」とか、自民党が強い地域ほど男権主義的傾向があるといった発言が出るとは思わなかった。
 稲田氏以下、日本会議に所属する改憲派議員たちは、日本国憲法から「国民主権」を消し去るのが目標なのではなかったのか? 稲田氏は、明治憲法体制を理想としているではなかったか? 明治が理想なら、女性に参政権などあってはいけないのではないか?

 稲田氏がこう考えるのであれば、日本会議から脱会すべきではないだろうか?

 稲田氏は、男権主義者たちの価値観に迎合して、自分の価値観を男性化させることにより、男たちから認められる存在になって、女性の地位向上を計ろうという二段階作戦だったのだろうか。もしそうなのだとしたら、その作戦は誤っている。
 好戦的な男権主義者たちの価値観に迎合してしまった時点で、男のしもべでしかないのだから、女性であることの意味などなくなっている。
 もし本心を隠した上で、彼らに気に入られたうえで女性の地位向上を計ろうという作戦だったとしたら、初めから失敗は目に見えている。カミングアウトして女性の権利の向上を訴えた時点で、はしごを外されるだけだ。黙って右翼の男たちの方針についていくという都合の良い女である限りにおいて、男たちは稲田氏の利用価値を認めていただけなのだから。
 女性の価値観を前面に出し、男権主義者たちと闘うことを通して、女性議員としての価値が出るのではないか。
 ぜひ稲田氏には、男権主義者たちと袂を分かって、女性議員として自立して欲しいものである
 

 
 
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